- 風俗求人てぃんくる >
- コンテンツ >
- オトナの世界におじゃまします。 世界進出 >
- 第4回 まりか、清純派→ぶっちぎり痴女になる!?
こんにちは。まりかです! 「ぶっちぎり清純派アイドル≒世界を股にかけるハードコア女王」なんて奇妙な肩書きで、日本だけでなく世界の女優として、海外でも頑張り中☆ アダルト業界で“オンリーワンの地位”を目指し、ぶっちぎりに攻め続けます!
vol.04 まりか、清純派→ぶっちぎり痴女になる!?
お店の中にEROTICAさんの棚ができあがっていくのが、すごくうれしくて、楽しかったな。
こんにちは。
「ぶっちぎり清純派アイドルまりか≒世界を股にかけるハードコア女王」4回目の連載です。
まりかって誰だよー?
って思っている方は、前回のコラムをクリッククリック!!
* * * * * *
前回までの連載を読んでくださった方はおわかりかと思いますが、SODクリエイトさんとの専属契約を更新されなかったまりか。
ショックというか・・・もはや、壮絶な裏切りだと思いました。
やっぱり、AVの世界の大人は信じられないってね!(笑)
だって・・・家族みたいに、いつも温かくまわりにいてくれたメンバー。
やっとVTRにも慣れてきて、AVに対する心の壁が取れて、もっともっと真剣にぶつかり合って、これから共に歩んでいきたかったメンバー。
そんなメンバーに、ある日いきなり「今回の契約で終わりね」と、告げられたのです。
この時まりかは「専属単体」(=1ヵ月に1本ずつSODさんからVTRをリリースさせていただく)という契約でした。
VTRは毎月1本だけの撮影ですが、ほかにもサイン会や、SODの専属だからもらえた、映画やグラビア、テレビのお仕事があるので、メーカーさんとはほぼ毎日、密に連絡を取り合っていました。
お泊まりで地方のお仕事に行くときも、事務所のマネージャーではなく、SODの担当プロデューサーと一緒に行ったりするのです。
時には厳しく・・・時には楽しく・・・。
苦楽を共に、いろいろなお仕事をしてきたSODスタッフさんは、本当に家族のような存在でした。
でも、契約更新なし!
今はもう、業界の傾向が変わってきているみたいですが、それまでの専属女優って「契約更新なし」なんてことはなかったみたい。
しかも、芸能人という肩書きがブームだったちょうどその時に、まりかだって同じ肩書でデビューしているわけで・・・。
まりかより少し先にデビューしていた、同じ肩書のお友達女優さんたちはみんな、テレビに出て、アイドル活動をしたりしてて。
「契約更新なし」なんて言葉とは縁遠そうで、平和で、すごく楽しそうなのに・・・。
「何で自分だけ??」って思いましたね。
今思えばこの時は、まわりがよく見えていなかったからそう感じていたのかも。
そもそも、そんなに「安定」したお仕事ではないので、アイドル活動しているお友達だって、心の中ではいろいろと不安もあったのかも・・・。
そんな時ある日。
「まりかちゃん。ジャパンホームビデオさんっていう老舗メーカーさんの、『EROTICA(エロチカ)』っていう新レーベルがあるんだけど、そこの立ち上げ女優になってみない?」
「・・・???」
(立ち上げ女優なんて言葉、聞いた事ないし・・・)
実はまりか。
SODさんとの契約が終わりだという事を受け止めた後も、テレビ番組に出たりする、ほかのアイドル系メーカーに行く事が当たり前だと思っていたのです。
まわりには、芸能人からVTRデビューしたお友達ばかりだったから、アイドル的な芸能活動をしているAVメーカーさんしか知らなくて・・・。
そんなウワベだけの知識しかなかったまりかは、「これは自分が思い描いていた『アイドル(芸能)活動もできる(デビュー前に想像していた)女優』とは、ちょっと違うぞ・・・」って思っちゃって。
でも。
なのにまりかの場合、SODさんが「会社の方針で契約終了が決まってしまったんですが、うちのメーカーで頑張ってくれたまりかを使ってください!」って、EROTICAさんに話をつけてくださったみたいなのです。
しかも「まりかは人見知りで、最初は慣れなくて大変だと思うので、ウチらSODのスタッフも撮影の応援に行っていいですか?」なんて聞いてくれて・・・。
さらには、それを温かく受け止めてくださったジャパンホームビデオさん。
つまり・・・。
EROTICAさんの看板作品ジャケット。
『まりかといく! 混浴露天バスツアー』
「『EROTICA』の専属女優になる!」
↑これって、めちゃくちゃすごい事だったみたい。
その上、ライバル会社2社が協力して、移籍の記者会見を開いてくださったり・・・と、EROTICAさんにもSODさんにも、本当に感謝!
