酒井あゆみのお任せ姐の部屋

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ファッションヘルスからソープランドまで、風俗のありとあらゆる業種を経験。現在は「風俗系文学作家」として活躍中の酒井あゆみさんが、自らの経験を活かし、悩めるてぃんくら~からの質問にお答えします。誰にも相談できなくて苦しんでいるなら、ここでスッキリしちゃいましょう!
Vol.3
区切り
銀座のホステスさんやキャバ嬢さんはどうやって体型維持してるんでしょう?
ジムに行く時間もないだろうし何で太らないのでしょう?
酒井さんも体型を維持するのに、なにか特別なことしてましたか?
こう言ってしまったら夢も希望もないけど、何もしないのにスタイルがいいコはいるし、もともと美人なコは美人なんですよ(笑)。でも、お水のコも風俗のコも、一部には食事のカロリー制限をしたり、エステに行ったり、ジムでシェイプアップしているコもいますよね。
 ちなみに私は「身体が商品なんだからケアするのはは当たり前。そうでなきゃ、お金を払って自分を選んでくれたお客さんに失礼」と思っていたから、寝る時間を削ってエステ、スポーツジム、自宅での半身浴など一通りのことはやってましたね。「店でさんざん風呂入ってるのに何でまた3時間も風呂なんだよ!?」とひとりボケツッコミしながらね(笑)。
でも、私の場合はほとんど自己満足の世界だったかなぁ。アドバイスしたいのは外見を磨くことも大切だけど内面を磨くことも同時に考えた方がいいってこと。お客様は最初は外見から入ってくるけど、最後は中味を重視するようになるからね。
区切り
「胃の調子が悪くあと2日休みます」とTELしたら、嫌味っぽく「わかりました。」と言われた。
人が少ないと言う理由で、連続で早出を私だけさせて、嫌味を言うんです。女の子は物じゃなくて、1人の人間なのに。
偶然トイレに行く時にフロント前を通るのに聞こえたのですが、「○○(私の名前)は使えねぇな。」と信じたくないことを言っていました。辞めた方が良いのでしょうか?
あなたに対してお店のスタッフ全員がそういう対応なのでしたら辞めるたほうが正解だと思います。すぐに「てぃんくる」で他の店を探しましょう。(あなたの勤務態度や仕事に向かう姿勢が普通であることが前提の話ですが…)。
逆に、その嫌味っぽいスタッフだけが「店内で浮いている」ということはありませんか? そういう対応をしているスタッフはすぐに店からいなくなるでしょう。お店の女のコをバカにした態度をとるスタッフは、ほとんどが長続きしません。
 お店のカラーや客層は女の子で決まるものだと思われがちだけど、実はフロントの対応も大きなポイントなんです。それで客層も決まっちゃう。仮に、そういう人がフロントならば、恐らく良いお客様は来ないでしょうね。そういう意味でもよっぽどその店にいたい理由がない限り、他の店に移籍した方がよいと思います。そんな店にいても、自分の成績を残せない=「稼げない」んじゃないかなと感じます。
区切り
酒井あゆみ
プロフィール
『眠らない女』(幻冬舎)などの代表作をもつ作家。95年、自身の風俗&AV体験を綴った著作『東京・夜の駆け込み寺』でデビュー後、ジャンルを問わず執筆活動を展開中。9月公開の映画『トウキョー・ノワール』にも監修として参加中。観てね!