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さらにAVモデルの数をここに足してみたらどうなるでしょう。現在モデル事務所の数は150社以上と言われていて…。うわぁ、ハダカ仕事していない女の子の方が少ないんじゃないかというような、オソロシイ数字が出てきちゃいそうですね(笑)。
実際に風俗店に入ってみたら、働いているのが普通の子ばかりでびっくりした、という話を当の女の子からよく聞きます。そう語る女の子も、たいてい普通の子タイプ。どんな基準で普通と普通じゃないかを区別するのかってのも難しい問題ですが、ま、派手で、だらしないタイプってのが、世間が考える一般的な風俗嬢のイメージでしょうか。もちろんそういう風俗嬢も多いんですけど、別に風俗をやっていない子でもそういうタイプ多いしなぁ、今は。いわゆるギャル系の子なんて、昔の人の目から見れば、みんなパンパンだろうし(笑)。あ、パンパンってのは娼婦のことですよ、念のため。もう「普通 の女の子」ってのが、どういう子なんだか、よくわかんなくなってきてるんですよね。その一方で、「風俗嬢らしくない風俗嬢」ってのも、どんどん増えているわけですよ。「風俗嬢っぽい女の子」が風俗嬢になるというわけじゃないんですね。どんな子にも、チャンスは平等。チャンスってのも変か(笑)。 |
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僕は極論として、「今、風俗やAVをやっていない子は、たまたまやっていないだけだ」なんてことをよく言います。風俗嬢やAVギャルに話を聞いていると、この考えを裏づけてくれるような発言が多いんですよね。
彼氏に振られてとか、会社を辞めてとか、煮詰まったりヤケになったりしてる時って誰にでもあるわけじゃないですか。スカウトの人ってのは、そういう状態の女の子を見分ける嗅覚があるんでしょうかね。
「いつもだったらスカウトが声をかけてきても無視するんだけど、その時はつい話を聞いちゃったんですよね。もう会社を辞めようと思ってた時だったんです」
と話してくれたのは、某AVギャルです。セックスはちゃんとつきあった彼氏としかしないという子です。当然仕事を始めるまで、体験人数も片手くらいと少ないもんでした。それが、タイミングよく(悪く?)スカウトされちゃったおかげで、今や月に10本以上撮影する売れっ子モデルですよ。でも未だに仕事以外では、彼氏としかセックスはしないそうですけど。
「もし、あのタイミングじゃなかったら、絶対にこの仕事ってやってなかったと思うんですよね」 |
こういう話、ホントによく聞くんです。すべてはタイミング。そう考えると、「今、風俗やAVをやっていない子は、たまたまやっていないだけだ」という、僕の言葉もリアリティを持って聞こえてきませんか?
正直、極論だとは思ってないんですよ。だって、ホントにそうなんだもん。 |
安田理央(やすだ・りお) 1967年生まれ 埼玉県出身 美学校考現学研究室卒業。雑誌編集プロダクション勤務、コピーライター業を経て1994年よりアダルト系フリーライターに。得意なジャンルは、風俗、AV、デジタルエロ、マンガなど。現在、『デラべっぴん』(英知出版)、『BUZZ』(ロッキングオン)をはじめ多数の雑誌でコラムを連載中。著書に『OPEN&PEACE 風俗嬢ヴァイブス』(メディアックス)など。またAV監督、デジタルカメラマン、バンドのボーカリストなどとしての顔もアリ。妻子もアリ。 http://www.lares.dti.ne.jp/~rio/index.html |
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撮影/安田理央 |