香港で撮影した映画がいよいよ公開になるそうな。タイトルは「豪情」。香港の成人雑誌を作った人のサクセスストーリーなのですが、日本での撮影もあり、現場にお邪魔してきたコムロさん。が、そこで見たものはエキストラの女の子40人のおっぱい、80個の乳房! 全員半裸でした……（-- 。さすがのコムロさんもちょっとあっけにとられたようで。日本上陸はあるのか!? ……というところで本題。今月はまったく関係のないまじめなお話。
うい～っす。寒くなりましたなぁ～。
引越しをいたしまして。部屋の中は段ボールで埋め尽くされております……（--）。どうにかこうにか生活できる環境にはなりましたが、いかんせんネット環境が悪い！ ADSL開通も申し込みから半月以上かかってしまい、現在は懐かしのダイヤルアップ接続（笑）。しかもファイヤーウォールが働いちゃってまともに仕事できまちぇん（>
正直わかんなくなったよ。今日びの女の子たちの気持ちが。
裸になるってそんなに抵抗ないこと?
バレなければいいの?
40万貯めるのが大変だから？
たったそれだけの理由で?
そんなにカンタンでいいのかな……。
私が今まで話してきた風俗、AVの女の子たちって、それぞれに自分自身と向きあって、考えてたんだよね。お金がないなら、どうしてないのか。どうすればいいのか、それ以外に道はなかったのか。考えて考えて、最終的に出した結論としての『裸の商売』だった。憧れでも、押しつけでも、みんな自分の核心があった。
時代が変わった？ といえばそれまで。確かに時代は変わり続け、そして人も変わる。やってることは一緒なのに、人の考え方が変わるから情報まで変わるように思える。彼女も私も、画面の中でやってることは同じ。AVというものに対する捕らえ方、見方、考え方が違うだけ。
でも、それってなんか……やっぱり違うような気がする。
裸は裸なんだよ。それに従事している者は「裸」を扱っていることを忘れちゃいけないんだよ。裸商売を悪いって言ってるんじゃないよ。いつもいつも考えろ！ って言ってるわけでもない。ただ、忘れないでいて欲しい。自分がいるポジション、世間の目、周囲のこと。
彼女がね、言ったんだよ。
「AVやってるって言っても誰もなんとも思わないって言うよ」
それは言わないだけ。それを聞いてなんとも思わない人ってそうそういないと思う。時代が変わっても、私たちが日本人という人種である以上、『女=貞淑』が根底にこびりついてる。剥がれやしないんだよ。なんとも思わない人がいるとしたら、業界を知っている人か、無限大に器が広いか、または自分に対して1ミクロンも関心がないだけ。
お金もさ、それだけのリスク背負って稼ぎだしたものだと認識した方がいいんだと思う。仕事は仕事、彼女は言う。確かにそう。私も仕事だった。仕事だと思ってた。けどそれだけの認識じゃ甘いんだよね。身体を使えばお金が入ってくる。いつの間にかそういう意識が生まれて、お金を稼ぐことの苦労に対する考えが楽な方へと向いてしまう。
自分の身体を使ってお金を生み出す。それがどれだけのこともちろんわかっているつもりだし、みんな大変な思いをしてるんだと思う。けど痛みって徐々に薄れていくよね。辛い思い出と同じで。それが風化され当たり前になっていく。でもそれじゃだめなんだよ。当然って思っちゃいけないんだよ。どこかに『負』の要素があってこそ、何もない、フラットな自分に戻った時の『正』が生きてくるんだと思う。お金に対する考え方もね。
裸を売りにして、それに自分のプライドのすべてをかけている人。「それの何がいけないの?」それもカッコいい。けど私は自分の立場、周りからの見られ方、友達、両親の困惑、配慮、その他諸々、自分に降りかかるネガティブな事柄を素直に受け入れて、その上でのプライドを持つことの方が、生き様としてはカッコいいと思うんだ。これはあくまで私の意見。
私がオールドな人間なだけなのかもしれないな。そのへんのオヤジと一緒か（苦笑）。
19歳の彼女がこれからどうなっていくのか。端くれライターとしては興味があり、業界の先輩として心配でもあり、女として不安。でも期待していたい。いや、させて欲しい、かな……。
そんなことを思ったインタビューでした。
たまには自分がなぜここにいるのか、自問自答してみるのもいいと思うよ。私？ よくしてる。けどまだ答えが出ない。そんなものに答えがあるのかどうかもわからないけどね。
では、また来月。
ああ、ネット環境がよくなっていますように。。。
2003.11.11up
1975年7月28日生。Ｏ型。
幼い頃にアニメを抑制されたためか、大人になってからアニメにどっぷりと浸かっている。
好きなジャンルは宇宙を扱ったもの。「ガンダム」シリーズ、「銀河英雄伝説」、他多数。
かと思えば「ガンバの冒険」も愛していたりする満27歳。
愛機はPCV－RX51。調子悪し。