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AVデビュー後、瞬く間にトップ女優へと
駆け上がった原紗央莉ちゃん。
元芸能人という経歴や、クォーター
だという美貌も話題になっているけれど、
それだけではない魅力が彼女にはある。
そんな彼女が『てぃんくる』の
17周年のお祝いに登場してくれました!
さおりんの魅力を堪能してください!
駆け上がった原紗央莉ちゃん。
元芸能人という経歴や、クォーター
だという美貌も話題になっているけれど、
それだけではない魅力が彼女にはある。
そんな彼女が『てぃんくる』の
17周年のお祝いに登場してくれました!
さおりんの魅力を堪能してください!
Photo MIKA OIZUMI Hair&Make-up EIICHI KURABAYASHI Text Mami Amamiya
Styling Samu Kashiwagi Design Ikarashi design office
Styling Samu Kashiwagi Design Ikarashi design office
最近では篠山紀信の写真展『KISHIN:BIJIN』でモデルを務めたり、『週刊プレイボーイ』の表紙を飾るなど、華々しく活躍中の紗央莉ちゃん。父親がドイツ人と日本人のハーフで、自身は生粋の広島生まれ広島育ち。
「広島っていっても、オオサンショウウオとかがそのへんにいるようなド田舎で、人口も少なかったので、今みたいに『目、茶色いね』とか言われるようなこともなくて、自分がクォーターだと意識することは、まったくなかったですね」
実は彼女、芸能界に入るまでにけっこう長いキャリアを積んでいる。
「私がというより母がミーハーで、私を小さい頃から劇団に入れたり、ダンスを習わせたりしてて、広島ではタレントスクールに通ってました。そこに通ってるときに、東京の芸能プロダクションの方にスカウトされたんです。それがきっかけで上京して、芸能活動をすることになりました。そのかたわらで、すごく売れている女優さんや、アイドルのコたちを見て、自分との差を感じてしまったんです。『同じような活動をしてるのに、どうして私は売れないんだろう?』って。それで、やっぱり向いてないんじゃないかと思って、高校卒業と同時に芸能活動はやめて、20歳まであらゆるアルバイトを経験しましたね。ファストフードの店員からバーテン、荷物の仕分け作業、着ぐるみの中に入る仕事もしたんですよ(笑)。多いときは3つのバイトを掛け持ちして、派遣会社にも登録してましたね。今思えば、とにかく何でもいいから『自分に向いてる仕事』を見つけたかったんだと思います」
そうして18、19歳の2年間を過ごし、成人式を迎えたとき、紗央莉ちゃんは自分の気持ちに気づく。
「いろんな仕事をやってみたけど、結局ほかの仕事が芸能活動よりも楽しいと思えなかったんです。それで、『やっぱり私、本当は芸能の仕事がやりたいんだ』と、内心ずっと思ってたことに気がついて。そしたら、なんとその次の日に今の事務所から話が来て。すごいタイミングですよね。『運がいい!』と思ったんですけど、よくよく話を聞いてみると『AVのお仕事です』と」
芸能界とAV。世間の目も評価もまったく違う世界に、紗央莉ちゃんも初めは戸惑った。
「最初は断ろうと思いましたね。正直、AVにはすごく偏見があったんですけど、AV女優の皆さんがどういう活動をしてるのか調べてみようと思って、何人かのブログを見てみたんです。そしたらみんな、私がアイドルやってた頃より全然忙しそうなんです。撮影はもちろん、イベントもあるし、AV以外の活動をしてる人もすごく多いし。私、それを見てたら嫉妬しちゃって。そんなに仕事があって忙しいってことが、本当にうらやましかった。こんなにいろいろな活動ができるんなら、そのほうがやりがいがあると思いましたね。そのときはまだAVっていうのはちょっと怖かったんですけど、誰にも話さずに、自分一人でやろうと決めました。それで離れていく人ならいらないやって、覚悟も決めて。そのぐらい、人生を懸けた瞬間でしたね」
