KOHの幸せスイーツ-第12回-
イケメン料理人、KOHがお菓子作りを手ほどき。ちょっとしたコツで極上スイーツのできあがり! これを食べれば、みんなHAPPY☆
抹茶とシナモンの渦巻きクッキー
あっという間に溶けてなくなるスイーツ
クッキーとは、小さなケーキというオランダ語が名前の由来。初期のものはナッツ、甘味料、水で作られた比較的堅いクッキーだった。その後、バターと砂糖とクリームを用いた、現在でも一般的なものに変わっていった。今回は、シナモンと抹茶を組み合わせたもの。一口食べたら、口の中で溶けてしまいそうな、軽さとサクサクした食感が癖になりそう。甘さもほどほどなので、おやつ以外にも日本酒や焼酎のお供にいかが。今回は、2種類の生地を用意。1~3の工程をシナモンと抹茶の生地で2回やります。
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材料open
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(30枚分)
(シナモン生地)
・薄力粉 120g
・バター 75g
・シナモン 5g
・粉糖 50g
・卵黄(卵白)1個
・塩 1g
(抹茶生地)
・薄力粉 120g
・バター 75g
・抹茶 5g
・粉糖 50g
・卵黄(卵白)1個
・塩 1g
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作り方open
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1 粉を振る
バターは常温で戻し、卵黄とバター以外の材料はザルで一度振るっておく。シナモンや抹茶の変わりにコーヒーやココアパウダー、紅茶などを粉末にしたものをお好みで使ってもOK!
粉類は一緒に振るうことでムラがなくなる
2 材料を混ぜ合わせる
1で振るった粉類を厚手のビニール袋に入れ、バターを加え、もみ込んで、卵黄を加え混ぜ合わせる。袋から取り出し、手のひらで手早くひとまとめにして、ムラがないように手早く練り込み、ラップで包んで冷蔵庫で30分休ませる。
3 生地を整形する
2を冷蔵庫から取り出し、広げたラップにのせ、手のひらで厚さ約2cmの長方形の大きさにする。さらにラップをして、めん棒(ワインの瓶など)で約1cmの厚さになるように伸ばす。できたら冷蔵庫で10分程度冷やして固める。
堅めの生地のほうが均一な厚さになりやすい
4 生地に卵白を塗る
3の抹茶の生地を平らな所に置き、ラップをはがす。卵白を手やスプーンなどで全体に塗り、余分な卵白はキッチンペーパーでふき取る。シナモンの生地をその上に乗せて、余分な空気が入らないように軽く押さえる。シナモンの生地にも同じように塗る。
卵白を塗り過ぎると、その部分が白く浮くので注意
5 生地を巻く
4の生地を手前から巻き込む。空気が入り込まないように、平らな所で転がしてすき間をなくし、再度冷蔵庫で20分程休ませる。
堅い生地のほうがつぶさずにきれいに切れる
6 仕上げ
5の生地をラップごと8mmの幅に切り分ける。ラップを取り、クッキングシートを敷いた天板に並べて、170℃のオーブントースターで10分ほど焼き上げる。冷めたら完成。
幸せパティシエ KOH(コウ)
1972年6月生まれ。高校卒業後、某有名老舗イタリアンにて修業を積む。副料理長まで務めたあと、ワインレストランに移り、現在、料理長を務めている。料理教室や某製菓会社で、レシピの開発に携わるなど、多方面で活躍している。
撮影/山崎 亜沙子