「てぃんくる」編集部がこれまでに見たり聞いたりした女のコたちの「ここだけの話」の中から、オモロ話やなるほどね〜な話を選りすぐり、テーマ別に集めてお届けします。
第23回 今回のテーマ
いこかもどろか
てぃんくるした理由で、圧倒的に多いのは、やっぱりお金。だから必要金額が達成できれば、当然「引退」の二文字が頭に浮かぶ。それ以外でも、
突然のトラブルによって引退を考えることも少なくないみたい。そこで、これを機に引退するか、はたまた、もうちょっと頑張ってみようか、そんな迷いのエピソードを紹介しちゃいましょう。
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金の切れ目が縁の切れ目
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以前キャバクラに勤めてたのよ。頑張って成績上げたのはいいんだけど、同時にストレス過多に・・・。それでホストにはまったのは失敗だったかも知れない。だってホストの彼ができて、最初はやさしかったんだけど、「もっと店で金を遣って、オレの成績に貢献しろ」なんて言うように。仕方なくヘルスへ移籍。これも、すごい決断だったんだけどね。そしたら最近は「ソープランドで働け!」って。さすがにそれは無理! 今が彼やフーゾクと決別するいい時期かも。(ファッションヘルス・24歳)
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置いてきぼりジンクス
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友達と一緒に入店すると、だいたい積極的だった子が先に辞めちゃうっていうジンクスがあるんだってさ。え? 何でそんなこと知ったかって。私の場合も、やる気満々だった友達の方が、あっさりと先に辞めちゃったから。私は別に乗り気じゃなかったんだけど、なぜか今も店にいるんだよー。もともと店の女の子同士にトラブルがあったみたいで、友達が辞めたタイミングとほぼ同時に他の女の子も大量に辞めちゃったのさ。もしかして・・・辞めるタイミング失った!? 私を監視する店長の目が怖い。(性感ヘルス・20歳)
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バンド解散で意欲消失?
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もともと趣味でインディーズバンドの追っかけをしてたの。北海道から沖縄まで全国津々浦々ツアーは全部ついていく! CDが出れば買いまくる! とにかくもうバンド一筋の生活。だから集中的にお金を稼げる風俗の道を選んだの。ところが、目当てのバンドが解散しちゃって、個人の音楽活動もしない様子。う~、私の生き甲斐がぁ! そうなると風俗で働く意欲も意味もなくなっちゃうわけよ。これを機に、風俗嬢もバンギャルも引退しちゃおっかなぁ。はぁ。(ピンクサロン・19歳)
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見つからないきっかけ
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急にまとまったお金が必要になったんですよ。それで1週間だけフーゾクしようと思ってヘルスのお店に入ったんです。まずは指名用写真を撮って、店頭に置かれることになりました。次の日出勤すると、なぜか予約が全部埋まってたんですよ。新人だから、そういうこともあるんだーって思ってたら、翌日も、その翌日も。そのうちボーイさんが耳元で「他の女の子にイヤガラセされたら言って」ってきたの。なんで? って聞くと、雑誌にも出ないのに、そこまで予約が埋まるのって異例だそう。私って、結構、イケてるのかしら? なんて初めて実感。図に乗って、ずるずる働いてしまってます。けれど長く勤める気はなくて、「あと1カ月だけ」って気がつくと、もうン年。誰かやめるきっかけくださいー。(性感ヘルス・24歳)
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体が発した引退勧告
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本当は、好きな人以外に体を触られるのって、結構イヤだったんですよ。稼がなくちゃいけないから我慢してたんだけど、やっぱりだんだん疲れとかストレスが溜まってきてたんですね。客に触られるのはもちろん、街でスカウトに腕とか触られるだけでも、背中に悪寒が走るようになって。ついには体の一部にじんましんが出はじめて、本当に働けなくなっちゃった。店からも、しばらく休めって言われるし。いい機会なので風俗は引退し、昼の仕事にシフトしました。そしたら、じんましんもピッタリと治まった。それくらい辛かったんだなぁって、あらためて実感。体は正直です。(イメージクラブ・23歳)