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こだわるほどバッグの中身も自前に
派遣型のお仕事といっても、業種によってそのサービス内容もいろいろ。当然、接客時に持参するバッグの中身も変わってきます。
 派遣型ヘルスのバッグの中の定番アイテムといえば、うがい薬、ローション、消毒用殺菌・抗菌石鹸、タイマー、名刺、割引券、料金表、最寄りのホテル街の地図などです(アイテムはお店によって多少異なります)。入店当初は、多くのてぃんくら~がお店の用意してくれた用具一式を使うようですが、ある程度慣れてくると、自分のこだわりで使いやすいアイテムに変更する人も多いようです。
 これらのアイテムを中心に、イメージクラブであればコスチュームなどが、エステであればアロマオイルなどが、SMクラブなら拘束具などSM系のアイテムが追加されます。特にSMクラブは、ボンデージ衣装や拘束具、責め用のアイテムなど品数も多く、バッグではなく旅行用のキャスターバッグを愛用している人も多いようです。

ポイント 1 バッグ選び
まず、バッグ選びで重要なのはポケットや仕切りが多いこと! バッグの仕切りやポケットだけでなく、使うアイテムやシチュエーションなど、流れに応じて別々のポーチに収納すると取り出しやすく、現場で慌てたりアイテムをなくすようなことが起こらずに済みます。また、ポーチのデザインや色を変えることで、「このデザインのポーチにはどういう系統のアイテムを収納する」と決めておけて使いやすいようです。もちろん、プレイに直接使わない名刺や問診票、割引券、私物などは、別にしておくことが多いようです。状況やアイテムの数によってはキャスターバッグを使用しても移動が楽になるでしょう。

ポイント 2 中身準備のコツ
派遣先でお客様とプレイ代金のやりとりをする場合は、プライベートの財布とは別に接客専用の財布を用意しましょう。お客様がぴったりの金額を用意しているとは限らないので、あらかじめお釣り用に小銭を用意しておくこと。お客様の要望を事前に把握し、持参するアイテムを必要最少限に抑えると荷物が増えません。また、タイマーはお客様の部屋に入る前に設定しておくこともポイントです。プレイ中は、現実を忘れて楽しみたいお客様もいるので、用意はなるべく事前に済ませておきましょう。

ポイント 3 自前アイテムの注意点
入店当初は、ほとんどのお店がバッグとアイテムを用意してくれ、アイテムのメンテナンスや消毒、補充をしてくれるようです。しかし、自前でアイテムを用意する場合は、メンテナンスや消毒、補充などは自分の責任で行うので、怠らないよう注意しましょう。特にローションの補充、予備の乾電池の用意などは忘れないように。また、自前でアイテムを用意する際は、あれもこれもとすべてを持って行くのではなく、事前に要望を聞いて、そのお客様には何が必要なのかを考えて準備しましょう。

取材・文/星野 憲由