「てぃんくる」編集部がこれまでに見たり聞いたりした女のコたちの「ここだけの話」の中から、オモロ話やなるほどね〜な話を選りすぐり、テーマ別に集めてお届けします。
第9回 今回のテーマ
バレンタイン協奏曲
ちょっと気が早いけど、今回のテーマは「バレンタイン」。てぃんくら~にとっては、すべてのお客様が恋人なわけで、チョコレートは大切な営業アイテム。
毎年アタマが痛い人も多いことでしょう。他のみんなはどうしているかというと、やはり失敗あり成功あり。悲喜こもごもみたいです。
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で、どーしろっていうの!?
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私、フーゾクに来るお客さんがバレンタインを期待して来るとか思わなくて、一昨年、チョコなんて全然用意してなかったの。そうしたら常連客がブチブチ文句を言うじゃない。仕方ないから、去年はちゃんとチョコを用意したわよ。そしたら常連客、全っ然、来ないじゃない。どーいうことよ。で、今年は、どーすればいいわけよ?(イメージクラブ・22歳)
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私の徹夜を返して
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お客さんにはコンビニのチョコ。でもやっぱダーリンには、お手製のチョコ。実は店が終わったらダーリンと会う約束もしてあるのよね。ということで徹夜して作ったら、完成とともに眠くなり、思わず爆睡してしまった。目が覚めると、もう遅刻ギリギリ。慌ててお店に駆け込んで、個室に入ってお客さんに渡すチョコを整理してたら……ない! ダーリンのチョコ、忘れてきたーッ! 店長~、早引きしたいんだけど。ダメ? ダメだよね……。(ファッションヘルス・20 歳)
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ノルマはチョコレート
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ウチの店は、お客さんに渡すバレンタインチョコを提供してくれる。それだけなら「いい店だ~」で終わるんだけど、このチョコの枚数が実はノルマの数。バレンタインデーのある1週間で、このチョコレートを客に配り終えないといけない。しかも店としては、お金かけてイベントに協力してるんだからって妙に強気で、いつもより罰金もデカい。だから、みんな必死で営業電話。こんな協力なら、マジでいらないんだけど。(キャバクラ・21歳)
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チョコに香りの+α
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毎年、チョコレートをいくつ買えばいいかって迷っちゃうのよね。だって、バレンタインに来る客の数なんて読めないもん。去年なんか少なめに用意したら、こんな日に限って、お客が来る来る! ボーイに近くの深夜スーパーに走ってもらって、チョコと包装紙を買ってきてもらったよ。で、営業中に女の子が交替でトイレに隠って、チョコをラッピング。ウチの店、狭くって控え室ないからさ。チョコが臭ったら、ゴメンね。(キャバクラ・23歳)
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バレンタイン指名倍増作戦
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常連客には、キチンと手作りのチョコを作る私。でもバレンタインには、渡さない。バレンタインの週に来た指名客には、「バレンタインチョコね、●●さんのために自分で作ったの~! でも、冷蔵庫に忘れてきちゃったの~」と、ちょっとカウンター食らわせて、「来週、来てくれる? 絶対、絶対に渡したいの~」と涙目で訴える。結構また来るんだよねー、これで!(イメージクラブ・23歳)