オトナの世界におじゃまします。-第8回-
ぶっちぎりの清純派AVアイドルまりかが、オトナの世界で働く人々に突撃インタビュー!オトナの世界におじゃましちゃいます!
第8回
車両課ドライバー、高鷲さんに突撃!
(後編)
はじめまして! ぶっちぎり清純派まりかです!! 『女子が選ぶてぃんくる賞』に選んでいただき、これから、まりかがてぃんくら〜を代表してオトナの世界にを突撃していく事になりました!
まだまだ私もAV業界に足を踏み入れたばかりで、わからないこともたっくさんあるけど、頑張って皆様にリアルなお仕事の裏側をお伝えしていきたいと思います。
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女優さんを送迎するときに心掛けている事ってありますか?open
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まりか(以下ま):まりかも高鷲さんの車に乗ったことあるからわかるけど…女優さんを送迎するときに心掛けている事ってありますか?
高鷲(以下鷲)まずは「気持ちよく女のコを送り出すこと」これが第一。例えば当日の気温だったりもチェックするんですよ。外が寒かったりするとき、暖かいところに入ったら幸せな気持ちになるじゃないですか。僕は、女のコが車に乗った時に、「ああ、気持ちいいな」って思ってもらいたいんですよ。
ま:おおお! 流石!! こだわりがありますな~!
鷲:車内の空間づくりとかもそう。現場に行く時なんかは、全員でテンションを上げていかないといけない。専属の女優さんだと、結構顔見知りになるけど、その日初めて会う女優さんもたくさんいるんですよ。初めて会う人の車に乗るのって、やっぱ緊張するというか…あんまりリラックスできないと思うんですよ。タクシーとかも、あんまり落ち着かなかったりするでしょ?
ま:たーしかに! タクシーはなんかソワソワする。
鷲:AVの撮影って女のコは物凄い労力を使うわけですよ。体力も消費するだろうし…せめて現場に行くまでは気をつかってほしくないんですよ。
ま:すごい心づかいですね。
鷲:今時のコはみんな自分のiPodとか持っているでしょう。それを繋いで自分の好きな音楽を掛けてもらったり、車内を自分の家みたいに思ってもらいたい。好きな曲聞くとテンションだってあがるじゃない。
ま:女心を心得ているなあ!
鷲:だから運転にも物凄く気をつかいますね。朝早かったり、夜遅いと寝ちゃったりする女のコも多いんですよ。ブレーキとかにも気をつけるし、優しい運転を心がけてます。僕が一番この仕事をしていてうれしい瞬間って、女のコを無事送り届けた時に、「気づいたらもう着いてた! 気持ちよかった、ありがとうございました!」って言われる時なんですよ。ああ、この仕事していて良かった、って本当に思う時ですね。
ま:それだけのドライビングテクニックを持ち合わせていらっしゃるのですね! 凄いです!! ちなみに、まりかとかもそうだけど、専属の女優さんはお付き合いが長かったりするじゃないですか。初めて会う時ってどうですか?
鷲:初めて送迎した車両課の奴に話を聞いてリサーチするね。「どんなコだった?」って(笑)。
ま:やっぱりそうなのかー(笑)。まりかどう思われたんだろう……。
鷲:やっぱりさ、人によって車の中での過ごし方って違うんですよ。ずっと喋るコ、乗せて1秒も経たずに寝ちゃうコ。ホント様々なの。だから予め情報収集はして、よりその女のコが快適に過ごせるようにしてるね。
ま:凄い~! ハイテクドライバーズだね! ち、ちなみにまりかはなんて言われてたの?
鷲:綺麗なコだけど…怪しげというか…。
ま:あやしげ?!!
鷲:なんていうんだっけ、あ!“不思議ちゃん”っぽいぞ!って(笑)。
ま:やっぱりだあ~~!!!! いつもいわれる…意外とそんなコトないよ?(笑)
鷲:最初はね(笑)。なんかそういう空気を感じたんだよなあ。専属のコなんかは、ロケで遠くに送る時もあるから、下手したらADよりも車両のほうが一緒にいる時間が長かったりするんですよ。
ま:たしかに。二人っきりですもんね。
鷲:考えてごらんよ、知らない人の家で二人っきりで遊ぶ…めちゃくちゃ緊張するし、気いつかうでしょ?
ま:それはーーー。気まずい(笑)。
鷲:そういうのは早く取っ払いたい。だからどんなコなのか知るのは大事。ああ、こんなコなのか、ってわかるとなんか嬉しいしね。
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読者の皆さん、車の運転の上手い人は☆★☆も上手いそうですよっっ!open
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まりか(以下ま):ちなみに、今までの方みんなに聞いているのですが…。
高鷲(以下鷲):なんでしょう?
