このことが浸透してパイパンにするようになると、今度は陰毛は汚いというイメージも拡大していきます。
雑菌のことを考えなくても、それ自体が汚く感じる。
したがって、どんだけ洗っていても汚い。
この過程はよーく理解できます。
というのも、CAM4を見ているうちに、どんどん毛が汚く思えてくるのです。
あれだけ陰毛が好きだった私が陰毛嫌いになりました。
そして、私は我慢できなくなって、昨年末に全剃りを実施。
ケツ毛は前から剃っていたんですけど、陰毛が生え始めて以来、剃ったのは初めてです。
いやあ、爽やかです。
皆さんにも見ていただきたいです。
ただ難点はカミソリ負けがひどいことです。
私も今までカミソリ負けの正体をわかっていなかったのですが、カミソリが皮膚まで削ってしまい、そこに雑菌が入って化膿することによって起きます。
ここから今度はすでにパイパンにしている人たちの意見を収集して、華麗に剃毛から毛抜きによる脱毛に転じました。
家庭用の脱毛器も使ったのですが、あれは痛すぎますし、金玉袋を巻き込むと出血します。
毛がない=ロリ系の時代は変わった
ちょうどこのあたりから、日本のサッカー選手で海外に行っているのはパイパンにしていて、日本に戻ってきても剃っているという話がテレビや雑誌で取り上げられ始めているので、聞きかじった人も多いでしょう。
私の読者や知人でも剃ったり、脱毛したりし始めているのが続出しています。
自分でパイパンにすると、いよいよ毛は汚く見えてきます。
つまり、日本でも陰毛は汚いと思う人が激増中なのです。
もう賢明な読者の方々はおわかりでしょう。
今までパイパンと言えば、ロリ系の人たちが好むものでしたが、もう時代は変わりました。
まだパイパンの男は少ないですが、その男たちはことごとくと言っていいほど、毛は汚いと感じていますから、今、パイパンにすると、彼らはきっと指名します。
私も風俗店で遊ぶ時は「毛のない子」を指名します。
かつての私のように、積極的に毛が好きという人もいますから、どっちをとるか微妙ですけど、これもお客さんの意見を聞いて、データを出して決めましょう。
プロフィール
文 = まつざわくれいち/1958年生まれ。『エロスの原風景』(ポット出版)、『風俗お作法』(小社)など著書多数。 イラスト = 友沢ミミヨ