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「婦人科検診」とは、主に子宮頸(けい)がんの細胞診のこと。子宮の入り口(頸部)を綿棒でこすって細胞を採り、病理診断を行います。細胞を採るのは1分もかからず、痛みもまったくありません。診断の結果は1週間ほどで通知されることが多く、細胞の状態によって1~5の5段階に分けられています。スコアが1または2であれば正常。3以上の場合、再検査や治療が必要になるので、早めに婦人科へ。また、診断に「びらん(組織表面の軽い傷やただれ)」があると併記されることもありますが、びらんとがんは別のものなので、心配し過ぎなくて大丈夫です。婦人科検診は、婦人科の病院で受けることができます。子宮頸がんは、早期発見すれば治る病気。20歳を過ぎたら、一年に1回は検診を受けましょう。
婦人検診を受けるときは、できれば生理の日を避けます。自分が不快なのはもちろん、出血が多いと細胞が採れないこともあるからです。また、正しい結果を出すため、前日に膣の中を洗わないことも大切。細胞を採る際、内診台に乗らなければならないため、服装はふんわりとしたスカートがベストです。下着を取るだけでよいので着替えなどの手間が省け、身体も自然に隠せるのでリラックスして検査を受けられます。
婦人科検診を受けるなら、子宮頸がんの検査と併せて、子宮筋腫や卵巣のう腫の有無を調べる卵巣&子宮の超音波検査や、乳がんの検査も受けておくとよいでしょう。結婚前やセックスのパートナーがかわったときには、さらに性感染症の検査も行っておくと安心です。
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毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角無料エイズ検査」
毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)
※ラジオ番組『ガールズガード 女の子の保健室』は10年間続けましたが3月30日で終了しました。
【News!!】今年10月から再開予定です!
※検査は赤枝医師一人で行い、結果も赤枝医師にしかわかりません。プライバシーは完全に守られます。
妊娠・出産を望む女性にとって、婦人科検診はとても大切。また、年に一度の検診は、性感染症の検査を受けるよい機会でもあります。HIVをはじめとする性感染症は、主にセックスによって人から人へうつります。特にHIVは、進行するまで症状が表れないため、検査を受けなければ感染しているかどうかを確認することができません。症状が出ていない間もウイルスには感染力があるため、気づかずにいると病気を広めてしまう可能性もあるのです。HIVなどの感染症を防ぐため、必ずコンドームを使うこと、そしてセックスのパートナーがかわったときには性感染症の検査を受けることが大切です。
院長
赤枝恒雄
東京医科大学卒、医学博士。1977年、赤枝六本木診療所を開業。若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com/
監修/赤枝恒雄 構成/野口久美子 イラスト/桜井輪子