「ここだけの話」略して「ココ話」〜第5回〜|風俗求人てぃんくる

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てぃんくる系のお仕事やってて一番ドキドキすることと言えば、ケーサツの摘発。女のコは参考人程度で逮捕されたりはしないんだけど、緊張感はメガトン級。でも、後から思い出せば、それもひとつのいい経験かも……てな感じのエピソード集です。

出勤しようとお店に向かって歩いてたら、反対側から店の女の子がぞろぞろ歩いて来た。「ガサが入ったから、しばらくファミレスに行って時間潰すんだ。おいでよ～」と、なんとも馴れた雰囲気で。そこでダベって2時間位経った頃。「そろそろ行くか！」って1時間おきに女の子がお店の前を横切り、偵察に。で、戻って来ては「どうよどうよ？」「まだ警察いるみた～い」「不自然な歩き方はダメだよ！」「全然フツーだよお」なんて、ほとんど探偵ゴッコのノリだった。（性感エステ・21才）

私、一応、店ではナンバー1をキープしてます。だからいつもは店も休みくれないのに、ある日社長から「明日は臨時に休め！　店に遊びにも来るな」って電話が来た。じゃあって休んで、その翌日。出勤したら摘発で店は営業停止中でした。社長に聞いたら、事前に摘発がわかってたんで、男も女も主力は休ませたんだって。臨時休業で逃げる手もあるけど、摘発のたびに休業じゃ不自然だから、たまには摘発も受けとくんだって。いろいろ難しいのね。ってか、連行された子には絶対言えない、この話。（イメージクラブ・22才）

とにかく突然。待機中に警察官がドヤドヤって来て、目が点。次に警察まで連行されるとわかって涙ぽろぽろ。頭の中に両親の顔が浮かんで、さらに大泣き。そしたらお巡りさんに「仕事の邪魔しちゃってゴメンねー。こっちも仕事だからさ。現場の証人として話を聞くだけで、逮捕とかないし、親とかにも連絡入れないから。大丈夫だから」って優しく言われて、また泣けてきた。もう何か言われるたび泣きまくりで、子供以下になってしまった。だって怖かったんだもん。（性感ヘルス・20才）

待機室で待機中、急にバタバタうるさいなーって思ったら、男子スタッフが飛び込んで来て「今からガサ入れが来るから！」。こっちは声も出ないし、体も固まっちゃうし、頭の中真っ白。そしたら先輩のお姉さんがサッと立って、「みんな、行くよ！」って先導してくれたの。エレベーターで降りながら「誰と誰は向こうの出口から出て。後で店には私から連絡とるから、その結果や状況をここから右回りに連絡網で回して。いいね、みんな隣の子の携帯番号を確認しとくんだよ」。その手際のよさ、肝の太さに惚れました。お姉さま、レズじゃないけど、ついて行きますぅ。（性感ヘルス・19才）

ストリップの摘発は、猥褻物陳列罪もあって、女の子も逮捕、拘置される。そんな時、お客さんってありがたいんだ。ファン同士が連絡して拘置されてる場所を調べて、速攻で抗議運動みたいのしてくれるの。「オレ達の●●ちゃんを返せ～！」なんて署の前で叫んだりして。中には身元引き受けを名乗り出て釈放してくれたり、洋服や下着なんかの差し入れをしてくれる人もいて、ちょっと嬉しかったりするんです。（ストリッパー・24才）



	当掲示板でも話題だった「ガサ入れ」。「摘発されたらどーなるの?」と心配してた人、情況はわかりましたか？　そうそう、こんな特集をしたからって、警察の皆さま、どうか目くじら立てないでくださいねー。あくまでも女のコ側から見た話ですから。今後とも、どうぞお手柔らかに。てなわけで、次回のテーマ告知、いっときましょう。「お客さんやお店についたウソ」。ごめんなさい特集です。12/12の更新をお楽しみに!


イラスト／松本薫