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- 第38回 石岡さん(46)
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生年月日:ヒ・ミ・ツ
年齢:46
趣味:スポーツ観戦、ダイビング
お仕事歴:13年
出勤:月・水・金
月収:50万/月
所属店舗:新大久保人妻ヘルス「秘密の履歴書」
http://www.hihihi.jp/top/index.html
「20代から40代まで、幅広い年齢層の女性が働いています。スタッフ一丸となってお仕事のサポートいたします。迷っているあなた! ぜひご連絡を!」
風俗業界に入ったきっかけは?
- ●風俗業界に入ったきっかけは?
- 「前職は大阪で美容師やってたの。お店を移った時に給料が半分になっちゃってね。中学生の娘と1週間、この1000円でどうやって食べていこう? そんなことが2~3ヶ月続いて『こんなことしてちゃいけない』って水商売を始めたんだけど、美容師もやりながらだったから身体も持たないし。それでたまたまスポーツ紙で見かけた熟女風俗の広告を見て飛び込みで面接に行ったの」
- ●職種に躊躇してる場合じゃなかった、ってことですね。
- 「インスタントラーメンをいくつ買えば1週間生きていけるだろう、なんて計算してた時期に1日働いて1万円。これで食べ物に不自由しなくて済む! って。お金ってすごいのね。万札を手にした瞬間人生変えちゃうんだから」
- ●ひと月どれくらい収入があったんですか?
- 「当時はバブルがはじけてたけど風俗はまだ大丈夫って時代で、週5日で120万。100万稼がなきゃこんな仕事やってられないわよ! なんて生意気言ってた時代だったわね(苦笑)」
- ●当時熟女風俗は珍しかったのでは?
- 「そうね。まさか30代で風俗の仕事が出来ると思ってなかったわ。お客さんが1時間2時間待つのは当たり前。おかげで裕福な生活をさせてもらってた」
- ●他にも働いてる熟女の方はいらっしゃったんですよね?
- 「マイホームを持ちたい、1000万貯めたい、だからこの仕事やってる人が多かった。親の借金の肩代わりなんて今の時代聞かないでしょ!? みんな必死だったのよね」
- ●明確な目的があっての風俗だったんですね。
- 「あの頃は今みたいにしっかりとした講習もなくて流れの説明だけだったの。入り口はここ、部屋はここ、内容はわかってるよね? どこをどう触れたらいいのか、どう洗えばいいのか全くわからなくてね」
- ●自分のテクニックだけが頼り?
- 「聞いちゃいけない、やっちゃいけないとかも教えてもらえなくてね。最近のお店はスタッフも丁寧で、素人でもちゃんとした仕事が出来るようにいちからキチンと教えてくれるけど、あの時は待機室で他の人の会話から盗むしかなかった。慣れること、盗むこと、それだけで毎日必死だったものね」
- ●慣れてくると、ふと自分を振り返る時間もあったんじゃないですか?
- 「素の自分を置いてきてるなって。家を出るときは素の自分。電車に乗ったくらいからだんだん変わって、店について服に着替えた時はもう風俗嬢。お客さんの前に出れば要望に答えられる女になってるのね。キツい人妻、女王様っぽくとか、お母さんみたいにとか。だからやってられるのかな」
- ●演じることに疲れちゃったりしませんか?
- 「お客さんと別れたあとはドッとくるわよ。プレイ中もふと我に返ることがあるの。あたしは何バカなことやってるんだ? って。でも不思議とね、年数やればテンションも上手に調整出来るようになるものなのよね」
面倒だから別れちゃおうって思ってた(笑)。
- ●ところで東京にはいつ来られたんですか?
- 「もう10年になるかな。主人の転勤でこっちに来たの」
- ●ご主人はどこで知り合われたんですか?
- 「飛び入り参加したダイビングサークルにいたんだけどね。話をするうちに仕事何やってるの? ってことになるでしょ。私自身この仕事を恥じることはないと思ったし独身男性だっていうのもあって、あわよくばお客に引っ張れないかしら(笑)と思って『ちょっと変わったことやってるの』って」
- ●相当驚かれたんじゃないですか?
- 「ううん。それが全然。『職業だからいいんじゃない? そうか、大変だね~』で労われちゃった。これは客としては呼べないなと(笑)」
- ●ご主人は石岡さんの仕事を承知の上でご結婚を?
- 「本心では辞めて欲しいと思ってる。それより主人と娘がうまくいくかなって。前に付き合った男性よく思ってなかったみたいだし。でも主人は娘曰く『一通り話を聞いてくれて、それから自分の話をするから安心出来る』って。一緒に食事に行った時『ふつつかな母ですがよろしくお願いします』って頭下げられちゃって(笑)。最終的に背中を押してくれたのは娘だったわ」
- ●しっかりした娘さんですね~。
- 「あの子が『婚姻届取ってこようか?』って言ってくれたもんだから、安心して籍を入れられたの。うちの親も娘がよければそれでOK。だけど主人の親は1年間口も聞いてくれなかったわ。8つも年上で中学生の娘がいる女なんて、世間一般反対するわね。けど本当の理由は自分と関わりのない人間、要するに結婚してもいいけど娘は戸籍に入れたくないってことだったの。結婚するなら弁護士を立てて(主人と)絶縁するって言ってきたんだけど、主人はそれでもいいって私を選んでくれたのよね」
- ●幸せじゃないですかー!
