「ここだけの話」略して「ココ話」〜第46回〜|風俗求人てぃんくる

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てぃんくる系のお仕事を辞めるときは、「上がる」とか「引退」なんて言葉を使います。自分で「上がる」と決めることもあれば、いやおうなく引退させられることも…。今回はそんな風俗業界引退にまつわるお話です。

仕事帰りによく寄るバーがあり、そこで知り合った男とつきあい始めたんだ。風俗を始めてからはもちろん、もう何年も真剣に人を好きになったことなかったし、この先もないだろうって思ってたのに、彼がいないと生きていけないってほど惚れ込んじゃってるんだよね。それ以来、プレーにまっく気持ちが入らないの。仕事も面白みがなくなったし…。彼に仕事がバレる前に引退しちゃおっかな!（個室高級サウナ・24歳)

キャバ嬢の誕生日といえば、自分のお客さんを一度に集めて、売り上げを最高に伸ばせるありがたい日。そのいっぽうで、去年よりお客さんの人数が大幅に減ったら、その時は引退の考え時だよ、って先輩には教わって来た。キャバクラ嬢の一年の総決算なわけ。で、今年の誕生日がどうだったかと言うと…。去年に比べて、お客さんの動員数が大幅減になっちゃったよ！潔く引退しないとマズイかな…。（キャバクラ・25歳)

もともと昼は会社勤めしながら、夜はファッションヘルスで働いてたの。だけど働くうちに、他店の方が条件がいいって聞いて移籍。かなり稼げるから昼の会社勤めも辞めちゃった。そんなタイミングで、何も知らない親が辞めた会社に電話しちゃったんだよー。ずっと内緒にしとくつもりだったのに、何で辞めたのかって聞かれるし、帰省の時にブランド物を持っていたのが気になったらしく、かなり疑われてるんだよね…。近いうち上京するって言われてしまったー。ピーンチ！バレる前に証拠隠滅で引退だ！（イメージクラブ・20歳)

借金が原因で入ったこの業界ですが、やっと完済できました。とは言え、貯金がないと不安ですよね。だから、もう少し働くことにしたんです。でも…。「完済した」と思った日から、気が抜けちゃって、接客に集中できなくなってしまいました。これじゃ、お客さんに失礼だし、怒られてしまいそう。やっぱりスパっと辞めたほうがいいのかな。（個室高級サウナ・25歳)

これでも一時はフードル並みの人気で、もちろん店ではナンバー1。休みがなかなか取れなくてね。それが最近、休みが取りやすくなってきた。休日出勤をお願いされることもないし。それで1ヶ月の出勤日数を見直してみると、明らかに減少傾向。店の人の態度は何も変わってないと思うんだけど、これっていわゆる肩たたき？　あんまり必要とされなくなってきたってこと?　ちょっと～、私、まだ辞める予定は立ててないよー。（性感ヘルス・23歳)



	辞めたいけど辞められない、辞めたくないけど辞めなければならない。引退も思う通りにいかないって辛いですよね。みなさん頑張ってください！さて次回は8/26更新です。マスコミ取材に関するエピソードです。お楽しみに。


イラスト／松本薫