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確かに少し前までは、人妻風俗嬢も熟女モデルもキワモノ扱いされているところがありました。都内でも人妻風俗店は、鶯谷周辺のマニアックなゾーンに限られていたし、熟女モノAVもマニア向けジャンルみたいに思われていた節もある。 でも今はずいぶん状況も変わってきました。最近の風俗店で一番安定した人気を誇っているのは人妻系です。池袋あたりでは、今や全風俗店の3分の1くらいは人妻系になっているのではないでしょうか。同じことはAVでも起きています。人妻モノ、熟女モノはキワモノではなく、確固とした1ジャンルとなっています。川奈まり子さんみたいなスターも登場してますしね。 しかも取材していて実感するのは、人妻・熟女系の女性の方が、仕事を楽しんでいるようなんです。みじめだなんて、とんでもない。 まぁ、そこには結婚などをすることで、オンナ扱いされなくなっていたのが、仕事を通して再びオンナとして扱われるようになった喜びなんてのもあるみたいですけどね。 |
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いずれにせよ、今は若くなくても、ちゃんと需要があるんです。そういや、風俗店のナンバーワンって、実際にはかなり歳のいった子が多いという話もよく聞きますよね。ある程度の年齢になったからこそ、できる気配りってのもあるわけで。 実は僕なんかも仕事ヌキでプライベートで遊びに行く時は、人妻系の店を選ぶことが多いんですよね。なんつーか、ハズレがないというか…。僕も35歳なんて年齢なんで、年齢が近い方が遊びやすかったりして。で、僕にとっては30歳の人でも、5歳も年下ってわけですからね。僕から見れば十分若い子ってことになるんですよ。それに反応がいいんだよなぁ、若すぎない子の方が。
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プライベートはともかく(笑)、仕事では数え切れない数の女の子とエッチしてきた経験から言いますと、女はやっぱ20代後半からですね。10代の子って、いくらヤリまくってたとしても、まだまだカラダの方が出来あがっていない感じ。経験豊富な10代の子よりも、経験不足の20代の子の方が感度もよかったりしますもんねぇ。いや、ま、当然個人差はありますけど、全体的に見て。 今は、高校時代くらいがヤリ盛りだなんてよくいってますけど、本当はまだ早いみたい。あんまり若いうちに色々試しちゃうと、本当のヤリ盛りの時に、やることなくなっちゃってつまんないですよ(笑)。
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というわけで、僕が何がいいたいのかといいますと、若さばかりが女の価値じゃないよ、ということなんです。「若いうちしかできないことだから」なんて言い訳は止めましょう。若くなくても、ちゃんと商品価値はあります。今、こういう仕事をしたいなら、すればいいんです。やりたくないなら、別に無理してやることはない。熟女になってからも、道はあるんですから。 しかしねぇ、日本の「若さ」幻想って、なんとかなんないもんかなぁ。「若さ」ばかり持ち上げるから、みんなオトナになるのがイヤになっちゃうと思うんですよね。そういう風潮が、将来に希望を持てないから今だけ楽しければいいという刹那的な気持ちを若者に持たせてると思うんだ。…なんて、柄にもないマジメなこと、言っちゃいましたね(笑)。 とりあえず、風俗嬢の年齢のサバ読んで表記するの、止めてほしいなぁ(笑)。女の子にはその年齢ならではの良さがあるわけだし、だいたい今は、客もあれが本当の年齢だなんて思ってないわけだし。 |
安田理央(やすだ・りお) 1967年生まれ 埼玉県出身 美学校考現学研究室卒業。雑誌編集プロダクション勤務、コピーライター業を経て1994年よりアダルト系フリーライターに。得意なジャンルは、風俗、AV、デジタルエロ、マンガなど。現在、『デラべっぴん』(英知出版)、『BUZZ』(ロッキングオン)をはじめ多数の雑誌でコラムを連載中。著書に『OPEN&PEACE 風俗嬢ヴァイブス』(メディアックス)など。またAV監督、デジタルカメラマン、バンドのボーカリストなどとしての顔もアリ。妻子もアリ。 http://www.lares.dti.ne.jp/~rio/index.html |
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撮影/安田理央 |