「広島っていっても、オオサンショウウオとかがそのへんにいるようなド田舎で、人口も少なかったので、今みたいに『目、茶色いね』とか言われるようなこともなくて、自分がクォーターだと意識することは、まったくなかったですね」
実は彼女、芸能界に入るまでにけっこう長いキャリアを積んでいる。
「私がというより母がミーハーで、私を小さい頃から劇団に入れたり、ダンスを習わせたりしてて、広島ではタレントスクールに通ってました。そこに通ってるときに、東京の芸能プロダクションの方にスカウトされたんです。それがきっかけで上京して、芸能活動をすることになりました。そのかたわらで、すごく売れている女優さんや、アイドルのコたちを見て、自分との差を感じてしまったんです。『同じような活動をしてるのに、どうして私は売れないんだろう?』って。それで、やっぱり向いてないんじゃないかと思って、高校卒業と同時に芸能活動はやめて、20歳まであらゆるアルバイトを経験しましたね。ファストフードの店員からバーテン、荷物の仕分け作業、着ぐるみの中に入る仕事もしたんですよ(笑)。多いときは3つのバイトを掛け持ちして、派遣会社にも登録してましたね。今思えば、とにかく何でもいいから『自分に向いてる仕事』を見つけたかったんだと思います」
そうして18、19歳の2年間を過ごし、成人式を迎えたとき、紗央莉ちゃんは自分の気持ちに気づく。
「いろんな仕事をやってみたけど、結局ほかの仕事が芸能活動よりも楽しいと思えなかったんです。それで、『やっぱり私、本当は芸能の仕事がやりたいんだ』と、内心ずっと思ってたことに気がついて。そしたら、なんとその次の日に今の事務所から話が来て。すごいタイミングですよね。『運がいい!』と思ったんですけど、よくよく話を聞いてみると『AVのお仕事です』と」
芸能界とAV。世間の目も評価もまったく違う世界に、紗央莉ちゃんも初めは戸惑った。
「最初は断ろうと思いましたね。正直、AVにはすごく偏見があったんですけど、AV女優の皆さんがどういう活動をしてるのか調べてみようと思って、何人かのブログを見てみたんです。そしたらみんな、私がアイドルやってた頃より全然忙しそうなんです。撮影はもちろん、イベントもあるし、AV以外の活動をしてる人もすごく多いし。私、それを見てたら嫉妬しちゃって。そんなに仕事があって忙しいってことが、本当にうらやましかった。こんなにいろいろな活動ができるんなら、そのほうがやりがいがあると思いましたね。そのときはまだAVっていうのはちょっと怖かったんですけど、誰にも話さずに、自分一人でやろうと決めました。それで離れていく人ならいらないやって、覚悟も決めて。そのぐらい、人生を懸けた瞬間でしたね」
AVデビューしてからの「原紗央莉」のブレイクのスピードはすさまじかった。ホリエモンがブログで彼女を絶賛、対談も実現し、デビュー作『芸能人・原紗央莉』は爆発的なヒットとなった。
「不思議なもので、今はアイドル時代よりもすごく忙しいですね。雑誌のグラビア、映画やテレビ、連続ドラマの出演も決まって……夢見てたことがどんどん実現して感慨深いです。毎日が新鮮で、楽しい!」
最初は怖かったというAVの撮影はどうだったのだろう?
「私、初体験がけっこう遅くて、経験人数も少ないし、エッチも苦手だったんですけど、今は撮影のたびに新たな自分が見えてくる感じでおもしろいです。エッチに対する見方も、かなり肯定的になりましたね。まだまだ初心者なので、私の知らない性の奥深い世界があるんじゃないかと思うんですけど」
毎日が忙しそうな紗央莉ちゃんだが、ストレスはないのだろうか?
