（この号が出る頃には、余韻は冷めているかも知れないが）マイケル・ジャクソンが天に召された。

♪『I'll Be There』を聴いて涙している……。待望のロンドン公演直前だけに、志半ばで、さぞかし悔しいと痛み入るが、すべてのツライことから解き放たれて、マイケルは安あん堵どしたのではないだろうか。

♪『Human Nature』…… ♪『I Just Can't Stop Loving You』……勝手にイメージを広げているマーキーは、“愛の妄想”が止まらない……。みりねぇの「妄想」には、どんな音楽が流れていたのだろう!?　音楽が、魂を空高く飛ばしてくれる。歌詞とリズムが心に染みて、音楽が、ソウルフリーにしてくれる。余談だが、小6の頃、ラジオから流れてくる曲は、すべて生でミュージシャンが弾いてくれていると思い込んでいた（単純なガキんちょ！）。だからレコード・CD からと知った時、結構なカルチャーショックを受けたものだ。

女優ファラ・フォーセット（※1） 62歳永眠……と同日、マイケルは50歳という若さで正に“人生カットアウト”（※2） なセンセーションを最期に、姿を消すなんて……バカヤロー！ ……そして彼は、夜道に迷わぬよう民を照らす、本当の星（STAR）になった……。見たことない世界を見せてあげる……!!　妄想がもたらす無限の想像力は、ヒトの命の原動力だッ！

ドリフタ－ズの繰り出す名コントシリーズ「もしもの世界」……「もしもこんな警官がいたら……」「もしも和尚さんが○○だったら……」。ありそでなさそなシチュエーションで、権力者を引きずり下ろす。裏に込めたメッセージは、「人間みな平等で、いとしき存在。偉そうにしているアイツも只のヒト！」。最高の皮肉を込めて、痛烈にパロディーしている。ＴＶの前の視聴者は、重いテーマを、な～んてご気楽に処理するドリフの妄想コントに、思わず大笑いしながら、一時の解げ脱だつ感かんを手に入れる訳だ。

妄想家マーキーのサイコーのオカズも「人間観察」。電車の中とか、変わったヒト集まっててオモシロイね～～！　ドリフとまでは、いかないけど、クス笑いは作れるヨ……“人間愛”に至るプロセスを、うま～くコント仕立てにするなんて、ドリフはやっぱり偉大だッ!!

必要なのは「強い意志・憧れ・熱い思い」なんだろうネ！　テイク・アクションで、“愛”を現実のものにするんだ。「愛情一本！」改め「妄想一本！」。さあ、今日の「一本」は、アナタ、何にする～!?

ア～～、チューしたい！　無性にシ・タ・イ!!　「キッスは良いよネ～～！」って、いつもナイナイの岡チャンが言っていた。てなわけで次回のテーマは、みりねぇのチューを妄想しつつ「キッスの魔法」なんていかが～～!?