Dr.赤枝の街角女性健康相談室
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毎週行われている「Dr.赤枝の街角女性健康相談室」の現場に“てぃんくる”が読者に代わって突撃取材!!

胸にしこりが……。このまま放置しておいてもいい?

お風呂上がりに、胸にしこりを発見! コロッとしていて、つまんだり押したりしても痛みはありません。このまま放っておいても大丈夫でしょうか? 今、20代で、これまで乳がん検診を受けたことはありません。特に体調も悪くないのですが、なんだか気になります……。

まずは正しい方法でセルフチェックを。気になる場合は病院へ!

胸にしこりができる原因は、いろいろあります。乳腺症と呼ばれる特に問題のないもののほか、月経前の胸の張りをしこりと感じることも。また、チェックするとき胸を強くつかんでしまうと乳腺(母乳を分泌する腺)に触れるため、それをしこりとカン違いしてしまうことも多いようです。気になる場合は、乳腺外科で診察を受けておくと安心です。

気になる病気の予防&早期発見のためには、セルフチェックが有効です。注意が必要なのは、胸を手のひらで軽く押すようにしたとき、パチンコ玉やサイコロのように硬く感じられるしこり。また、両腕を上げ下ろししたとき、左右の胸が同時に動くか、胸を張ったとき、胸にえくぼのようなくぼみができないか、なども確認しておきましょう。

急に生理痛がひどくなりました。ラクにする方法はある?

ここ2ヵ月ほど、急に生理痛がひどくなりました。一番つらいのは生理が始まった日で、痛みのせいで何も手につきません。今までは生理痛があっても年に1~2回。そのときも、これほど痛くありませんでした。急にひどくなったのはなぜ? 何とかラクにする方法はないでしょうか?

疲労やストレスが関係していることも。日頃の生活を見直して!

急に生理痛がひどくなったときは、まず毎日の生活を見直してみましょう。生理痛は、体調やメンタル面にも深くかかわっているもの。睡眠不足や不規則な生活、疲労、ストレス、タバコなどが原因で痛みが強くなることもあります。痛みがあるときは、無理をしないのが一番。できるだけ身体を休め、静かに過ごします。自分の好きなことに時間を使うなど、痛みのことばかり気にしないようにする工夫も必要です。どうしてもつらいときや、仕事に支障が出るときなどには、市販の鎮痛剤を飲んでもよいでしょう。

薬を飲んでも痛みが治まらないときや、生理のたびにひどい生理痛が起こる場合は、婦人科で診察を受けましょう。子宮内膜症などの病気が原因となっている可能性もあります。

かわいいバっケージ!
「ガールズガード」のコンドームはパッケージがオシャレ。女のコの身体を守る必需品。避妊だけでなく、性感染症を予防します。赤枝先生の相談室へ行くともらえるよ。
Dr.赤枝 ☆ 加藤鷹
8月7~9日に開催された「サマーソニック09」で、加藤鷹さん(左)と「性感染症から身を守るために必要なこと」についてトークする赤枝先生(右)。
「癒しフェア」にて!
8月8~9日に東京ビッグサイトで開催された「癒しフェア」。2日間で約60名の方がエイズ検査を受けてくれました。
■街角女性健康相談室(無料)
 毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角無料エイズ検査」
 毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)
※ラジオ番組『ガールズガード 女の子の保健室』は10年間続けましたが3月30日で終了しました。
【News!!】今年10月から再開予定です!
検査の流れ 1.HIV・AIDSの説明や検査の流れなどの説明があります。2.受付で封筒に名前(偽名でも可)を書き込みます。3.その封筒を持って医師のブースへ行き、封筒を渡して少量の採血をします。4.採血後、検査キットで陰性か陽性かの反応を赤枝医師が調べます。ここから15分待ちます。5.検査結果の入った封筒を手渡されます。これで検査は終了です。
※会場内で封筒を開けることは禁止されています。家に帰ってから開けてください。
※検査は赤枝医師一人で行い、結果も赤枝医師にしかわかりません。プライバシーは完全に守られます。

エイズの原因となる「HIV」と呼ばれるウイルスは、血液や精液、膣分泌液などに多く含まれています。そのため、1.アナルセックスや、口の中に出すセックスをしたことがある、2.生理中にセックスをしたことがある、3.よく知らない人や、不特定多数の人とセックスをしたことがある、4.注射の回し打ちをしたことがある、5.タトゥーやピアスの穴をあける器具の使い回しをしたことがある、といった場合、「感染の不安がある」ことになります。でも、特定のパートナーとしかセックスをしていなくても、感染の可能性はゼロではありません。パートナーがこれまでに付き合っていた人の中にHIV感染者がいた可能性もあるからです。自分自身と身近な人の健康を守るためにも、ひとりでも多くの人がHIV検査を受けることが大切です。

Dr.赤枝赤枝六本木診療所
院長

赤枝恒雄

東京医科大学卒、医学博士。1977年、赤枝六本木診療所を開業。若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com/

監修/赤枝恒雄 構成/野口久美子 イラスト/桜井輪子

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