ココ話
「てぃんくる」編集部がこれまでに見たり聞いたりした女のコたちの「ここだけの話」の中から、オモロ話やなるほどね〜な話を選りすぐり、テーマ別に集めてお届けします。

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第13回 今回のテーマ
新人だもの
いよいよ新年度。街には、新品スーツを着た新入社員や、ちょっと大きめの制服を着た一年生が目立つ季節になりました。
誰にも新人時代はあるもので、それはてぃんくら~の世界だって例外じゃありません。今回は、期待と不安で胸いっぱい、かつ怖いもの知らずの新人時代にやってしまった失敗談を紹介します。これを読んだら初心に戻れるかも!?
新人だもの
お尻のアザは新人の印
みんな新人の頃はやるらしいけど、私のはちょっと強烈だったなあ。何って、マットでの尻餅。アザができたこともあるよ。信じられないほど滑るんだから。一度なんか1人のお客さんについてる最中に2回も滑って、痛くて接客できなくなっちゃったこともあるくらい。運良く優しいお客さんで、休んでていいよなんて言ってくれたけど、恥ずかしいったらなかったよ。しかもそのお客さん、2度と来なかったし。(個室高級サウナ・22歳)
わがままオヤジの正体
水商売をやってると、時々すごくわがままなお客さんって来るじゃない。ウチの店にもいたの。よく来るお客さんなんだけど、わがままで馴れ馴れしくて、男子スタッフも手を焼いてるオヤジが。私も横についた時、イヤイヤな感じで接客して、おまけに説経までしちゃった。態度悪いよ、って。さてその1週間後、ミーティングに社長が来るっていうんで、緊張して待ってたら、現れたのはあのオヤジ。そ、そんな……聞いてないよ~。(おさわりパブ・21歳)
ステップアップ研修?
偶然らしいんだけど、入店した時に、社長直々の講習を受けた。それから1カ月くらいして、社長が店に来た時に私がヒマしてたら、また講習するぞって。サービスに不安とかもないから断ろうとしたら、「段階に応じた講習があるんだよー」って言い張るの。店長らは見て見ぬフリしてるし。仕方なく講習を受け、その後も何だかんだで5回も講習されました。でも、後で聞いたら何度も受けてるコなんていなかった。社長!金払え!(個室高級サウナ・24歳)
新人狙いの定番手口
おさわりパブで働くのに、下を触られないのを条件で店選びをしたの。やっと入った店で初日のこと。ついたお客さんが下の方に手を持っていくから「ウチは下はダメなんですよー」って優しく言ったら、お客さんが「あれ?知らないんだ。表向きはそうだけど、みんな、下もオーケーにしてるから指名取れてるんだよ。断ってたら指名も取れないよ」なんて言うから、つい下も許しちゃったんです。営業が終わった後、他の子やマネージャーに聞いたら、これが典型的な新人狙いの手口なんだって。やられたーーーッ!(おさわりパブ・19歳)
本当に本物の新人なのに
前につき合ってた彼氏がフーゾク好きで、いろいろワザを仕込まれた私。本当に風俗で働くことになって、よかれと思ってそのテクを駆使しました。新人だから、張り切りました。だけどお客さん、なんかガッカリしてるの。ボーイから「新人です」って紹介されて私にしたのに、逆に期待外れだったらしい。その後も、いくら説明しても誰も新人って信用してくれない。でも信じて!本当にフーゾク初めてなんだってば。勝手に動くこの体が恨めしい……。(性感ヘルス・ 23歳)

イラスト/松本薫