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似たようなことで、風俗やAVの子とよく話すのが、「こういう仕事はエッチが好きな子と嫌いな子、どっちの方が向いているのか」というテーマ。 普通に考えると、エッチが好きな子の方が向いているように思えます。「エッチ好きだから、好きなことやってお金もらえるなんて最高」なんて笑顔でケロっと言われると、僕ら男としては少々面食らっちゃったりして。 でも、他の仕事でもそうなんですけど、あんまり好き過ぎる=思い入れが強くなりすぎると、仕事には向かないってこともあるんですね。 |
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例えば風俗嬢でもお客さんに付く度にイッてたら、体がもたないですよね。それから、いくらエッチが好きだといっても、誰とでもどんなプレイでも気持ちいいわけじゃない。好きな分だけ思い入れがあるから、思い通りに行かないと逆に欲求不満がたまっていっちゃったりして。 本当はエッチがあんまり好きじゃないという風俗嬢やAVギャルでも、演技が素晴らしくて、売れっ子ってこともあります。むしろ売れっ子にはこっちの方が多いかも。エッチが好きじゃないからこそ、仕事と割り切れるというわけですね。 でも、やっぱりエッチが好きじゃないわけだから、どんどんストレスもたまって来たりして、こっちはこっちで大変なんでしょうね。
ということは、ま、そこそこエッチが好きという程度がいいのかなぁ。なんでも、そこそこが一番ってことですか。うわぁ、つまんねぇ結論(笑)。
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僕ら、エロ業界で働いている男ってのも、結構いろいろありまして、本当はエロ仕事なんてやりたくないのに、仕方なくやっているという人も多いんですね。本当は映画が撮りたいのに、泣く泣くアダルトビデオ撮ってる! とか、本当は音楽誌やりたいのに風俗雑誌やってます、とか。ああ、男らしくない! そんなヤツはエロやるな! やめちまえ! とでも言いたくなりますが、そういう人が意外にいいもの作ったりするから難しい。エロを見下して手を抜いてる人は、やっぱりロクなものを作れないわけですが、エロに思い入れがなくても、よいモノを作ろうと考えている人は、いい仕事するんですよ。 要するに、好きであろうと、嫌いであろうと、手を抜かずにしっかり仕事することが一番大事ってことなんですけどね。なんか、これまた説教くさくて、つまんない結論ですね(笑)。ごめん。 で、僕はどーかといいますと、エッチが好き過ぎて欲求不満がたまっちゃうクチですね。ああ、仕事ヌキで遊びたいぞ。てなわけで、これからちょっと池袋の人妻ヘさんというのは、いつでもどんな状況でも、何発も発射できるんですよ。 目の前に本物のAVギャルがいるとはいえ、何十人もの男に囲まれて自分でしごいて発射しなくてはならない、そんな状況で勃たせるなんて至難の技だと思います。少なくとも僕には絶対無理。 でも、結構たくさんいるんですよ、汁男優さん。もちろんプロフェッショナルと呼べるような人はひと握りなんでしょうけど、そこそこ仕事ができる人も合わせれば、かなりの汁男優人口がいるようなんです。しかも、どんどん増えている。 よく、女の子が気軽に脱ぎ仕事をすることを指して、「女も変わった」と言う人がいますが、どうやら男の方にも変化はあるようですね。 |
安田理央(やすだ・りお) 1967年生まれ 埼玉県出身 美学校考現学研究室卒業。雑誌編集プロダクション勤務、コピーライター業を経て1994年よりアダルト系フリーライターに。得意なジャンルは、風俗、AV、デジタルエロ、マンガなど。現在、『デラべっぴん』(英知出版)、『BUZZ』(ロッキングオン)をはじめ多数の雑誌でコラムを連載中。著書に『OPEN&PEACE 風俗嬢ヴァイブス』(メディアックス)など。またAV監督、デジタルカメラマン、バンドのボーカリストなどとしての顔もアリ。妻子もアリ。 http://www.lares.dti.ne.jp/~rio/index.html |
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撮影/安田理央 |