酒井あゆみのお任せ姐の部屋〜風俗系文学作家酒井あゆみがあなたのお悩みにお答えします！〜第５回|風俗求人てぃんくる

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ファッションヘルスからソープランドまで、風俗のありとあらゆる業種を経験。現在は「風俗系文学作家」として活躍中の酒井あゆみさんが、自らの経験を活かし、悩めるてぃんくら～からの質問にお答えします。誰にも相談できなくて苦しんでいるなら、ここでスッキリしちゃいましょう！

　店長とかスタッフと女のコとの恋愛って、普通は禁止されているところが多いよね。でも、その裏で多くの恋模様が渦巻いているのも事実でしょ（笑）？個人的には告白しちゃってもいいと思うな。結果がどうあれ、告白しないで未練が残るのって嫌じゃん？
　相手が店長だって関係ないと思うよ。肩書きが店長なだけで、男の人なんだから。実際、私の友達でも働いてた当時の店長と結婚したコも何人かいるしね。子供もいて、幸せそうだよ。告白して、もし良い方向にいったなら彼に「他の店で働いた方がいいかな？」と相談してみましょう。同じ店で働く方が安心する人と、そうでないタイプに別れるからね。もし同じ店のままなら、周りには絶対にバレないようにしたほうがいいね。女同士のやっかみも面倒だし、彼も仕事がやりずらいと思うし。でもさ、女として一番言って欲しいのは「お前はすぐに店を辞めろ」みたいなセリフかもね（笑）。でも、現実は「セカチュー」みたいには上手くいかないものよねぇ…。

　最初に確認しておきたいのは「あなたが風俗で働く目的は何だったの？」っていうこと。それなりの決心を持って入った世界だと思いますが、目的が達成されたり、目的を見失ってしまったのだとしたら早めに身を引くのが正解。ストレスだけを感じながら、日々ズルズルと続けていたのでは典型的な悪循環コースをたどってしまいますよ。
　様々な事情で、ストレスと闘いながら仕事を続けていくしかない人もいると思いますが、そういう人には上手な「ガス抜き」の方法を覚えてほしい。趣味を持ったり、友達との買い物だったり、夜の街に繰り出してカラオケしたり、たまにはホスト体験もいいんじゃない？　遊びと仕事のメリハリをつけて気持ちを切り替えるのが一番！
　そうすることによって「目標のために風俗で働いているんだ」という意識が自然に身につき、まっすぐにその目的の方向に向かう気持ちになれることでしょう。
　全員が皆、気の合うお客様ばかりじゃないし、お客様すべてに感情を入れてたら身体がもちません。仕事とはいえ、対人間なんだから好き嫌いが出るのは仕方ないこと。目の前のお客様に対する気持ちの切り替えはなかなか難しいけど、それは仕事（報酬をもらうこと）に対する義務です。甘えてばかりではどんな仕事をしてもダメですよ。

『眠らない女』（幻冬舎）などの代表作をもつ作家。95年、自身の風俗＆ＡＶ体験を綴った著作『東京・夜の駆け込み寺』でデビュー後、ジャンルを問わず執筆活動を展開中。9月公開の映画『トウキョー・ノワール』にも監修として参加中。観てね！
http://home9.highway.ne.jp/ayumi-s/

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