うまくなりたい、きれいになりたい気持ちが大切!
- 清水ひとみさん
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渋谷道頓堀劇場
(ストリップ劇場)
ストリップ劇場って、一般的には女性から敬遠されやすいはずなんですけど、ウチの劇場は渋谷も札幌も女性客が多いんですね。面接に来られる方も80%はステージを見て、自分でもやってみたいと火がついた人。だから在籍しているコは素人から始めたコばかりです。それだけにみんな、新人時代の不安な気持ちがわかるので、自然と新人には気さくに接します。ですから知らない人ばかりで孤立するってことはありません。
ルックスを気にする人もいますけど、面接はそんなに厳しくないです。ただ意外と保守的なお客さんが多いので、黒い髪、白い肌は有利。身体の傷やタトゥーは正直プラスじゃないですね。でもそれを上回る魅力を手にすれば、そんなハンデは跳ね返せます。それだけに本気で取り組まないと、生き残れない世界だとも思います。
ダンサーで成功するかどうかのポイントは、その人に華があるかどうか。もともとある人もいますけど、華がなくても練習を積むことで花開く人もいるんですよね。誰もが過去にやったことのない仕事ですから、最初の頃は、ひたすら練習するしかないです。そこでどれだけ「うまくなりたい、きれいになりたい」って思うかです。あとは口で言うだけではなく、どれだけ行動に移せるかですね。
構成/星野 憲由
最低限のマナーです。
やはり接客業だから、見た目の印象は大切。
ケバくする必要はないけど、自分がいちばんカワイク
見えるファッション、メイクを心がけて。
これは最初に電話するときからの心がけ。
いきなりタメ口じゃ、非常識だと思われちゃう。
喋り方は個性もあるけど、何か聞かれたときにはハッキリと答えよう。
面接時の雰囲気は、そのまま接客のときの雰囲気につながる。
お店の人はそう考えます。
だからアナタもお店の人=お客さんと考えて、
にこやかに、でもある種の緊張感を持って面接にのぞもう。
たとえば、テーブルに灰皿があっても、タバコはガマン。
ほおづえをついたり足を組んだり、リラックスしすぎないこと。
仲のいい友達と一緒のほうが安心できるのはわかるけど、
お店の人から見たら「入るのが一緒なら辞めるのも一緒かも」。
それは迷惑なので、敬遠されがちです。
わからないこと、聞きたいことはあらかじめメモっておいて忘れずに聞こう。
これがいちばん大事なこと。
・ 給料システム(基本時給/歩合給の場合はその内容、女のコへのバック率/
給与保証/昇給システム/ボーナス制度など)
・ 自己負担経費(制服のレンタル代/クリーニング代/衛生用品代など)
・ ペナルティ(指名数ノルマ/遅刻・欠勤・当日欠勤・無断欠勤の罰金など)
・ その他待遇(待機場所はどこか/アリバイ会社の利用など)
・ サービス内容
とくに最後の「サービス内容」は大切。自分で選べるものについては、どこまでOKで何がNGかも伝えておこう。