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- ●これからは女性経営者の時代が来る?●
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年末年始、「2007年の風俗業界を展望する」的な内容の記事を雑誌やネットでいくつか目にした。その中で、女性経営者の活躍を指摘する声は少なくなかった。以前なら女性が経営すると、どうしても取引先やお客さんになめられることが多かった。しかし無店舗型が主流になって、直接仕事相手に接触することが減り、そういった不利な点が解消されつつあることが大きな理由のようだ。また、経営において女性ならではのきめ細かな発想や、現場の女のコの気持ちがわかるなど、その強みも発揮しやすくなったようだ。実際、やはり女性経営者の店のほうが、働いていて居心地がよいという女のコの声も多い。
その半面、数年前にはやった「有名フードルプロデュースのお店」は、かなり鳴りを潜めてしまった。中には、現役に戻ってしまったコもいる。業界を去ってしまった人も少なくなく、女性だからと甘やかされる世界ではないという厳しい現実もあるようだ。
現役で働くてぃんくら~にとっても、いつか経営者になるのを理想としているコも少なくない。そういうコにとって、女性経営者という理想の姿を目の前で観察できるのは、将来のために勉強になるだろう。
女性のセンスで一人一人の個性を磨き
新店オープンが続く人気のグループ
上野、錦糸町、北千住、松戸、小岩など多エリア展開を順調に進めている「フローリッシュグループ」。その人気を支えているのが、女性プロデューサーの峰さん。
女性の視点で、メイクやファッションなどさまざまな面から女のコの個性を引き出して、もっと魅力的に見せることを常に考えているそうだ。
お店で働くしーなさんも、そういった気づかいに感謝していると話す。
「女のコへのフォローがとてもきめ細かいんです。ちゃんと自分のことを見てくれているってうれしくなるし、自分のためでなくお店のためにも頑張ろうかなって意識が生まれてきますね」
- Producer 峰さん
- 働く女のコ一人一人の魅力の引き出し方を大切に考えています。千葉店や小岩店に女性店長がいるなど、グループ内には内勤女性スタッフも多いので、女性ならではの悩みにも対応できます。
- しーなさん 26歳
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月収約100万円
フローリッシュグループ
(デリバリーヘルス)
http://www.flourish-group.jp/kyujin/
女のコのことがわかるからこそ
時には愛を込めて厳しくする
風俗やAVの現役や卒業した女のコだけが働くパブ「す♥べいす」。店名からおさわりとか脱ぎとかを想像する人もいるけれど、いたって普通に、明るく、にぎやかにお酒の相手をするだけのお店。
週末は個室高級サウナ「シルバースター」で現役として働く真由美ママは、女のコの気持ちがわかるからこそ、厳しく接することもあるという。
「気持ちよく働けるお店です。女のコ同士はもちろん、お客様にもお世辞なんか言わず、その分、ふっと一息入れられる癒しや居場所を提供できるお店なんです。だからお客様との関係も、とってもからっとしているんです」
とお店で働く薫桜子さんも、働きやすさについて話してくれた。。
- Producer 真由美ママ
- 身体を使わない分、頭を使って、気を使って働けるお店なんです。だからこそ店は清潔に、身だしなみはきちんとすることが大切。でも店には制服もあるし、美容院強制はないし、お金をかけずに働ける環境も大切にしてるんですよ。
- 薫 桜子さん 24歳
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月収ヒミツ
す♥べいす(パブクラブ)
http://su-beisu.com/
お金をいただきながら勉強できて
カウンセリングしてもらえるお店
風俗や水商売などで働く女性のカリスマ的存在でありながら、催眠術やカウンセリングなどでもマスコミに数多く登場している青山愛先生のお店。店名は微妙に変化しつつも「心癒し」というコンセプトで15年目を迎える。こちらで働く三船れんさんが、お店について話してくれた。
「自分が認識していなかった悩みをハッキリ知ることができて、それに対して、どう改善していけばいいかを教えていただけるんです。カウンセリングしていただいて、そのうえ勉強もできて、さらにお金ももらえて本当にありがたいです」
