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尖圭コンジローム(尖圭コンジローマ)は、性感染症の一種。性器や肛門のまわりに、先がとがった米粒程度のイボができる病気です。痛みやかゆみなどの症状はありませんが、短期間でイボが大きくなったり数が増えたりするので、早めに治療を始めることが大切です。イボが米粒大より小さく、数も少なければ(3個以下が目安)、塗り薬による治療も可能。クリームタイプの薬を1日おきに塗って、経過を見ます。でも、イボが大きかったり数が増えていたりするときは、レーザーや電気メスでイボを焼き切る治療が必要になります。尖圭コンジロームの原因となるウイルスは、セックスによってうつる場合がほとんどです。お風呂やプール、タオルの共用などでうつることはありません。
尖圭コンジロームを引き起こすのは、「ヒトパピローマウイルス」の6型と11型です。注意が必要なのは、このウイルスに感染している人は、同じウイルスの16型や18型にも感染している場合が多いこと。16型、18型は、子宮頸(けい)がんの原因となるウイルスなので、感染がわかった場合は定期検診を欠かさないようにしましょう。尖圭コンジロームのウイルスは、正しく治療をすれば2年ほどで体内から消えることがあります。検査をしてウイルスが消えていたら、予防ワクチンを接種しておくと安心。子宮頸がんと尖圭コンジロームの両方を予防するワクチンを選ぶこともできます。体内にウイルスを持った状態でも妊娠・出産に影響はありませんが、赤ちゃんへの感染を防ぐため、出産は帝王切開で行います。
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毎週木曜日 21:00~24:00 六本木ロアビル1F(ドンキホーテの目の前のビル)
■その場でわかる「街角無料エイズ検査」
毎月第4日曜日 14:00~17:00 セコム本社1F セコムショップ(原宿)
※ラジオ番組『ガールズガード 女の子の保健室』は10年間続けましたが3月30日で終了しました。
【News!!】今年10月から再開予定です!
※検査は赤枝医師一人で行い、結果も赤枝医師にしかわかりません。プライバシーは完全に守られます。
Q HIV検査はどうして必要なの?
A HIVは、母親からおなかの中の赤ちゃんに感染する可能性があります。でも、妊娠初期に感染がわかっていれば、病院で適切な処置をして赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。
Q 母親がHIVに感染している場合は?
A 母親がHIVに感染している場合、陣痛が始まる前に帝王切開を行います。これは、赤ちゃんが生まれるときに産道で母親の血液に触れるリスクを減らすため。妊娠前に検査を受け、感染の有無を知っておくことが、赤ちゃんを守ることにつながります。
院長
赤枝恒雄
東京医科大学卒、医学博士。1977年、赤枝六本木診療所を開業。若い女性の心と身体の健康を守る活動を積極的に行い、テレビ、ラジオ、雑誌などでも若い女性の性感染症・妊娠の悩みに答えている。
http://www.akaeda.com/
監修/赤枝恒雄 構成/野口久美子 イラスト/桜井輪子