ココ話
「てぃんくる」編集部がこれまでに見たり聞いたりした女のコたちの「ここだけの話」の中から、オモロ話やなるほどね〜な話を選りすぐり、テーマ別に集めてお届けします。

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第19回 今回のテーマ
もしかしてバレバレ!?
風俗で働いていて怖いものといえば、病気と知り合いバレ。家族や彼にカミングアウトしている場合もあるけど、それはかなりの例外。
やっぱり親バレ、彼氏バレはシャレにならない。そこで参考のために、みんなが知り合いバレした時のエピソードを聞いてみました。まだバレてない人も、もしもの時に備えて何か都合のいい言い訳と対策を考えておきましょー。
もしかしてバレバレ!?
見覚えのあるハゲ発見!
ウチの店、入口に隠しカメラがついてるのね。イヤなお客とか知り合いが来たときのチェック用として、女の子の控え室でモニターを見れるんだ。まあ実際は、私を含めてみんな油断してるからあまり見てないんだけど。でもある日、ふとモニターを見たら、見覚えのあるハゲ頭が映ってた。ひょ、ひょっとして、いやまさに親戚のオジサンだあぁ! あわててフロントに走って、指名写真を外してもらいました。いやあ危機一髪、モニターのお陰で助かった~。(ファッションヘルス・21歳)
バレた相手と秘密を共有
結婚生活は幸せなんだけど、収入が少ないのと、毎日がつまらないのが不満。だから刺激と収入のために、こっそり人妻系の風俗に復帰したんだ。ダンナには内緒だけど、昔ちょっとだけ風俗してたからね。そしたら、ある日ついたフリー客が、なんと同じマンションの同じ階のご主人。一目でお互いにバレバレですよ。その場は、とりあえず2人だけの秘密ってことにしたんだけど、以来彼がときどき、私を指名して来るようになり、そのうち店外でも会うようになり……。いまじゃ立派なW不倫関係。刺激のありすぎる毎日です。(性感ヘルス・28歳)
今月の写真イケてないよ
一人暮らしの私の部屋に、高校生の弟が夏休みに遊びに来て、カバンから風俗誌を出して一言、「これ、姉貴だろ」。私、何も言えませんでした。だって、本当に私なんだもん。毎月、お小遣いを渡すことで口封じをしました。でもこの弟が生意気なの。ときどき会うとさ「姉貴、今月の○○○○のグラビア見たけど、あれ全然イケてねーよ」とか「髪型とかメイクがダサイ」とか、変なケチをつけるんだよねえ。まーったくエロな弟だよ。頼むから親にだけはチクらないでよ~!(性感ヘルス・19歳)
あくまでもモデルのお仕事です
親戚の誰かが、風俗誌に私が載ってるのを見つけたらしく、親から実家に呼び出された。「なんなんだこれは!」って聞かれたから、「私、モデルのバイトをしてて、こういうところに写真の貸し出しとかしてるの。本当に風俗で働いてるわけじゃないよ」って答えたの。実際にモデルの仕事もしてたんで、ダイエット薬の広告とか青年誌の水着写真とか、他の仕事の写真も一緒に見せて。さらに、風俗誌に載ってる他の綺麗な子の写真を見せつつ、「みんなキレイでしょ。私みたいなフツーのタイプが、風俗嬢なわけないじゃん」って言ったら、妙に納得してた。ギリギリセーフってとこかな。実際、その言い訳はウソじゃないしね。あるんですよ、在籍してないのに写真だけお店に貸し出すモデル仕事が。(ファッションヘルス・22歳)
あと1日だったのに
移動に便利だから、家と学校のちょうど中間地点の風俗店で働いてたの。ところがその店に、いつのまにかウチの学校の学生がよく遊びに来るようになったの。なんかやばい予感がして、別の地域の店に移籍する手はずをつけ、今日でその店とはお別れ、という日だった。サークルの先輩がご来店。すげー嬉しそうに「やっぱりオマエだったんだ~。指名写真を見た時、そうじゃないかと思ったんだよ~」。別にいいけど、もしバラしたら、オマエの下手なスケベぶりと早漏ぶりもバラしてやるからな、と心の中で思った私。ま、即そのサークルは辞めたし、すぐに別の店に移ったせいか、学校でも噂になってないみたい。ラッキ-でした。(イメージクラブ・18歳)

イラスト/松本薫