わたしは、将来、モノづくりの仕事に就きたいと思っているんです。今も漫画とか小説とかを書いて同人誌にしているんですが、これがなかなかお金もかかるんですよ……。しかも書いたり、アイデアを考えたりする時間もたっぷり欲しいんですよね。それで夜の仕事に就くことにしたんです。
　この仕事をはじめて、一番緊張したのは、プレイの段取りの順番を間違えないようにすることですね。わたしって忘れっぽいんで、今も時々ウガイとか忘れちゃうんですよ（笑）。
　でも、この仕事って、段取り通りのプレイをすればお客様に喜んでもらえるというわけではないですよね。デビューしたばかりのときはなかなかお客様の気持ちがつかめなくて、スタッフにアドバイスをもらったんです。それは、エッチなサービスをするとき以外に、気を配ること。例えば、シャワータイムなどで、丁寧に優しくすることで喜んでもらえるんです。プレイ時間が余ったときなども、マッサージとかをしています。特にマッサージは上手だって評判がいいんですよ。
　そのアドバイスを活かしながらも感じたのは、エッチなサービス以外は大切だけど、だからといってエッチなサービスの手を抜いていいってわけでもないんですよ。だから短い時間のプレイを希望するお客様でも、本来の流れはきちんと押さえておかないと駄目ですね。
　「新宿ストロベリージャム」は店舗型なので、短いコース設定があるんです。短いコースは料金も安いので、お試しで遊んでくださるお客様も多いんですけど、時間内にお客様をフィニッシュまで持っていくという条件が付くわけです。そのため、どうしても攻め中心のサービスになるんですけど、短いながらも自分が受け身になる時間もつくってあげたりして、いろいろ楽しませることも重要な気がします。受け身をすると、お客様の笑顔がやっぱり違うんですよ。
　それに長いコースを希望するお客様より、短いコースを希望するお客様のほうがサービスに厳しいお客様が多い印象があるんですよね。だから余計に気を配らないと駄目みたいです。