SM往復書簡
元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。

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SM往復書簡スタート
マーキー dearすぎはら美里
第16回 「人生かけて」
「THIS IS IT!!(これは本物だ!)」
食欲、性欲、スポーツの秋……皆さん色々あるけれど、スチャラカしてますか!? 秋の読書シーズン、だんだんテーマも深まって参りました~。

ふと世間を見渡してみると今年1月、アメリカがオバマ政権になって、8月30日、日本が民主党政権になって、その間に、黒から白へ変化を望んだマイケルが天に召されて、来年2010年には、かつてのアパルトヘイト・人種隔離政策の国、南アフリカでサッカーのW杯が開催されて、2016年の五輪は南米ブラジルのリオ・デジャネイロに決定して……と、みんな実生活にそんな影響感じてナイと思うけど、すんごい時代に立ち会っていると思うヨ。昨日と今日で価値観が180度ひっくり返って、大逆転が起きている訳だから、マジでオモシロ過ぎ。2009年という年は、後で振り返った時に、ひとつのエポック・メイキングな1年と言えるだろうネ。結果を出すためのプロセスに於いて、渦中の当事者たちは、正に「人生かけて」戦っているから、“時代に生きてる!”つう感じで、実にうらやましい。とはいえ自分のキャパに合ったステージが、人それぞれアルと思うので、急にムリしちゃ、いけないヨ。しかし早くに気付いて行動を起こさないと、その“船”に乗り込むことは、まず、できないんだ。ただ、人の波に流されて、日々無目的で街をさまようよりも、みりねぇも言う所の、「全生命かけて、天下取ったる!」を貫き通す方が、ウン万倍、光り輝くよネ!

余談だが、この間TVを観てたら、まあ~上には上が居るもんだネ! タレント・マリエのランチは、ヘリコプターで離島に渡り、1食46万円だって……! 高須クリニックの高須院長は、ドバイにお友達が大勢居るんだって! 本物だぜ。フォローするわけではないが、一朝一夕につかんだ、かりそめの幸せでは決してナイ。皆もがき苦しんで、トコトン仕事に向き合い、ようやく勝ち取った成功なのだ! 女子諸君、見た目で“グラ男”に夢中になるも良し、“ホスト”にハマるも仕方ナシ。貯金はたいて通い詰めた、自分だけが不幸なわけではナイのだ。現実から逃げるなよナ。

話はマタマタ飛ぶが、盲目の天才ピアニスト、彼はマジ・スゴイね~~! 本人の自覚と、親御さんの教育の賜物だが、人と違うことは正に「個性」なのだ! コレ大事! 私は渋~く、遅咲きで良いのヨ~ン……とウソぶいても、人生どこで事故や天災に遭い、その短い華の命をTHE エンドするかも知れない……ならば早めに気付きましょう!ということなのだ。でも肩に力を入れず、自然体で、自分らしく……ネッ!!

マーキーの人生かけたことって……よく考えるとまだナイかも知れない。これから来るのかな……今まで相当スチャラカ&テキトーに乗り超えて来たから……。そろそろアラフィフ。つまり45歳を越えた訳ヨ。人生も円熟味を増す、お年頃。腰入れてイヤ喝入れて、それなりにガンバリまっす!(ワイフ殿、よろしゅう頼みますヨ。)

さて次回ですが、“ガマン汁”含めて、体液いろいろ出てますが、マーキー特に 「血・汗・涙」がダイスキ。なので次回のテーマは、ド根性の源:「血・汗・涙」でいかが~!? みりねぇのエロスな体液、 教えてピュ~~~。
SM往復書簡エンド
イラスト:川崎タカオ
すぎはら美里からの質問
すぎはら美里からの回答
すぎはら美里
すぎはら美里
すぎはら美里◎レディース総長→AV女優→芸人→タレント&作家…テレビ・ラジオ・歌舞伎町(?)など、様々なメディアで活躍中の男前すぎる姉御。特技は喧嘩。シングルマザー。新潟県出身。
マーキー
マーキー
マーキー◎某キー局勤務、TV番組&コンテンツ制作マン。朝シャン&昼シャン&当然、夜シャン!!三度の飯よりシャンパンを愛す、ちょいワルならぬ“ 極ワル”アラフォーギョーカイ人。東京・下町出身。ソウル・ミュージック好き。