こんにちは。
「ぶっちぎり清純派アイドルまりか≒世界を股にかけるハードコア女王」3回目の連載です。
まりかって誰だよー? って思っている方は、前回のコラムをクリッククリック!!
今回は、実際にSODstarシンデレラとしてAVデビューが決まってからシンデレラ卒業まで、のお話【後編】です。
* * *
撮影中に突然、新保さんに呼び出されたまりか。
「何、お説教?」
「そうです」
モニターを見せられて、まりかのSEXの見せ方についてのダメ出しを、これでもかってくらい言われたの。
AVなんてSEXすればいいと思っていたから、すごくビックリした。
「そんなにいっぱい気を付けなきゃいけないの?」
(っていうか、まりかのSEXって落第点だったの?ってね)
その作品は、『現役グラビアアイドル激痴漢地獄非道』っていう、当時のまりかにしては、初のハード系作品。
サイン会用に、何枚もジャケットにサインするまりか。
痴漢役の人にぐちゃぐちゃにされちゃうのに、何回も何回もリハーサルして、そのたびに新保さんがモニター見ながら「俺は、かわいいまりかしか撮りたくないんだ!!!」って叫んでるの。
「え? AVってSEXすればいいんじゃないの? バカでもできるんじゃないの??」って(当時は)思っていたから、かなりカルチャーショックだったよ。
その時から、まわりを見渡すようになったら・・・
シーン終わりに、男性の汁だらけのまりかに、何の迷いもなく自分のコートをかけてくださった女のコのADさん。
当時痩せすぎていて、どの角度から撮影しても骨がギスギスしてて「かわいそうな女のコ」に見えちゃうまりかに、撮影に関係ない日なのに自分の仕事の時間を割いて、毎晩一緒にごはんを食べて、食生活の管理をしてくださるプロデューサーさん。
みんなが家族みたいに支えてくれて、まりかの作品を作ってくれている事に気が付いたんだ。
そのことに気付いてからは、「あー! 自分は業界の中で落第点の女優なんだ・・・」って、みんなの情熱が逆にプレッシャーになってきちゃって、4本目の時は本当に最悪な気分だった。
「この撮影が終わったら、契約の途中だけれど辞めよう」って、実は思っていたの。