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「モーニングアフターピル」とは、セックスのあと、72時間以内に飲めば避妊効果が期待できる薬のことです。いくつかのタイプがありますが、どれにも女性ホルモンが配合されており、受精卵を着床しにくくしたり子宮内に精子が入ってくるのを防いだりする効果があるといわれています。
こうした薬は処方せんがなければ買えないので、必要な場合は、まず婦人科を受診します。診察や薬には健康保険が適用されないため、処方される薬の種類や扱う病院によって価格にバラつきがあります(診察料も含めて1万~3万円程度のことが多い)。扱っていない病院も多いので、受診する前に、薬の処方が可能かどうか、また、初診料や薬の料金を含めてどのぐらいお金がかかるのかを確認しておきましょう。
モーニングアフターピルを飲むと、胸の張りやムカムカ感などが2~3日続きます。出血することもありますが、出血が見られたからといって、妊娠していないわけではありません。また、飲んだあとしばらく、排卵や月経のサイクルを乱すリスクがあることも覚えておきましょう。また、モーニングアフターピルの避妊効果は100%ではありません。知っておきたいのは、仮にこうした薬による避妊が失敗した場合、授かった子どもは産むことができない、ということ。妊娠が継続していても、ホルモンを含む薬は赤ちゃんの身体に深刻な影響を与えるため、飲んでも効果がなかった場合は、中絶手術が必要になってしまうのです。女性の身体を守るため、モーニングアフターピルを使うのは、緊急時だけにするべきです。
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毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角無料エイズ検査」
毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)
※ラジオ番組『ガールズガード 女の子の保健室』は10年間続けましたが3月30日で終了しました。
【News!!】今年10月から再開予定です!
※検査は赤枝医師一人で行い、結果も赤枝医師にしかわかりません。プライバシーは完全に守られます。
Q 特定の相手以外とセックスしなければ大丈夫?
A 残念ながら、特定のパートナー以外の相手とセックスをしたことがなくても、感染する可能性はあります。パートナーが以前付き合っていた相手がHIV陽性だった場合、パートナーを通して自分も感染してしまうことがあるからです。
Q HIVは母親から子どもにうつる?
A HIV陽性の女性が妊娠した場合、妊娠の初期から適切な治療をすれば、赤ちゃんに感染する確率を低くすることができます。健康な子どもを産むためにも、早めに検査を受けて、HIVに感染しているかどうか知っておくことが大切です。
院長
赤枝恒雄
東京医科大学卒、医学博士。1977年、赤枝六本木診療所を開業。若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com/
監修/赤枝恒雄 構成/野口久美子 イラスト/桜井輪子