さてさて。最近コムロは『ダーツ』なんてものにドップリハマっております。近所の雑貨屋さんに、たまたまダーツ台が置いてあったんですね。それでやってみたらこれがまた面白くて。今まで身体を動かさないスポーツってやったことなかったんだけど、身体を動かさない分精神を使う！　これがまたヨイのです、ハイ。読んでもらってる女の子達の中にも「アタシもやってるよ～」って人もいるんじゃないかな。構えて、狙った的に3本投げるだけ。単純で力もいらないので女の子でも簡単に出来るゲームだし、デートにも使えるしね(^_-）-☆

　しかし。一応スポーツなわけで。基本的には点数を競うゲームなわけです。

　一緒にはじめた連れが、私よりも全然上手くなっちゃうと、こっちはカリカリしちゃうんですよ。

　「なんで私より上手くなってんの、コイツ」

とか思っちゃったりして。そうするともう狙った的に刺さらないんですなぁ～。パチンコとかスロットと同じ。一緒に行って一人勝ちされちゃったような気分。相手は気分がいいけど、こっちにしてみればゴッツ気分悪いっつーの。

　行きつけの店の大会にも出てみたりして、「誰かと競う」ダーツはよくやっているのですが、思うところ、結局は「対自分」なスポーツなのだな、と。

　どれだけコンセントレーションを維持出来るか。緊張をほぐすのも自分の方法だし、集中するのも人それぞれやりかたがあるよね。深呼吸して整える人もいれば、ジャンプしてみたり目をつぶってみたり。それって他人のことなんて関係ないじゃん。自分自身との戦いっつうか。

　人って、どうしたって誰かと共存しなくちゃ生きていけない。一人で生きていける人間なんていやしない。他人のスキルや経験を認められるスナオでヨイコならいいけど、結構それって難しくない？　知らず知らずの間に誰かをライバル視していることもある。認めたくない他人もいる。いつしか生きることが「競争」になってる。もちろんそれで自分を引き上げていく人もいるよ。それが頑張る糧になるから。

　でも、最近思うんですわ。そういうのって疲れちゃうなぁって。常に誰か=ライバルや敵視している相手を意識しているのってかなりの重労働だよね。

　仕事柄、お客さんやファンの方を惹きつけなくちゃならない。そうじゃないと仕事にならないから。自分を魅せる、自分を売る仕事。武器は、自分自身。他人がどうあろうと、何を言われようと「あたしはこう！」っていうものでお客さんやファンを獲得していく。それって行き着くところ「対自分」だよね。問題は他人じゃない。敵もライバルも、結局は自分自身。でもさ、負けないのは簡単なこと。相手にとって魅力的な自分でいればいいだけの話。魅力的な自分？　それは自分にしかないもの、自分の取り得となるものをしっかりと把握して、相手に提示すればいいだけ。そうすることによって自然と人はついてくるものだと思うから。……自分の魅力を自身で探すってのも、なかなか大変なことだけどね。

　私も業界に入って10年目に入ろうとしています。年齢も状況も環境も、様々なことが変わって。「自分ってなんだろう。自分はどうあるべき？」と考える、そんな時期に差し掛かっているのかな。こんなことを考えるようになったのは。

　さて、むずかし～ことを書いてしまったし。気分転換にダーツでもしてこようかな(笑）。

　ほな、また来月ですっ。（^-^ゝ