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てぃんくる業界の「寮」事情
 寮と聞くと、学生寮や一般企業の社員寮にありがちな、ひとつの建物での集団生活をイメージしがちですが、てぃんくる業界の寮は違います。普通の大きな賃貸マンションのうち、1部屋か2部屋程度を借り上げていて、一人一部屋の場合が多いようです。 ですから、女のコは部屋に帰れば普通のマンション暮らしと同じように、プライベートの時間を過ごすことができます。

 また、テレビや冷蔵庫、ベッドやエアコンといった生活必需品が揃っている場合もあるため、身体ひとつで入居できるのも、てぃんくる業界の寮システムのいいところでしょう。
 お店によって違いますが、1Rタイプ~1LDKタイプがオーソドックスな間取りになっています。中には、2LDKや3LDKといった部屋を複数の女のコでシェアするケースもあるようです。

 入寮を希望しても、必要な条件を満たしていないと入れないお店も少なくありません。お店が出す条件としては、出勤日数が週3、4日以上というのが多いようです。

お店の寮を利用するメリット
入居の際の手続きが不要
一般的に個人が不動産屋で部屋を借りるときは、書面での契約や保証人が必要になる。しかし、寮の場合はお店ですでに契約をしているため、面倒な手続きや保証人の必要がない。

敷金・礼金など諸経費がかからない
敷金や礼金はすでに店側が負担してくれているので、諸費用がかからない。また、更新料も店側が負担してくれる場合がほとんど。

通勤が便利
ほとんどのお店が、勤務先まで徒歩圏内か、遠くても1駅隣の物件など、近い場所に寮を構えているため通勤が楽。朝寝坊などが心配な女のコにもうれしい距離。

友達をつくりやすい
シェアタイプの場合では、同じお店の女のコと同室になるので、寂しがり屋なコやワイワイするのが好きなコにはうれしい。

通常に借りるより安くいい物件に住める
お店によっては、家賃の一部を負担してくれる場合があるので、同じ物件を一般人が借りるより安くなることがある。また、お店によっては光熱費を負担してくれることも。

支払いが楽
家賃は給料から天引きされるケースが多く、支払い忘れやお金が足りなくなるということは少ない。

取材・文/桂 小伍郎