SM往復書簡
元ヤン・AV女優・タレント・作家etc.と、一筋縄ではいかない肩書きを持つすぎはら美里。某民放テレビ局プロデューサーで、目には見えないセーターがいつも肩にかけられているマーキー。この両極端な男女2人による赤裸々な往復書簡。

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SM往復書簡スタート
マーキー dearすぎはら美里
第35回 「世界一になるための、第一歩」
「人生には、キメなきゃいけない節目がある!」
みりねぇサスガ! ナンバーワンより、オンリーワン……だネ! なんでこう僕らは話が合うんだろう。きっと目指すべき道が、同じ「ひとつ」なんだろうナ。

女の人生、男の人生、それぞれ色々あるけれど、個性を伸ばすために「今一番やらなきゃいけないことは、ナ~ニかな……!?」つうテンションで、物事を、局面を、普段から切り取ろう! 皆、金の卵だ。

神様は一人にひとつずつイイ所を与えてくれている。それに気付かず、知らないまま死んで行く人も確かに居る。やっぱ “気付き” は大事だ。“気付き”のきっかけをくれるのが、親だったり、教師だったり、友達だったり……と。自分を取り巻く環境で、いかようにも人の生き方は左右される。ことわざにも“朱に交われば赤くなる”とあるよネ。仲間って大事だよなーって、つくづく思う。

「異性を意識する」なんて言いますが、“意識する”ことは、己を知り、他を認め、自分を形作ること。“自覚”とか“自意識”だネ。人のスゴイ所を見て、己の力不足を知り、一層の努力するも良し。自分に余力があれば、人助け・手助けするも良し。地に足つけて一歩ずつ進もうとする時、人は地道ながら輝いて見える。当たり前のことが、普通のことが、イチバン大変なのヨ。普段どおり、意識せずにできることが、カッコイイかも~!!

「今“必要なこと”と、“必要でないこと”……」瞬時に判断していくことの連続が、人生そのものだネ。あとで思い返すと「あの時、ああしておけば……」みたいな、どうしようもない後悔が多いと、人は後ろ向きになり、人生クヨクヨだ。明るく生きるためにも、「常に、最大限の幅でチョイスする」ことは、大事な目線といえるのでは。

長い人生終わってみると、世界一になってないかも知れない。大抵そうだ。けれど、プロセスに於いて「オンリーワンという目標」目指し、結果「個性的といったら世界一~~!」への努力がなされていたら、その人の人生はもう大成功! 花マル120点だ!!

長いプロセスの第一歩を踏み出したばかりの、二十歳代の極嬢の皆様に心から言う。「♪世界に一つだけの花」(by SMAP &マッキー)こそが、オンナの生きる道を明るく彩る。人生のキャンバスに、極彩色の大輪の花を咲かそうじゃあ~りませんかッ!!てなわけでラストテーマは「春夏秋冬」に、キマリ!日本の四季を感じるフラワー娘・みりねぇに乾杯!!
SM往復書簡エンド
イラスト:川崎タカオ
すぎはら美里からの質問
すぎはら美里からの回答
すぎはら美里
すぎはら美里
すぎはら美里◎レディース総長→AV女優→芸人→タレント&作家…テレビ・ラジオ・歌舞伎町(?)など、様々なメディアで活躍中の男前すぎる姉御。特技は喧嘩。シングルマザー。新潟県出身。
マーキー
マーキー
マーキー◎某キー局勤務、TV番組&コンテンツ制作マン。朝シャン&昼シャン&当然、夜シャン!!三度の飯よりシャンパンを愛す、ちょいワルならぬ“ 極ワル”アラフォーギョーカイ人。東京・下町出身。ソウル・ミュージック好き。