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元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。
皆さんは、ご存知か、古いソウル・ロック・グループ、ブラッド・スエット&ティアーズ、黒人奴隷がアメリカ開拓時代に大地に流した魂のしずく。迫害されながらも生きる喜びを見出したミラクル、過酷な人生を笑い飛ばす歌の持つパワー。……いいグループだ。sweetとsweatは、似てるが違う。「甘い」と「汗」間違えるなヨな!
血と汗と涙……三位一体の、人間の体液。途絶えるというか止まると死ぬ。オレたちの推進力だ。人体には、ホルモンや酵素も大事だが、体外に露出されるものとして「血・汗・涙」は、代表格といえる。もしこれらが無かったら、血が緑色の“改造人間”だったら“マシーン人生” 気楽だろうなあ~と、ふと思う。赤い血がたぎる男女ゆえに腹も立つが、Hで感情豊かな生活が送れるのだから、産まれて来たことに感謝!!
若い頃は鼻血がよく出た。粘膜が弱かったのか、ナッツ食べ過ぎてタラーッ、鼻クソほじってタラーッ、漫画みたいにタラーッ、止まらなくてアセったけど、病気じゃない、それが若さだッ! エロい妄想ばっか……好きなんだもん、仕方ないじゃ~ん。それに、実行に移さなければ妄想は罪悪ではナイのだから。イマジネーション超大事!
人間の皮膚の下、一度切開した時の手術写真見たら、果物のザクロみたいネ。鮮やかな赤の細胞の集合体。医者や看護師、救護師の方々はスゴイね。マーキーなんか、すぐ失神しちゃうところを、彼らは冷静に処置して、命を救ってくれるのだから。一体どうして、脳が心臓を動かせ!と指令しているのか、人間の尊厳、植物状態との境界線、脳死判定基準など物議をかもしているが、地球生命体としての「ニンゲン」、そして「生きとし生けるもの全て」、誰が生を授け、死を宣告するのだろう……秋の夜長、よーく考えてみよう。
脳・心臓・胃腸・子宮・卵子・精子……ヒトの体内は無限の宇宙だ。ひとつ夢を叶えてあげると言われたら、ミクロマンになって、好きな彼女の体内をくまなく冒険したい。……そういえば、古いウディ・アレンの映画(※) に、「精子となって卵子を目指す、愛しいオトコのパロディもの」がありましたナ。映画といえば、ある時スクリーンで映画観てたら、地震かなと思う超微動が伝わってきた。横の席に目をやると淑女が肩をふるわせ嗚咽(おえつ)をこらえ、ハンカチで涙を拭っていた。頬を伝うひとすじの涙、いい光景だった。3時間22分の長編大作『沈まぬ太陽』、今の日本航空の再生問題と、なぜか時を同じくしてシンクロしている。マーチン・スコセッシ監督の、ローリング・ストーンズのドキュメント映画も最高だったネ。そしてマイケル・ジャクソン、映画『THIS IS IT』バラードは、もう辛抱たまらん……マイケルの魂は、永久に不滅である。映画館で泣こう。思い切りシートを震わせよう、そして濡れよう!?
さて次号のテーマは、「聖夜&性夜……Xマスの奇跡」じゃ。みりねぇ、期待してますゾ!