「てぃんくる」編集部がこれまでに見たり聞いたりした女のコたちの「ここだけの話」の中から、オモロ話やなるほどね〜な話を選りすぐり、テーマ別に集めてお届けします。
第11回 今回のテーマ
これで、人間変わったかも……
人間しょせん「色と欲」。なんてVシネマにでも出てきそうな台詞ですが、てぃんくら~ならうなづけるところ、あるんじゃないでしょうか。
まさに色と欲の渦巻くこの業界、人間のナマの姿がむき出しになることが多いから。そういう環境でいろんな出来事に出会ううちに、自分の人生観や人間性にも変化があったという人は、結構多いみたいです。
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男ってカワイイじゃん
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もちろん男の人とつきあった経験もあるんですけど、どうも男の人って暴力的で、怖い存在だと思ってたんですよ。でもフーゾクに来ると男の人って変わる人が多いじゃないですか。年上の人でも不良ふうの怖そうな人でも、裸になるとすごく素直だったり、甘えん坊だったりして、ちっとも怖くなんかない。男の人を見る目がかなり変わっちゃったなあ。(イメージクラブ・20歳)
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恋のリハビリテーション
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この人って人に出会えて、水商売をあがる決意をしたの。で、同棲を始めたんだけど、そこで自分がいかに世間とズレた生活に馴れてたかを思い知らされちゃった。部屋にある家具、食器、洋服、バック、いずれもお客さんからのプレゼントのブランド物だった私。それを普通に使うのを、彼は嫌がったの。男としては当然だよね。経済観念さえ狂わなければ、何も問題ないと思ってたけど、いつのまにか、ちゃんとした恋愛の仕方、恋人としての気の遣い方を忘れてたみたい。ちょっと恋愛のリハビリをしなくちゃ。(クラブホステス・29歳)
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フーゾクでキレイになる!?
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男の人って、こういう店に来ると妙に女の子を誉めるでしょ。最初「調子のいいことばっか言ってえ」とか思ってたんだけど、そのうち、誉められるとその気になってきちゃって。言われ続けてると、自然にだんだん垢ぬけてくるのね。実はバツイチなんだけど、結婚してた時より、キレイになったような気がする。裸を見せる仕事なんだと思うと、ダイエットも続けられるようになったし。お陰さまで、女としてまだまだイケそーよ。(性感ヘルス・27歳)
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人間、顔じゃない
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もともと自分に自信が持てなくて、整形費用を稼ぐために、てぃんくるしたの。それで、もっと人気をつかんで稼ぐにはどうしたらいいか、メイクとか髪型とか、接し方とか考えているうちに、結構、自分に自信が持てるようになった。なんとなく前とは違う顔つきになって、なんか今のままでもいいかなあとか思えるようになったんですよ。もっとも、せっかくお金もたまったから整形はしたけど。そしたら思ったほど成績は上がらなくて。ナンパとスカウトの数が増えただけでガッカリ~。(性感ヘルス・22歳)
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人間、乳でもない
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学生時代にバイトでキャバクラ勤めして、そこそこ人気があったのと、就職活動がうまくいかなかったのもあって、卒業と同時に水商売を本業にすることに決めたの。私ってブリブリで、男ウケだけはよかったからね。でもってこれを期に、武器を増やそうと豊胸手術をしたわけ。男って、結局、巨乳が好きじゃん。ところが、巨乳になったら今までのブリブリキャラの効果が下がっちゃって。胸が大きくなるだけで、営業スタイルも変えなきゃならないとは思わなかったよー。(クラブホステス・22歳)