SM往復書簡
元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。

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SM往復書簡スタート
マーキー dearすぎはら美里
第25回 「タブー」」
「あんたも好きねエ~~! 加トちゃん、ペッ!!」
みりねぇがエロネタでないことに新鮮さを覚えた。タトゥーは、痛いから入れない。あっ、タブーか! よく六本木とかのお店の名前にあるよネ! きっとコンセプトが「禁断の園へようこそ、さぁ、タブーに挑戦!」ってな感じで、お客は、何でもアリで連日はじけちゃてるんだろうな~。「TABOO」、ちょっとおデブのミスター・ブーが経営者ネッ。

先日、ゴルフのタイガー・ウッズが認めた “SEX依存症” 。ヤラずにはいられないH中毒ということか。タブーを“禁断の園”と訳せば、奥さん以外の美女軍団の“秘密の花園”は、さぞかしウマイ禁断の果実!アスリートというのは、試合に向けて高ぶる闘争心で、イヤでも動物化している。エネルギー余り過ぎてて、Hやらずに、ストレートに言えば、抜かずに、試合に臨む訳にはいかず……禁断症状が出ない為にも、ここはひとつ“ガス抜き”しておこう!! ってな具合でして、エヘッ。性欲処理の為に1発ヤッた関係が、またもう1回もう1回と、そこはホレ、男女の肌の相性で、限りなく続いてしまったのかも。

社会的に認めてくれない領域に、「え~~いッ!」って踏み込んで、どこまで斬り付けられるか試す時、 「タブーに挑戦だ」って使うよネ。TVの世界でも、自主規制で、エログロ・血筋・宗教・人種・政治・差別……などNG が多い。

誰が決めたか知らないが“自主規制”。ある時から、自由が奪われた。取り戻そうとすると、相当のエネルギーが。あえて避けているものに、真っ向勝負する、明確な狙いがある時こそ、勇気を出して、何かが変わると信じて、大きな一歩を踏み出す。きっと皆「そう考えろ」と、何者かから押し付けられて、判断の外に追いやられたモノ、実はそこにこそ、 “真実” があるのかも知れない。

思い込みだけで何事も決めるな! とことん“事実”を疑え! 「B型肝炎問題」「北朝鮮拉致問題」もそう!! TVも新聞も実際、編集者の意向が入って、世の中に送り出されたモノ! いわば “切り取られた世界” 。だからこそ自分の目で見ることを大事にしよう! どんどん禁断の領域へ、行ってらっしゃい! ……姿勢はいつも、そうありたい。

でも帰って来られなくても、人のせいにしちゃダメだヨ。だから、もう一度アナタに言う。「覚悟して、行ってらっしゃ~い!」。

次のお題こそ、Hモード突入全開じゃ! だもんでテーマは、コチラ! 「人は、捨てたもんじゃない。」みりねぇ、血と汗と涙の結晶、ヨロシク頼んま~す!!
SM往復書簡エンド
イラスト:川崎タカオ
すぎはら美里からの質問
すぎはら美里からの回答
すぎはら美里
すぎはら美里
すぎはら美里◎レディース総長→AV女優→芸人→タレント&作家…テレビ・ラジオ・歌舞伎町(?)など、様々なメディアで活躍中の男前すぎる姉御。特技は喧嘩。シングルマザー。新潟県出身。
マーキー
マーキー
マーキー◎某キー局勤務、TV番組&コンテンツ制作マン。朝シャン&昼シャン&当然、夜シャン!!三度の飯よりシャンパンを愛す、ちょいワルならぬ“ 極ワル”アラフォーギョーカイ人。東京・下町出身。ソウル・ミュージック好き。