州律の違いを具体的に言うと、
例えば、
カリフォルニアの州律は「手足を同時に動けない状態=縛ってはいけない」等あるのだけれど、サンフランシスコはOK!
「レイプ」これは、日本だったら「アダルトビデオ」として大きな人気ジャンルで確立されているでしょ。でも、カリフォルニアはいけないの。だから「私は、レイプのビデオが好きよ」って言うセリフはご法度。「私はフェレイプのビデオが好きよ」って言わなきゃいけない。(フェレイプ=フェイク レイプ)って事ね。
* * *
話をkink.comに戻すと、
今回オファーを頂いたのは
「public disgrance=公衆の面前での羞恥プレイ」
「everytingbutt=お尻に関する事は何でも」
「hardcoregangbang=ハードコア乱交」
「sex and submission=sexの奴隷」
「hogtied=緊縛」
の5つ。どれを見ても日本では考えられないスケールのハードコア。出来るか、本当に不安だったよ。
撮影終了!!
でもね、ツイッターで「kink.comの撮影に行ってきます!」って呟いたら、まりかの事を応援してくれている皆が「日本人がkink.comに出演するなんて、僕らにとっては夢みたいな事です。是非とも頑張って下さい」なんて言葉を頂いちゃった。
「英語が不自由なまりかに何本もオファーして下さるメーカーさんには、本当に感謝しなければいけない。やれるか分からないけれど、全力を尽くしてみよう」って思い始めたの。
けれど、それは「怖いけれど頑張る」って言う「否定から入る肯定」だった。
もし、このコラムを女優さんが読んで下さっていたら分かると思うけれど「お尻解禁!」とか「大量ごっくん解禁!」って言うオファーを頂いたら、よほど性的にポジティブなコじゃなければ「怖いけれど、頑張ってみる」って言う「否定からの肯定」でオファーを引き受けているんじゃないかな?
その後「現場が楽しい」「やってみたら気持ちよかった」「ファンの皆が喜んでくれて嬉しかったから、これからも頑張る」等の後から「付加価値」が付くと思うの。
だから日本の業界人仲間とお話する時に
「明日、お尻解禁の現場なんだ」
「うわー!怖いよね。かわいそう。でも、頑張れ」
って絶体に[頑張って]って言う言葉が話の中に入るんです。
でもね、この国は違う!
その違いは・・・というわけで。
次回お楽しみに☆
(つづく)