「今の私は“趣味=仕事”なんですよ。仕事しかしたくない。いつも仕事のたびに『まだまだだな』『もっとできるはずなのに』って落ち込みますね。でも、落ち込んでばっかりでもダメだから、最近は自分なりに気持ちの切り替え方も覚えてきましたけど」
AVだけにとどまらない活動を続ける紗央莉ちゃんだが、まだまだ叶えたい夢はたくさんあるんだとか。
「やりたいことはたくさんあるんですよ。『Mr.ChildrenさんのPVに出たい!』とか、『岩井俊二監督の作品に出たい!』とか。お芝居ももっとしていきたいし。現場の空気が好きなんですよね。現場で死にたいです(笑)。仕事で死にたいって、男っぽいですよね。自分の作品を見ると、ちょっと気持ち悪いんですよ。なんか“女のコ”になっちゃってるから、普段とのギャップが恥ずかしいんです。三枚目のほうがラクチン」
そんな紗央莉ちゃんに、読者のみんなへメッセージを語ってもらった。
「若いうちにしたいことって、女のコはたくさんあると思うんです。『ブランド物が欲しい』でも『留学するお金が欲しい』でもいいんですけど、自分で稼いだお金でしたいことをするのは、すごくいいことだと思う! そういう仕事を『自分の身体を傷つけてる』って言う人もいるけど、いろんな人に会えるし、いろんな経験ができるから、自信を持ってやってほしいと思います。でも、身体は大切に。人生一度きりなんだから、思い切り楽しんでほしいです!」
「不思議なもので、今はアイドル時代よりもすごく忙しいですね。雑誌のグラビア、映画やテレビ、連続ドラマの出演も決まって……夢見てたことがどんどん実現して感慨深いです。毎日が新鮮で、楽しい!」
最初は怖かったというAVの撮影はどうだったのだろう?
「私、初体験がけっこう遅くて、経験人数も少ないし、エッチも苦手だったんですけど、今は撮影のたびに新たな自分が見えてくる感じでおもしろいです。エッチに対する見方も、かなり肯定的になりましたね。まだまだ初心者なので、私の知らない性の奥深い世界があるんじゃないかと思うんですけど」
毎日が忙しそうな紗央莉ちゃんだが、ストレスはないのだろうか?
「今の私は“趣味=仕事”なんですよ。仕事しかしたくない。いつも仕事のたびに『まだまだだな』『もっとできるはずなのに』って落ち込みますね。でも、落ち込んでばっかりでもダメだから、最近は自分なりに気持ちの切り替え方も覚えてきましたけど」
AVだけにとどまらない活動を続ける紗央莉ちゃんだが、まだまだ叶えたい夢はたくさんあるんだとか。
「やりたいことはたくさんあるんですよ。『Mr.ChildrenさんのPVに出たい!』とか、『岩井俊二監督の作品に出たい!』とか。お芝居ももっとしていきたいし。現場の空気が好きなんですよね。現場で死にたいです(笑)。仕事で死にたいって、男っぽいですよね。自分の作品を見ると、ちょっと気持ち悪いんですよ。なんか“女のコ”になっちゃってるから、普段とのギャップが恥ずかしいんです。三枚目のほうがラクチン」
そんな紗央莉ちゃんに、読者のみんなへメッセージを語ってもらった。
「若いうちにしたいことって、女のコはたくさんあると思うんです。『ブランド物が欲しい』でも『留学するお金が欲しい』でもいいんですけど、自分で稼いだお金でしたいことをするのは、すごくいいことだと思う! そういう仕事を『自分の身体を傷つけてる』って言う人もいるけど、いろんな人に会えるし、いろんな経験ができるから、自信を持ってやってほしいと思います。でも、身体は大切に。人生一度きりなんだから、思い切り楽しんでほしいです!」
Q1.自分の好きなところは?
見た目⇒ネイルのぬりやすい大きな爪、くちびる。
中身⇒よくも悪くも…正直なところ(笑)。
見た目⇒ネイルのぬりやすい大きな爪、くちびる。
中身⇒よくも悪くも…正直なところ(笑)。
Q2.自分の嫌いなところは?
手とかデカイ…。ネガティブなところ…。
手とかデカイ…。ネガティブなところ…。
Q3.何をしているときがいちばん幸せ?
仕事☆
ネコ(愛猫、ミロとクロノ)といるとき!!
仕事☆
ネコ(愛猫、ミロとクロノ)といるとき!!
Q4.ストレス発散法を教えて!
お風呂の中で、大声で歌う☆
一人っきりでいる時間を長めにとる…(笑)。
お風呂の中で、大声で歌う☆
一人っきりでいる時間を長めにとる…(笑)。
Q5.最近のマイブームは?
ネコグッズ集め。
お肌のために、顔にはちみつを塗る(笑)。
ネコグッズ集め。
お肌のために、顔にはちみつを塗る(笑)。
Q6.好きなブランド、よくお買い物をするショップは?
miu miu、ANAP
miu miu、ANAP
Q7.やってみたいファッション or コスプレは?