そんなこんなで、気分新たにEROTICAさんに移籍し、お仕事をスタートし始めたまりか。
新レーベル立ち上げ専属女優兼、広報も任せていただき、いろいろな地方のお店におじゃましたり、宣伝番組にも出演させていただける事に!
しかし!
ここでも苦労がありました。
ジャパンホームビデオさんといえば、業界の老舗中の老舗。
SODさんとはまた違う、会社の方針があるのです。
そんなわけで、メーカーさんのカラーに合わせて、まりかもゼロからのスタートとなりました。
この時まだデビューして1年生。
なのに、移籍先では後輩ができて、合同撮影では「リードして、まりかちゃん!」なんて言われる始末。
この業界は回転が早いので「専属契約2社目」なんていったら、まだまだ何もできなくても、甘えられない立場になるのです。
あわわわわ。
どうしよう・・・。
もちろん、メインのお仕事であるVTRの撮影現場でも、壁にぶち当たりました。
今までSODさんでは、いつも同じ監督、スタッフさん、メイクさんに撮影してもらっていたんです。
でもそれってやっぱり、作品のカラーが偏っちゃうし、同じ監督に連続・・・って、業界でもかなり稀みたいで。
「ゼロから育ててもらう」という意味では、すごく良い環境だったと思うけど、裏を返せば、ほかの監督の作品づくりの現場を知らないってこと。
つまり、移籍して大手メーカー2社目専属で順風満帆に見えるけど、ある意味「新人」に戻っちゃったわけです。
EROTICAさんの作品コンセプトは「見たい! 出たい! 作りたい!」
ファンの方も一緒に企画・出演して、ゼロからみんなで作品をつくり上げていくという、表現者としてすごく楽しそうな言葉。
・・・楽しそうだけど、今まで学んだメーカーの作風と、まったく違ったのです。
でもって、臨機応変に対応できるエッチのスペックや頭の柔らかさが、その時のまりかにはまだなくて・・・。
監督:「カット!」
まりか:「今のシーン、あれで大丈夫ですか?」
監督:「まりかちゃんがあれが良いと思ったから、ああいうふうにしたんでしょ? まりかちゃんの作品なんだからね」
って感じで。
今までの監督だったら、1つずつ、顔の角度もダメ出ししてくれてたのに・・・。
ほかにも、
監督:「まりかの今までの作品見たけど、アイドル売りか、M売りだよね。でも本当のお前は、男をイヤらしく攻めるほうだから、次回作品は痴女でいこう」
・・・と、監督によって、まったく撮影の方針が違うんです。
↑これ、今ではすごく仲良くしていただいている二村ヒトシ監督の言葉なんですが、いきなりすごい形相で、次回作の面接で言われて。
痴女なんてやった事ないし、セクシーなお姉さまのジャンルだと思っていたから、もう泣きそうでした(笑)。
初めての体当たり痴女作品『待ちぶせしてしゃぶって合体!』。何てダイレクトなタイトル(笑)。
でも、楽しかったなー。
そうこうしているうちにだんだん慣れてきて、EROTICAさんでのお仕事が、すごく楽しくなってきました。
でもその反面、新人としての甘えは許してもらえない時期。
毎回違うことを求められ、言われ、どの言葉を信じればいいのか?正解がわからなくなってしまって・・・。
エッチに対するポテンシャルも元々高くなく、プライベートでは「電気消して」とか言っちゃうくらいだったまりかは、すごく悩みました。
そんな時でした。
EROTICAさんのプロデューサーさんが言ってくれたんです。
「どんどんNG解禁しろ!ってわけじゃないけど、やらず嫌いもよくない。あと、女優の仕事って、毎回違う監督のカラーに染まる事でもあるんじゃないかな?」
この時期があったからこそ、今のまりかに繋がるんです!
こうして、まわりの皆さんのおかげで、壁を一歩づつ乗り越え、少しずつ強くなっていったまりか。
しかしまたしても、EROTICAさんという「大切な2つ目の心の故郷」を卒業する時期が訪れました。
さぁ、次はどうしよう?
2010年秋の事かあ・・・。
つづく。
まりか / MARICA HASE
1984年10月29日生まれ、東京都出身。A型。グラドルとして芸能界デビュー後、2009年、第1回SODstarシンデレラオーディションで、『女子が選ぶてぃんくる賞』を受賞し、SOD専属女優としてAVデビュー。数々のメーカーとの専属契約・移籍を経て、「新世代ハードコア女王」と呼ばれるまでに。2012年、満を持して全米デビュー。
☆オフィシャルBlog
まりかの『ぶっちぎり清純派』
[所属プロダクション]
マリアリップ
TEL:03(5405)2064