お仕事NAVI-第76回-
いろんなお仕事を先輩達のインタビューと共にご紹介。理想の環境を探そう。
ところで、セクシーエステってどんなお仕事?
簡単に言ってしまうと、派遣先やプレイルームでパウダーやアロマオイルなどを使用し、男性の全身をマッサージしたあとに、下半身へ手でサービスを行うケースがほとんど。お店によってマッサージの違いがあり、簡単な講習で終わるものもあれば、本格的マッサージをメインにしているお店もあり、それなりの技術が必要になってくる場合も。 女性が男性にサービスをするのが中心となっているため、受け身になることがなく、制服または下着などを着けたままサービスをするケースが多い。だから「脱ぎはトップレスまで」といったお店が多いのも特徴だ。 なめられたり触られたり(バストタッチ程度はあるお店が多い)することがないため、てぃんくるワーク初心者にも比較的抵抗がなく入れる業種と言えるだろう。また、全身マッサージに加え、M男性向けに前立腺へのマッサージを行っているお店もあるが、その場合、指サックやアナルバイブ、エネマグラといった大人のおもちゃを使って男性にサービスするケースが多い。 セクシーエステの客層は、女性に癒されたい! 攻められたい!という傾向が強く、ガツガツした態度ではないので(中には例外もいるが……)、安心して働くことができると言えるだろう。しかしこれは、あくまでも標準的なケースであり、お店によっては、オールヌードやリップでのサービスを行うところもあるので、スタッフに聞いてみよう。
初心者でもいきなり始められる?
セクシーエステはマッサージをメインにしているため、まったくの素人が講習なしで接客することは少ない。経験者には口頭のみで終わらせるケースも多いが、初心者に対しては、男性スタッフ(女性スタッフの場合もある)が実験台となり、挨拶の仕方からパウダーやオイルを使っての全身マッサージの方法をひと通りレクチャーしてくれる場合も多いのでご安心を。
実際の講習って?
前立腺マッサージのあるお店では、大人のおもちゃの使い方や前立腺の刺激の仕方なども教えてくれる。お店によっては、実技講習以外にマニュアル本を作成していたり、講習DVDなどを見せて、より理解を深めてもらうようにしているところもある。 講習自体は数時間で終わり、マッサージレベルの程度にもよるが、未経験者でも講習を受ければすぐに接客をすることができるだろう。どの女のコも、最初のころはテクニックに不安はあるもの。男性の体形や疲れ具合によってツボも違ってくるので、接客をしながら技術を身に付けていくケースが多いようである。 また、自分の技術に不安のある女のコや、テクニックの向上を考えているコは、自ら女性向けのエステに通い、気持ちいいツボを学ぶなどの努力をして接客に役立てているケースも少なくない。お店によっては、再講習を申し出れば改めて教えてくれるところもあるので、不安がある人は相談すると技術進歩の近道になる。
取材・文/桂 小伍郎