ま:お休みの日は何をしてらっしゃるんですか? やっぱり睡眠…?
鷲:僕はバイクに乗ってます。
ま:ありゃ、休みの日にも運転!?
鷲:車も好きだしバイクも好きなんです。何もなくても街中を走ってますね。なんかこう、知らない道を走るのが好きなんですよ。「あ、この道あそこに行く抜け道だな」とか、あの店はおいしそうだから行ってみよう、とか。新たな発見がいっぱいあるのがいいんですよね。道に詳しくなることは仕事にも生きることだし。
ま:本物の運転マニア!! …なんですねえ。
鷲:そうなんだよね。あてのない運転は男のロマンなんですよ(笑)。あと、ペットの世話かな。
ま:ペット!! まりかも最近猫を飼い始めたんです!! ブログにも書いてるけど、天ちゃんっていう息子ができて、まりかはママになりました☆(写メを見せる)
鷲:こりゃあ本当にベッピンさんだね~! 動物はいいよね、眠かろうがなんだろうが、彼らの世話は全然出来ちゃう。僕は猫とかじゃなく、昆虫とかカメとかを飼っているんだけど、彼らを見ていると本当癒される…「一日がもっと長ければいいのに!」って本当思うよ。
ま:わかる~! まりかも天ちゃんを飼ってから、生活の仕方が変わったって言うか、本当にママになったみたいに「天のために頑張らなきゃ!」ってすごいポジティブに思うの。いろんな事が、この子がいてくれるお陰で頑張れるっていうか。最近自炊もちゃんとしてるし、ペットのいる生活、ていうか、よもや家族が傍にいるってのは、本当に幸せですよね!
鷲:うんうん。そうなんだよね。
ま:ペットの癒し効果は本当に絶大ですよ。まりかは本当に、おススメしたい!!
鷲:まあ僕はそんな休日を過ごしているけど、ウチの車両課の皆はそれぞれ趣味があって、旅行好きの人もいるし、寝るのが好きで、休みは寝るだけって人もいます。皆好き勝手に休日を満喫してますよ。昔は人手が少なかったから大変だったけど、今はちゃんとシフトを決めて、ちゃんと身体を休める日をローテーションで作ってます。人の命に関わる部署ですからね。
ま:それじゃあ、車両課の人も沢山増えてきたってことですけど、他の車両課の人に「ここは負けないぞ!」って事を教えて下さい!
鷲:うーん。僕が一番長いからね。「すべて負けてないぞ!」と(笑)。
ま:おおお(笑)
鷲:車両のルールだったり、いろんな事を僕が先導をきってやっているからね。常に、もっとこうしたほうが良いんじゃないか、って事を考えて仕事してる。それはすごく自信があるなあ。あと、自分でいうのもなんだけど、運転は上手いよ(笑)。大型、けん引、車両の免許は全部持っているけど、全て一発で合格しているからね!
ま:す、凄い…けん引? そんな免許までお持ちだなんて…!
鷲:車両課ですから(笑)。ホント、運転は上手いと思う。僕の持論なんだけど、カラオケとセックスが上手い人は絶対運転も上手いはずなんですよ(笑)。
ま:!! 何をおっしゃいますか(笑)。
鷲:あれ、こういうネタはNGなのかな?(笑)
ま:多分大丈夫だと思います(笑)。ちなみにそれはどうしてそう思うのですか?
鷲:マメというか丁寧というか。カラオケだってこう、リズムに合わせて音程に気をつけ歌うわけですよ。丁寧に歌うんです。それはやっぱガサツな人は出来ない…と思う(笑)。ガサツさは運転に表れますからね!
ま:なるほどー! 読者の皆さん、車の運転の上手い人はエッチも上手いそうですよ! 試してみてね(笑)。
鷲:あはははは(笑)。
ま:あ、これは噂で聞いたんですけど…。
鷲:なんでしょう?
ま:年に一回くらい、“高鷲祭り”と呼ばれる説教会があるとADの方から聞いたのですが(笑)、それは本当ですか??
鷲:ああ(笑)、あれはねー。僕もね、車両課として、ロケが円滑に回るようにルールを作っているわけですよ。でも時々、そのルールを破る人間も出てくるわけ。破るって言っても、大事故とかじゃなくて例えばDクラス(社内スタッフ送迎・レンタカーのみ可)なのに社用車を運転した、とか。それは傍から見たら大したことじゃないのかもしれない。事故も起こしてない。でも、そのルールを破ることは結局自分の身にかえってきてしまうものなんですよ。
ま:自分の身にかえってくる、とは?
