カシコイおもてなし
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データと分類(1/2)

カシおもここまで

前回までの「SMマトリックス」の話はわかりにくかったですかね。
すいません。本が出たら、そちらを熟読してください。

あそこまで厳密なものは素人にはできずとも、人を分類すると、自分なりの理解ができてきます。

「クレマン」のトラブル回避ノウハウ

私はSMマトリックスを参考に「ヤリマンマトリックス」略して「ヤリマントリックス」(一文字しか略してないだす)というものを考えてみました。
数値を出すものではなく、行動様式に沿って分類しただけですが、これでスッキリしたことが多々あります。

以前から、何人もの男と器用につきあい、それとは別に一夜限りのセックスを積極的に楽しめるようなヤリマンタイプが私は好きだし、気が合います。
「好きな女性のタイプはヤリマン」と言っているくらいで、私にとって「ヤリマン」は褒め言葉だと言ってかまいません。

ところが、同じようなタイプでも苦手なのもいます。
誰とセックスしたのかをこれみよがしに語りたがり、有名人にたかるようなタイプです。
こういうタイプは自然と察知して遠ざけてしまいます。

つまり、ヤリマンにもいろいろいて、タイプによって、私の態度は180度違っていて、私の好きなヤリマンを「クレバーヤリマン」略して「クレマン」と呼んでます。
賢く立ち振る舞って、うまく男たちをコントロールする。
悪く言えば、男を手玉に取るようなタイプが私は好きなのです。
こういうタイプは人にペラペラと自分のやっていることをくっちゃべったりしませんので、信用もできます。

クレマンたちは、トラブルを回避する能力に長けています。
じゃないと、長い間、そういう行動は続けられません。
たとえば「仕事関係の男は相手にしない」「揉めた時に、他の人間関係に波及しない相手を選択する」などといったルールをそれぞれにもっていますし、「この相手とは一回で切る」という見極めの能力も高く、そのためのノウハウももっており、そこに私は感心します。

痛みを与えるだけがSの目的ではない

具体的に言えば、私は攻め好きです。
ここだけ見れば一般にはSです。
しかし、それが苦しみや痛みを与えるものにはならない。
相手が喜んでいる状態に欲情する。
したがって、ここは奉仕の快楽のようでもあって、こうなると、Mの行動です。

では、純然たる相手の快楽が目的なのかと言えばそうでもない。
苦しみや痛みを快楽にできる相手であっても、それを与えることに自分の快楽は生じない。

そのため、相手も攻めが好きだと、相手の欲望に自分を委ねることはせず、主導権争いのバトルが展開されて、これはこれで楽しい。
他者とのせめぎあいの場では、そのせめぎあいを楽しむタイプ。

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