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TSSとは、細菌の一種・黄色ブドウ球菌によって引き起こされる病気。黄色ブドウ球菌は膣(ちつ)や皮膚などにすんでおり、健康であれば身体に害を及ぼすことはありません。TSSの原因となるのは、黄色ブドウ球菌の中でも毒素を出すものだけ。そのため発症はまれですが、タンポンの長時間使用などがきっかけで起こる場合があるので注意が必要です。タンポンを長い間入れたままにしておくと、本来は身体の外に流れ出るはずの菌まで膣の中にとどまってしまいます。その結果、黄色ブドウ球菌が異常に増え、TSSを引き起こす可能性も高まってしまうのです。TSSの症状は、突然の高熱や悪寒、発汗、発疹(ほっしん)など。タンポンを使用しているときにこうした症状が出た場合は、すぐに婦人科で受診しましょう。
タンポンは、正しく使えばTSSの原因になることはありません。6~8時間おきに取り替え、生理の終わりかけに使った場合も忘れずに取り出しましょう。一度に2本使ったり、ヒモを切ったりするのはNG。体内で折れ曲がって取り出しにくくなったり、使っているのを忘れて長時間入れたままにしてしまったりする原因になるからです。また、タンポンを使ってよいのは生理のときだけ。おりものが気になるときにタンポンを使うのは間違いです。特におりものの量や色、においがいつもと違うときは、膣の中で炎症が起きていることが多いもの。おりものには身体の外に出したほうがよい菌が含まれているため、タンポンを使うことによって症状を悪化させてしまうことも考えられます。
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毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角無料エイズ検査」
毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)
※ラジオ番組『ガールズガード 女の子の保健室』は10年間続けましたが3月30日で終了しました。
【News!!】今年10月から再開予定です!
※検査は赤枝医師一人で行い、結果も赤枝医師にしかわかりません。プライバシーは完全に守られます。
エイズの原因となるウイルス「HIV」に感染しても、すぐに症状が出るわけではありません。感染しているかどうかを知るためには、HIV検査を受ける必要があります。検査は、ほとんどの保健所(保健福祉事務所)や自治体の検査施設などで、無料で受けることができます。もちろん、希望すれば病院でも検査が可能ですが、検査費用は自己負担になります(費用は病院によって異なる)。また、Dr.赤枝もさまざまなイベント会場などで無料エイズ検査を行っています。HIVの検査は匿名で受けることができ、結果が本人以外に知らされることもありません。
院長
赤枝恒雄
東京医科大学卒、医学博士。1977年、赤枝六本木診療所を開業。若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com/
監修/赤枝恒雄 構成/野口久美子 イラスト/桜井輪子