鷲:それを守らなかったら、助けようにも助けてあげられないでしょう。事故った時にどうするのって。車を運転する、っていうのは便利だけどリスクも多いことでもある。SODという会社を背負っていて、大きな事故でも起こしたらそれは会社にもかかってくる。一人のミスで会社の信用を失いかねないんですよ。プロダクションさんから女優さんを預かっているわけだから。人の命を預かっているんだからね。
ま:そうかあ~! 高鷲さんが説教しなくても済むように、皆ちゃんとルール守ってほしいですね! 凄いなあ、正直、まりかは高鷲さんとは送迎の時くらいしか関わることが無いじゃないですか。それが車にまつわるいろんなことをやっていて。見えないところで作品を支えている、「縁の下の力持ち!」なんですね!!
鷲:そういわれると嬉しいなあ。ホント。
ま:車両課の人員を今後増やしていくって言っていましたけど、最近TVとかでトラックの運ちゃんを女性がやっている、とか多いですよね。てぃんくるを見てくれているのは女のコが殆どだけど、どんな人に車両課に入ってほしいですか?
鷲:そうだね、やっぱり責任感のある人。人の命を預かるという意識のある人だね。運転技術は当りまえのことだけどね。
ま:なるほどー。女のコの車両課さんとかも、何年かしたら実現しそうですね!
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「縁の下のチカラもち」的立場の高鷲さん目線で、AV業界ってどう思いますか?open
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まりか(以下ま):高鷲さんはAVに直接関わる仕事じゃないじゃないですか。ちょっと裏方の立場というか。そういう目線で、AV業界ってどう思いますか?
高鷲(以下鷲):僕はね、やっぱりAVってだらしない人間の集まりなんじゃないかって最初は思っていたんですよ。多分、皆そうだと思うんだけど。
ま:まりかもそうでした。
鷲:だけどね、この会社に入ってAVを見直したよ。僕らみたいな部署が出来る、作品を作るために皆が一丸となってやっている。真剣に。馬鹿にしちゃあいけねえな、って本当に思いますよ。僕は中途入社だから一般の企業も経験してるわけ。それでもちゃんとしてるなあ、って思うからね。
ま:何せ、保険会社ですもんねえ!
鷲:そう。でもよく考えたら、今まで経験してきた仕事が全て今に生きているんだよね。不思議なことに。車のディーラー時代の知識と、水商売時代の女のコのケアの仕方、保険会社での経費削減の仕方、今はその全部を網羅してる。やっぱねえ、何事もいろいろやっとくべきなんですよ。どんな事であれ。
ま:わ~重みのあるお話です。身にしみます!
鷲:だから本当に、今の仕事はやりがいがある。そしてうちの会社ならではだけど、AVの企画を出したりすることもできるからね。車両課の枠に捕らわれず、いろいろ出来る。
ま:高鷲さんの企画! 気になります(笑)。
鷲:恥ずかしいのでナイショにしときます(笑)。
ま:じゃあ、この仕事をやっていて幸せな瞬間を教えて下さい!
鷲:やっぱね、送り終えて「お疲れさまでした、ありがとう」って言葉は、どんなに夜遅くても、辛くても、頑張れるし、報われるね。朝イチ眠くても、「おはようございます! 今日一日よろしく!」って言われただけで、「寝てらんねー! 頑張っちゃうぞ!」ってなるんです。
ま:挨拶は大事ですよね、まりかも挨拶だけは絶対する!!
鷲:どこいっても、挨拶出来る人は、大丈夫ですよ。ホント。
ま:それでは最後に、読んでくれてる皆様に一言お願いします!
鷲:人生一度しかないわけで、今しかできないことがある。少しでも興味があることならば、全力でやってみたらいい! 僕はね、なんでも「馬鹿になってやってみろ!」って思います。後悔するかもしれない、って踏み出せなくても、人生は何度でもやり直しがきくんだから! 思い立ったらすぐ行動。思い立つ事には何か縁があるってことなんだから。特にAVとか影のイメージが強いと思うけど、芯の通った人がたくさんいます。沢山の出会いもあるし、それによってステップアップできる業界だと思います。若いんだから頑張れ!!
ま:最後まで熱血トーク有難うございました!!!! まりかも頑張ります!!
「お疲れ様で~す!!」確かに、SODのドライバーさんは作品づくりに直接的には関わって無いかも知れませんが、2人きりの車内を快適な空間にして、自分の家にいるような気分にしてくださり、もはや他の部署のスタッフさんよりも女優さんの近くで、ある意味とっても「直接的」なんです。なので、朝方まで続いたロケの後「お疲れ様^^」とお迎えに来て下さるドライバーさんの笑顔を見るとまるで「あ~家に着いた^^」って、疲れ果てた身体も心も、ヌクヌクのお布団に入った気分になれちゃって、そのまま寝落ちしたくなっちゃうんです。そんな素敵なお仕事の車両課さん!! 本当に本当に、感謝しています。 いつも、ありがとう……。