- 「ホントはね、面倒だから別れちゃおうって思ってた(笑)。そこまで言ってくれるなら……で結婚した感じ。ま、向こうの親と付き合いがない方が楽でいいけどね」
- ●仕事のことで口論になったりしないんですか?
- 「口出させないし。(風俗の)仕事を辞めて欲しいって思いながら仕事させてくれる心の広い人なんだけど、それは逆に収入面で自分がいっぱいいっぱいにならなくて済むからなのよね。独身の時にキャッシングを限度額まで使い込んじゃって、その返済が今もあるの。私が辞めると生活が苦しくなるからね」
- ●風俗を辞めて他のお仕事をしようと考えられたことは?
- 「9歳になる下の子を産んだ時に風俗辞めてパートにも出たのよ。でも託児所に預けるとパート代が全部飛んじゃって何のために働いてるのか分からなくなる。それに子供が熱を出したからって仕事休めないじゃない。だったら知らない世界じゃないし復帰しちゃえ、って戻ってきたの。時間の融通が効くって大きいよ」
- ●娘さんは? いつお仕事のことを話したんですか?
- 「今日のご飯どうしようっておろおろしてたのが急に羽振りよくなって、私が妙なコトしてるのは薄々気付いてたけど、子供心に聞いちゃいけないって思ってたみたい。それから娘も大人になってキャバクラ始めたのね。でもお酒の匂いしないなぁ~、って思ってたらある日『今日生理だからお休み』って、普通キャバクラに生理休暇はないでしょ(笑)。そこで娘が風俗やってるって初めて知ったの。で、話していくうちに『お母さんの店はあそこよ』なんて」
親子2代で現役風俗嬢!!
- ●親子2代で現役風俗嬢ですか!!
- 「『やっぱりね~、そうだと思った!』って。そこからはぶっちゃけ話よ。同じ雑誌に載ったりしたこともあったみたい(笑)。載った雑誌を見せあったりね」
- ●娘さんと性風俗に関わる話をするってどんな感じなんでしょう?
- 「風俗の話は仕事の一環。割り切って普通に話してる。同業者や同僚と同じね。親子プレイってどう? なんて話も時々あるけどさすがにそれだけはムリ! どうしてもって言われてブラパンに目線手隠しで写真だけOKしたことはあったけど、それが最初で最後。も~勘弁して欲しいわ」
- ●私も絶対にムリですっ……!!
- 「最悪ギャラ積まれたら考えてもいいかな(笑)って思ったけど、娘の方が1000万積まれても絶対にイヤ! って」
- ●話は戻りますが、30歳超えて風俗業界に入るって勇気いりますよね。
- 「でもあの時決断しなかったら今頃どうなってただろうって。離婚して生活していくのにやっぱりお金が必要だった。まして子供がいれば余計に必要だし病気になったら仕事休まなきゃだし。普通の仕事してたらそんなこと簡単に出来ないよ。ニュースで子供と心中したとか餓死したとか聞くと、お店紹介するよ? って言いたくなる。子供は母親しか頼るところがないんだから。ここぞという時は身体だって使わなきゃ。女がドカタやタクシードライバーは出来るけど、男は風俗出来ないし続かない。男はね、つぶしが効かないの。いざとなったら女の方が強いわよ」
- ●風俗は若いうちだけだから、っていう女の子も多いんですけど決してそんなことはないですよね。
- 「やっぱり歳を重ねた色気ってあると思う。ピチピチのお肌には敵わないけど大人の色気って別物でしょ? 経験も話術もあるし、引き出しの数が違うと思うわ」
- ●これを読んでいる若手てぃんくら~に、仕事をしながら男性とうまく付き合っているアドバイスなどあったらぜひ。
- 「自分を出しすぎてるっていうか、みんな我が強いね。出来る範囲で折れるところは折れなきゃ。かといって全部彼のいう通りにしろっていうんじゃないの。40歳だからこんなことしちゃいけないとか、服装はこうじゃなきゃ、っていうのがイヤ。『女だから』っていうのが一番嫌い。けどやっぱり私たちは『女』なのよね。だから悔しいけど女が賢くなって一歩引く。『バカになって賢くなる』っていうのかしら。知ってるけど『えー、知らなーい』みたいな」
- ●それでは最後になりましたが、風俗という仕事をする上で肝に命じておかなければならないことは何ですか?
- 「自分を忘れない、ってことかな。仕事だから、じゃなくて自分のために仕事をしないと線引きが出来なくなる。私なら家族があって子供がいる。仕事だからここまで出来るけど、これ以上はムリっていう線はあるからね。お金が欲しいから何でもやりますじゃダメだと思うわ」
- ●自分の中に一本通った芯を持っていないと、ってことですね。
- 「私たちはね、お店っていう場所を借りてるの。最低限お店のルールは守らなきゃ。個人オプションもお店には迷惑。私たちはお店の看板の一商品なの。その看板があるから守ってもらえるってことを忘れちゃいけない。個人でお客さん取ってる人もいるけど、私はリスクが高すぎてそんなこと出来ないわ。守りたいものが守れなくなるもの。お店のルールはきっちりと守る。風俗業界で働く以上、それが自分と自分が守りたいものを大事にするってことだと思うわ」
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1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。 -
- ☆小室友里自身が書き上げた自叙伝「Confession~告白~」好評配信中☆
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