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- 第34回 まどかさん(22)
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名前:まどか
血液型:A型
趣味:散歩
お仕事歴:1年2カ月
出勤:4~6日/週
月収:100万/月
HP:http:http://www.iinkai.jp/
店長が女性だからこそ、女性が本当に働きやすく、稼いでもらえる環境を整えております。あなたのペースでお仕事してください。正味25~30分のソフトサービスで安心して働いていただけます!
まったく別のこの業界に関して先入観はなかった
- ●風俗の世界に入ったきっかけは?
- 「もともとキャバクラにいたんですけど、そのときの友達から、一緒に体験入店行ってみない?って誘われて。あんまり抵抗もなかったのでそのままこっちに」
- ●抵抗なかったんだ。キャバと風俗じゃサービス内容が全然違うよね。
- 「お触り禁止のお店にいたんですけど、触ってくる人はいるじゃないですか。だったら最初からサービスとして触らせているほうがいいなって。身体を使う仕事をすることも全然抵抗なかったし。というか、風俗自体まったく興味がなかったし考えたこともなかったし、友達に誘われなかったら今もキャバクラにいると思いますよ」
- ●じゃぁそれまでの風俗に対するイメージは?
- 「なんにも」
- ●よくダークなイメージとか言われるけど?
- 「まったく、なんとも」
- ●へー!それで風俗のお仕事を始められるって、なかなか出来ないことだと思うけど?
- 「やっぱりお金がいいじゃないですか。借金、ってわけじゃないんですけど、ちょっとデカい買い物をしまして。それの返済でお金が欲しかったんですよ」
- ●デカい買い物?
- 「20歳になった自分にダイヤモンドをプレゼントしたんです。プラチナのネックレス。それがバカ高くって」
- ●それだけならキャバや風俗で働かなくても、普通にお仕事して稼げるローンで返せたんじゃないの?
- 「いやそれが……値段を見ないで買っちゃったんで(笑)」
- ●えっ……。ぶっちゃけいくら?
- 「100万はいってましたね~。20歳ならローンも組めるじゃないですか。一つくらいいいや!って思っちゃって。返済の途中で車も買っちゃったんで、それでドカーンと」
- ●車は何を買ったの?
- 「チェロキーです!」
- ●ハハハ……。そりゃぁ中古でもそこそこ程度がよければ数百万ですわなー。
一番大変だと感じたのは「対人面」
- ●風俗始めてみて意外と大変だった?楽だった?
- 「初めの頃はこんなもんか、って思ったんですけど、やってくうちにいろいろテクニックを覚えていかなきゃいけないじゃないですか。それが意外と大変でした。無茶言ってくるお客さんも中にはいたので、それをどうなだめようかなっていうのは今でも苦労してますね。私、人見知りで人と喋るのがちょっと苦手で」
- ●それだとお仕事大変じゃない?
- 「キャバクラで培った接客術が役に立ってますね。当たり障りのない会話から始めて。それでも一時期電車にも乗れない、仕事もできないっていう時期がありましたよ」
- ●それは対人恐怖性、ってやつ?
- 「知らない人のそばにいられないんです。前々からイヤだな~と思ってたことが積み重なっちゃったみたいで、突然誰にも会いたくなくなっちゃったんですよ」
- ●病院は行ったの?
- 「2週間ほど部屋に閉じこもってたんですよ。で、もういいやって思えたときに仕事に行ってみたら大丈夫でしたね。なんか波があるみたい。誰にも会いたくないっていうときが。今でも軽くある感じはするんですけど、生理休暇の間にいろいろ充電されるので仕事には支障ないですね」
- ●聞けば聞くほど、この仕事向いてないんじゃ……。
- 「自分でもそう思っちゃう(笑)」
- ●もう辞める!って言っちゃえば辞められる仕事じゃない。辞めたくない理由がどこかにあるんじゃないのかな。
- 「自分でもそれを探してます。どうして私は辞めないんだろうって」
好き嫌いじゃなくビジネスライクに仕事をしています
- ●じゃあ、この仕事は好き?嫌い?
- 「んー。仕事に関してはなんとも思わないようにしてるので……好き嫌いじゃなくて、仕事だから」
- ●好き嫌いっていう感情を持っちゃうと、仕事に支障をきたしちゃうのかな。
- 「多分、出ますね。嫌いだったら仕事しなくなっちゃうんで」
- ●嫌いはマズいけど、好きは思っても大丈夫だよね?風俗の仕事で好きなところは?
