- 風俗求人てぃんくる >
- コンテンツ
第64回 夏バテ対処法
今年は梅雨の時季から強烈な蒸し暑さに覆われた日本列島。夏が来る前にすでに“梅雨バテ„という人もいるのでは……。まだまだ続く夏の暑さに備えて、ここでしっかり夏バテ対策しておきましょう!
監修/伊藤都(伊藤メディカルクリニック)
夏バテの原因
原因の一つは、「湿気を伴った暑さ」といえます。中には夏が始まる前の梅雨時季の蒸し暑さにすでにヤラれてしまうという人も……。
また、暑いときの救世主と思われるクーラーですが、使い方を間違えると夏バテの原因になることも。暑い屋外にいるとき、私たちの身体は、熱が体内にたまらないように汗を出しやすい状態になっています。その状態でキンキンに冷えた室内に入ると、すぐにモードチェンジできないため、本来、熱を放出する必要のない場面で“汗放出態勢„のままでいることに。しばらくすると自律神経が環境の変化に気づき、“汗を出さなくてもいいですよモード„に切り替わるのですが、このチェンジが一日のうちに何度も繰り返されると、さすがに自律神経も働きが鈍ってきます。そしてついには、冷や汗、めまい、頭痛、食欲不振といった夏バテ特有の症状が表れてくるのです。
夏バテ対策
(1) 生活のリズムを崩さない
寝る時間と起きる時間がバラバラだと身体がついていけずに体調を崩す引き金になってしまうことも。
(2) 睡眠中のクーラーのつけっ放しはNG
寝苦しいからといって、朝までクーラーをつけたまま寝るのは体調不良の原因に。寝る直前に食べたり飲んだりしない、ぬるめのお風呂にゆっくり入るなど、眠りにつきやすいような工夫をするといいでしょう。クーラーをつける場合は、27~28℃で1~2時間のタイマーをセットしてから眠りましょう。
(3) 頑張って朝ごはんを食べる
胃腸のリズムをつくるためにも朝食は取ったほうがgood。固形物は無理なら、おみそ汁や野菜スープ、フルーツなどでもOK。
夏風邪と冬の風邪の違いはウイルス
ほとんどのウイルスは寒くて乾燥した空気を好むために、もっぱら活躍の場は冬がメインです。ただ、中には湿度の高い夏の環境を好むウイルスも存在します。
*夏風邪→エンテロウイルス、アデノウイルス
症状/下痢などの胃腸障害を伴うタイプ
*冬の風邪→RSウイルス、インフルエンザウイルス
症状/のどの痛みや鼻水、咳、発熱を伴うタイプ
もしも
◎夏風邪をひいてしまったら
免疫力を高めてウイルスに勝つためには、とにかく休養。夏風邪でよくみられるのが下痢や腹痛です。食欲が落ちるのは仕方ありませんが、炭水化物や良質のタンパク質を中心とした食事を少量でもいいので取り、早めに帰宅して普段よりも多めに睡眠を取るようにしましょう。
女性は男性よりも冷えに弱い!
一般的に、オフィスなどではスーツを着た男性を基準に温度設定がされているため、薄着の女性の中には室内で凍えるような思いをしている人も多いのでは。服装だけでなく、そもそも身体のつくりが男女では異なることを知っておきましょう。
体温は内臓や筋肉の働きによって保たれているのですが、女性は男性よりも筋肉量が1割くらい少ないといわれています。ですから、熱を作り出す量も男性より少ないのです。冷えで悩む女性が多い理由はこれも関係しています。寒いと感じたらひざ掛けやストールなどで、それ以上冷やさない対処をしましょう。
-
内科医
伊藤 都 - 伊藤メディカルクリニック院長。医学博士。平成7年、杏林大学医学部を卒業後、平成15年には女性の健康と美しさ、若々しさを保つことを目的に同クリニックを開院。女性ならではの細やかな配慮と気さくな応対は、同世代の女性たちからも評判が高い。
- 冷えた部屋が快適なので常に自分の部屋は23~24℃に設定しています。身体の冷えを自覚したことはありませんが、冷やし過ぎでしょうか?
- 体質や個人差もあるでしょうが、さすがに毎日23~24℃の部屋に長時間居るのは冷えが体内にたまるのではないでしょうか。ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、温かいハーブティーを飲むなど、一日のどこかで身体に“温かさ”を感じさせてあげてはいかがでしょう。
イラスト/トシダナルホ