酒井あゆみのお任せ!姐の部屋
vol.4
ファッションヘルスからソープランドまで、風俗のありとあらゆる業種を経験。現在は「風俗系文学作家」として活躍中の酒井あゆみさんが、自らの経験を活かし、悩めるてぃんくら~からの質問にお答えします。誰にも相談できなくて苦しんでいるなら、ここでスッキリしちゃいましょう!
Q1
 あなたも薄々は気付いていると思うけど、男の人って追われると逃げるでしょう?
 最近の男性って、疲れきってるから戦闘態勢になってる女のコが苦手なんだと思うのね。あなたのケースも「指名取らなくちゃ!」って、やっきになってるのが相手に伝わっちゃってるんじゃないかな? 違う言い方をするなら、少し一生懸命になりすぎてるんじゃないのかな? と思う。
 私も指名が全然取れなくて、すっごく悩んだ時期があった。店が終わった後に店長に頼んでマンツーマンで他の女の子にはない新しいサービスを研究したりもして努力してたつもりだったの。でも指名は全然伸びなかった。だから、もうそこからは開き直り(笑)。サービスは決まったことしかしないで、あとはお客様をずっと観察してた。顔の表情を見て「ああ、今は話がしたいんだな?」とかね。
 それからは、少しずつだけど指名も増えたし、何より自分がラクになれた。風俗ってサービスも大切だけど「癒し」も重要なキーワードだと思うから。決して手抜きをしろってわけじゃない。あなたも少し気をラクに持って、自然体で接客してみたらどうかな?
Q2
 ゲッ! 困ったな……もう、最初に謝っちゃおう。スミマセン…。私はどうやら、そういうのに向いてなかった女なんですわ(笑)。契約愛人みたいなこともしてたけど、うまくできなかったのね。私も甘え方がわからなかったのかも。
 あなたには、この御時世に「パパ」を作れる才能があるのだから、そのままのあなたでいればそのうちパパが察してるんじゃない? 女性がガツガツとおねだりするのを好まない男性もいるしね。 
 ひとつ注意してほしいことがあるの。もし、そのパパが「お店のお客さん」だったとしたら大きなリスクを背負うことを忘れないで。「パパ」(愛人)と「直ビキ」の境目も微妙だけど、お店を通さないでお客さんと会うって結構大変よ。プライベートとの境界が曖昧になったりしてどっぷりになっちゃう場合が多いし、別れる時に大モメになることも多いから。
 「パパ」を持つなら、自分に強い意思が必要。これだけは言えるかな。
酒井あゆみプロフィール
酒井あゆみプロフィール
『眠らない女』(幻冬舎)などの代表作をもつ作家。95年、自身の風俗&AV体験を綴った著作『東京・夜の駆け込み寺』でデビュー後、ジャンルを問わず執筆活動を展開中。9月公開の映画『トウキョー・ノワール』にも監修として参加中。観てね!
http://home9.highway.ne.jp/ayumi-s/

 

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