心を癒されるのはお客さんだけでなく、働く女のコも同様のよう。
- Producer 青山 愛先生
- 今まで自分が経験してきたこと「青山愛道」を一人一人に伝えていきたいと思っています。身だしなみからヘアスタイル、しぐさ、考え方、男性との接し方まで、ためになることをすべて教えます。
- 三船 れんさん 29歳
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月収ヒミツ
心癒し整体館(アロマエステ)
http://www.k184.net/
無理をしない自然体の運営で
女のコの働きたいスタイルを考える
「東京ミラージュ」の藤堂薫ママがお店の運営について第一に発した言葉は「すべてにおいて無理をしないこと」。それは経営的なことはもちろん、女のコの出勤やプレイ内容にも及んでいる。女のコがどういう目的やビジョンを持って働きたいかを聞いたうえで、それを実現するためにはどうしたらいいかを一緒になって考えていく店づくりになっているようだ。
「女のコの事情を優先してくれて、そのコの仕事やプライベートの優先順位をきちんとわかってくれているので、ガツガツ稼いでいこうって雰囲気もないです。それなのにバック率はいいみたいなので助かります」
と、在籍するマリアさん。
- Producer 藤堂 薫ママ
- 私が目指すのは「イイ男」かな。細かく気を配れて、頼りがいがあって、女のコから憧れられる存在。女のコが、この人のために頑張ろうって思える人でありたい。だから何事も女のコ優先の発想のお店になってますね。
- マリアさん 19歳
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月収約90万円
東京ミラージュ(SMクラブ)
http://www.sm-mirage.com/
個人の苦手プレイや悩み事などは
抜群のチームワークで解決
流行と言っては語弊があるかもしれないが、今やSMといえばM嬢の店が主流。その中で、女王様専科として7年目を迎えるのが、この「女王様専科はるかぜ」。ママの春風さんが現役であるがゆえに、プレイの悩みから健康面の相談事も気軽にできる。お店はみんな仲がよく、同僚の悩みをみんなで一緒に解決しようというチームワークがすごいと、玲さんは言う。
「シフトの相談にものってくれるので、助かっています。また、近くに飲食店ができれば女のコ同士でわーっと一緒に出かけたり。それに仕事や環境で何か気になることがあれば、みんなで話し合って、解決策や対策を考えます。そんなところが好きかな。それともう一つ、このお店のいいところ。それはママがとてもプリティなことだと思います」
- Producer 春風ママ
- 基本ルールはあるけど女のコに無理強いをせず、SMを楽しみながら働いてほしいと思っています。メンタル部分がプレイに出やすい仕事なので、お客様に長く遊んでいただけるのも、そんな楽しい雰囲気が伝わるからだと思います。
- 玲(あきら)さん 年齢ヒミツ
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月収ヒミツ
女王様専科はるかぜ(SMクラブ)
http://www.haru-kaze.com/
なるべく女のコの負担を少なく
長く働いてもらえる店づくりにこだわる
「汐留オフィスラブ」の木戸店長が現役てぃんくら~時代、お客さんのもとへ行くときに悩んだのは、毎日の服装。そんな悩みを解消するため、自由な服装で出勤して、制服やコスチュームでお客様のもとへ行くシステムを考えたのだとか。そして、違和感のないコスチュームとして選択したのがOLスーツ。ここで働く真由さんは、意外とスーツにはまってしまったと言う。
「学生時代を含め、スーツタイプの服って初めてで。正直、自信がなかったんですけど、着てみたら意外とイケてるぞって。思わずプライベートでもスーツを一着買っちゃいましたよ」
制服はスーツでも、お店の雰囲気はとてもカジュアル。木戸店長も、仕事以外は息の詰まらない関係でいたいと、同じ目線で会話をする。
- Producer 木戸店長
- 女のコに無理はさせたくない。無理を強いると、それは接客にも出るような気がするんです。だからいいコンディションで、いい接客をしてもらいたいです。女のコに快適な職場と感じてもらい、長く働いてもらえたらうれしいですね。
- 真由さん 20歳
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月収約100万円
汐留オフィスラブ(デリバリーヘルス)
http://www.office-love.net/
取材・文/星野 憲由