80年代風とか、ヒッピーみたいなもの。
あと、ゴスロリ!
80年代風とか、ヒッピーみたいなもの。
あと、ゴスロリ!
Q8.お気に入りのコスメは?
ものぐさなのであまり関心がないのですが、macとか、限定品に弱いです。
ものぐさなのであまり関心がないのですが、macとか、限定品に弱いです。
Q9.好きな音楽は?
Mr.Childrenさま♡
Mr.Childrenさま♡
Q10.好きな映画は?
リリイ・シュシュのすべて
トランスポーター
亀が意外と速く泳ぐ
ロスト・イン・トランスレーション
リリイ・シュシュのすべて
トランスポーター
亀が意外と速く泳ぐ
ロスト・イン・トランスレーション
Q11.好きな男の人のタイプを有名人にたとえると誰?
鳥越俊太郎さん
加瀬亮さん
鳥越俊太郎さん
加瀬亮さん
Q12.好きな人ができたらどういうふうにアプローチする?
すぐに好きって言っちゃう!
あたってくだける…!!
すぐに好きって言っちゃう!
あたってくだける…!!
Q13.男の人にされてうれしいことは?
頭ナデナデ♡
頭ナデナデ♡
Q14.どんな女性に憧れる?
自分を持っていて、仕事をバリバリこなしちゃってるキャリアウーマン!
そして、品がある人!!
自分を持っていて、仕事をバリバリこなしちゃってるキャリアウーマン!
そして、品がある人!!
Q15.明日世界が終わるとしたら何をする?
丸ボウズにする♡
丸ボウズにする♡
Q16.10年後の自分はどんなふうになっていたい?
お芝居をしている人になっていたい!女優業。好きな仕事をしていること!ポジティブでHappyなオーラを常に持っている人。
お芝居をしている人になっていたい!女優業。好きな仕事をしていること!ポジティブでHappyなオーラを常に持っている人。
Q17.これを読んでいるみんなに、メッセージをお願いします!
人生、一度っきりです!「できない」とか言わず、自分のやりたいこと思いっきりやっちゃってください!!“自分”を楽しみましょ~~~~☆
人生、一度っきりです!「できない」とか言わず、自分のやりたいこと思いっきりやっちゃってください!!“自分”を楽しみましょ~~~~☆
Interviewer's note
会う前はとにかく「美形」「華やか」という印象が強かった原紗央莉ちゃんだったが、実際に話してみるとしぐさも言葉もすごく等身大で、ルックスは美形だけど性格はやんちゃでかわいい感じ。
逆に、21歳の女のコにしてはプロ意識がすごく高いと感じた。
どんな世界にも、やる気のある人とない人がいて、AVの世界でもそれは同じなのだが、不思議なもので、やる気のある人のところには、チャンスや、いい仕事が舞い込んでくるものだ。
原紗央莉ちゃんのデビューは、確かにすごく恵まれた形だったと思う。
けれど、デビュー後に彼女のもとに舞い込んできた「やりたかった仕事」や「おもしろい仕事」は、たまたま運がよかっただけなんじゃなく、彼女の「仕事をしたい!」というポジティブなパワーが引き寄せてきたものなんじゃないか?と本気で思う。
「AV女優・原紗央莉」というワクにとらわれず、紗央莉ちゃんには前例のないことにどんどんチャレンジしてほしいし、紗央莉ちゃんが表に出ていくことで、AVに対する世間の見方も変わるんじゃないか?と期待している。
ミスチルのPVに出ている紗央莉ちゃんに会える日も近いかもしれない。
(雨宮まみ/AVライター)
原紗央莉/はらさおり
1988年1月1日生まれ。広島県出身。O型。
芸能活動を経て2009年1月22日、SODクリエイトよりAVデビュー。
グラビアをはじめ、映画、テレビ、ラジオなどでも活躍中。
●単行本
『本名、加藤まい~私がAV女優になった理由~』
(著:原紗央莉 / 集英社刊)好評発売中!
※このコンテンツは『vol.409(2009年9月25日発売)』に
掲載された巻頭特集から抜粋したものです。