- 「生理休暇がもらえるところと、あとは給料面かな……」
- ●なるほど。割り切ったビジネスライクな関係なんだね。どうしてデリバリーヘルスなの? もしお金だけなら個室高級サウナのほうが稼げたんじゃない?
- 「それも考えたんですけど、デリだと毎回行くところが違って気分転換できるでしょう?車に乗ってるときに一息つけるっていうか。基本的に夜出勤なんで、帰って寝るのが朝7時とか。寝られればいいですけど、いろいろやって寝られないときもあるので、そういうときはずーっと緊張しっぱなしなんです。やっぱり多少気が抜けるところもほしいかな、と」
- ●でもこの仕事って後ろ指を指されてしまうことが多い仕事だと思うんだけど……。
- 「そうですね。そういうこと考えるとヘコんでくる(苦笑)からあんまり考えないようにしてます」
- ●友達やご両親は仕事のこと知ってるのかな?
- 「何人か知ってる友達はいますけど、あえてどちらからも仕事の話は触れないです。話しても「まだやってるの?」「やってるよ」で終わるかな。親には話してもないしバレたくないですね。以前居酒屋さんで働いてたこともあるので、今もそこで働いてるって思ってるんじゃないかな。特に仕事の話になることもないし」
- ●なんかのきっかけでバレることもあるよね。
- 「そんときはしょうがないかな。その腹づもりもありますし。でもローン返済が終わったらお仕事上がるつもりなんですよ」
- ●いざ辞めます、ってことになったときに金銭的に不安はない?
- 「ないですねー。風俗やる前もやったあとも無駄遣いはしてないつもりだし。月収の平均100万って言ってもそれ以下のときもあるから、生活費や家賃でなんだかんだと毎月半分くらいは減っちゃうんですよ。」
- ●お仕事辞めたら何をしようって考えてる?
- 「どこでもお仕事できるかなって。ただ、夜に仕事をしていた部分が空白になっちゃうじゃないですか。それをどうしようかなって考えてるくらい」
将来は自分の子供にジュエリーをプレゼントしたい!
- ●お休みの日はどんな風に過ごしてるの?
- 「今は寝てるか、不動産屋を巡ってますね。犬が飼いたいんです。ミニチュアピンシャーが飼いたくって。あとはぷらぷら~っとお散歩。お気に入りのカフェで一休みして、もうちょっと行ったら公園があったな~って、そんな感覚でどんどん歩いちゃうんです。気がつくと4km先の公園まで歩いてたり」
- ●一回出ると2、3時間じゃ足りないんじゃない?
- 「5~6時間は余裕で。疲れたらバスで帰ってきますけど、大抵歩いて戻ってくるかな。帰り道に買い物しつつ」
- ●もー最高の飼い主さんになるね!彼氏はいるの?
- 「いないですよ。前に付き合ってた人とは結婚の話までいったんですけどね」
- ●彼は仕事のこと知ってたの?
- 「知ってましたね。でも何も言わなかったな。お前なら大丈夫だろうって。私が仕事は仕事って思って、風俗やってるってわかってくれてたんだと思います。もし仕事に干渉してくる人だったら、毎日妬かなくちゃいけないことになるでしょ」
- ●理解のある彼だったんだね。この仕事をしてることで、彼にはどんな気持ちを抱いてた?
- 「やっぱり申し訳ない気持ちは多少ありましたよ。仕事の話をすることはなかったですね。なるべくこっち(風俗)の仕事を辞められるようにしようとは思ってました」
- ●一度は結婚しようと思った決め手はなんだったの?
- 「似てたんですよ。私と……ちょっとしたヌケ具合が(笑)。一緒にいるといつも笑ってたんで。喧嘩したこともなかったし」
- ●逆に彼が風俗通いしてたらどう思った?
- 「お金あるんならいいんじゃないですか。ていうか多分行ってたと思うし。でも最後は私のところに帰ってくるんでしょ?って。妬いたりもしないかな」
- ●そんな彼とどうして別れちゃったの?
- 「これが原因になったわけじゃないんですけど、婚姻届は書いたんですよ。彼が仕事に行くついでに出しておくって言って、実は出し忘れてて。そこからなんとなく……」
- ●そっか~。でもまたいい人見つかるよ!
- 「そうですね。子供好きだし、結婚もしたいです。プラチナのネックレスもいつか自分の子供に渡せたらいいなと思ってるんですよ」
- ●なるほど!それはステキだね。じゃあ最後に。3年後にはどうなっていたいですか?
- 「出来れば、結婚して子供がいるといいな~♪」
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1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。 -
- ☆小室友里自身が書き上げた自叙伝「Confession~告白~」好評配信中☆
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