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第65回 夏の疲れ肌対策
全国的に猛烈な暑さに見舞われた今年の夏。バテバテなのは、身体だけではないはずです。矢面に立って、紫外線をたっぷりと浴びたお肌も相当まいっているはず。そこで今回は、夏の疲れ肌リカバリー対策を徹底チェック!
監修/戸佐眞弓(まゆみクリニック)
夏が肌にダメージを与える理由
紫外線、クーラー、夏向けの化粧品、汗などなど。夏は肌にとって過酷な条件が揃っています。夏は肌にとって、どこを見ても乾燥の原因となるものに囲まれている状態です。
・紫外線
UVA、UVB(※)を浴びる時間が多いため、肌は乾燥まっしぐら。
・クーラー
猛暑日が続いた今年の夏は、クーラーの効いた室内にいた時間が例年よりも長かったのでは。クーラーの冷気は、汗とともに肌の水分を蒸発させるため、肌は水分不足に。
・夏向け化粧品(UVカット+汗でも崩れにくいファンデーション)
女子にとって夏にはなくてはならない必須コスメ。汗や肌の脂分を吸収しやすい性質を持っているため、これまた肌の乾燥を促進。
紫外線による肌の老化
「光老化」
自分の手の甲や腕とお尻とを見比べてみてください。お尻は、白くてツルツル、シットリ、なのに、手の甲や腕は、茶色っぽくてカサカサ、ところどころ小さなシミがあったり……。同じ人の肌とは思えないほど、肌質や色に違いがありませんか? この違いの原因こそ、紫外線なのです。
肌の老化には2種類あって、年齢を重ねることによって起こる肌の変化を「自然老化」といい、紫外線を浴びることが原因で、シミやシワが現れる肌老化のことを「光老化」といいます。年齢が若くても紫外線を浴びている時間が長い人の肌は、年上の人の肌よりも老化が進んでいることもありうるということです。
光老化の予防策
紫外線に当たる時間を減らし、外出の際はサングラス、帽子、日傘、できれば長袖に長いパンツというスタイルで。
秋が来る前に疲れ肌のリカバリーを
たっぷりと紫外線を浴び、クーラーの効いた室内で長時間過ごし、夏用化粧品を塗られた肌は、乾燥が進みヨレヨレ状態な上に角質が厚くなっています。秋に向かっては、追い討ちをかけるように皮脂分泌が減少するため、ますます乾燥が促進されてしまいます。疲れた肌とは、乾燥し、よりダメージを受けやすい肌の状態をいいます。秋が訪れる前に、十分な保湿を行うことが必要です。
疲れ肌に潤いを与えるスキンケア
何をおいてもまずは保湿
朝晩のいつものスキンケア+美容液・パックのスペシャルケアを。
厚くなった角質のケア
厚くなった角質を除去することで、メラニン排出を促します。また、美容液などの浸透を促し、肌が透明感を取り戻します。
身体の内側からもバックアップ
美容のサポーターともいわれるビタミンB2 を含む、キノコ類や食物繊維、豚肉などの食品を積極的に摂取する。B2 不足は美容の大敵。太りやすくなったり、お肌がカサカサに。
アロマのフェイシャルスチームで保湿力UP
洗面器に沸騰したお湯を入れ、好きな香りのエッセンシャルオイルを2滴ほど落とします。洗面器から30?くらいのところ(真上)に顔を置き、バスタオルを頭からかぶせれば、即席スチーマーのできあがり。10分ほど香りとスチームを浴びれば、心はリフレッシュ、お肌は保湿力UP。
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形成外科・皮膚科医
戸佐 眞弓 - 11月3日生まれ。東京女子医科大学卒、医学博士。東京女子医科大学 形成外科学教室、帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、まゆみクリニックを開業。専門は、ピーリング、レーザー治療、脱毛レーザー、スキンケア。
- 気温が高く日差しの強い日には、UV 対策にも気合が入りますが、曇っている日は紫外線も若干弱いものでしょうか?
- 紫外線は、気温の高さや日差しの強さにはあまり左右されません。紫外線はまぶしくも熱くもなく、浴びている実感がないところがクセモノです。ですから、曇りの日でも日陰にいても、室内でも窓から入る日差しには要注意です。
イラスト/トシダナルホ