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お仕事NAVI-第78回-

お仕事ナビ
いろんなお仕事を先輩達のインタビューと共にご紹介。理想の環境を探そう。
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知っておきたい! 新宿のてぃんくるワーク事情
“新宿”てぃんくるワーク3大地区
 ひと口に新宿と言っても、てぃんくるワーク的に大きく3つのエリアに分けることができる。そして、その内訳としては、歌舞伎町エリア、大久保・新大久保エリア、高田馬場エリアが代表的だ。  歌舞伎町エリアには、さまざまな業種が存在する。そして、全体的に若い女のコのお店が集中しているといえる。デリバリーヘルスをはじめ、ファッションヘルス、イメージクラブ、セクシーカンパイ、セクシーエステ、個室高級サウナ、コミュニケーションなど、その数は日本屈指の歓楽街の名に恥じない健在ぶりだ。  大久保・新大久保エリアは、比較的に人妻系のお店が多いのが特徴的で(若い女のコの店も少なくないが……)、よりマニアックなユーザーにも対応するお店が多い傾向にある。 高田馬場エリアにも10店前後の風俗店があり、ファッションヘルスとデリバリーヘルスが大半を占めている。比較的に安価な店が多いのが高田馬場エリアの特徴と言える。

新宿エリアで働くメリットは?
サ 新宿のメリットといえば、やはりなんといってもネームバリューの高さではないだろうか。新宿という街=風俗店がたくさんある!という図式が男性客に定着しているのは事実で、それゆえに街全体に集客力があるのだ。集客にはネームバリューだけではなく、現実的な要因も含まれ、複数の路線が乗り入れる場所のため、必然的に人が集まる。集客=収入は、店側にとっても女のコにとっても一番のメリットとなるのは間違いない。

日本各地の歓楽街
新宿・歌舞伎町のほかにもまだまだある“歓楽街”をちょっぴり紹介しちゃうよ!

北海道「札幌すすきの」
日本には、歌舞伎町を筆頭に各地に歓楽街が存在するが、まずは、日本三大歓楽街の一つと称される「札幌すすきの」。現在、すすきのという正式な地名はないが、地名の由来には諸説あり、周辺にススキが多く生い茂っていたことから付けられたともいわれている。業種的には、デリバリーヘルス、ファッションヘルス、個室高級サウナの3つが主流。デリバリーヘルス以外は、通りを挟んで風俗ビルが隣接する密集地帯となっているのが特徴。最大の特色は、個室高級サウナの料金が、東京に比べてかなり安い点だ。

大阪「飛田新地」
次に、関西地区の遊郭地区といえば、大阪の「飛田新地」。大正初期に大阪ミナミの繁華街の外の一画が免許地として指定され、昭和初期には200軒を超える遊郭が存在した。「ちょんの間」とも呼ばれ、料亭風の店内に女のコが鎮座し、男性は数あるお店の中から気に入った女のコがいれば、仲介役(現代風に言えばスタッフ?)と交渉し、店内の個室で楽しむという形式の遊び。料金的には、男性の支払う金額が20分1万5000円、30分2万円前後というのが相場。

福岡「中洲」
最後は、日本三大歓楽街の一つ、福岡の「中洲」。中洲地区には約60~70店ほどの風俗店があり、その約6割程度が個室高級サウナで、残りがメンズスパ(東京でいうところのファッションヘルス)である。個室高級サウナは、東京と変わらない価格帯だが、メンズスパは比較的に低料金の設定になっているのが特徴的だろう。

 
取材・文/桂 小伍郎