「てぃんくる」編集部がこれまでに見たり聞いたりした女のコたちの「ここだけの話」の中から、オモロ話やなるほどね〜な話を選りすぐり、テーマ別に集めてお届けします。
第二十六回 今回のテーマ
目指せ!ナンバーワン!
楽して適当に稼ぐのもいいけど、てぃんくる業をはじめたからには一度でいいからナンバー1になってみたい! 人気も収入もお店でピカイチ、その華やかさに憧れる人も多いのでは? しかーし! 実際にその立場に立つと、それゆえの苦労やドラマもあるのです。そこで今回は、ちょっと他人には話しにくいナンバー1なりのエピソードを紹介しちゃおうと思います。
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足のニオイでナンバー1open
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私が勤めてるお店は足フェチのM性感。悲しいかな、そこでナンバー2の私。もう、ずーっとナンバー2。接客的には、絶対ナンバー1の子に負けてないと思う! だけど、テクだけではどうしても太刀打ちできないことが・・・。それは足のニオイ。フェチの人ってニオイ好きが多いのよ。なので必然的に彼女の強烈なニオイに人気が集中。さらに、ニオイつきのストッキングも大好評。完売御礼。悔しいけどあのニオイには勝てないわ。でもナンバー1にはなれなくても、店を出れば臭わない私の方が幸せだよね。
(M性感エステ・23歳)
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名前が勝手にナンバー1open
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確かに面接で気に入ってもらえた手応えがあった。店長から「○○」って名前でいいかなって言われ、特に異論はなかったのでその日から私の源氏名は「○○」に。翌日、お店に出勤したら、なんだか私のことが噂になってる様子。不審に思ってると、お客さんから情報が。「キミが新しい○○ちゃんなんだ」「え? 新しいって」「知らないの? この店で歴代の○○ちゃんは、みんなナンバー1になってるんだよ」えぇ!? ちょっと待ってよ! 高い評価はありがたいっすけど、私、そこまで頑張る気はないです...。やっぱ、ナンバー1目指さなきゃダメですか?
(イメージクラブ・19歳)
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雑誌の威力でナンバー1open
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親バレ、彼氏バレが怖いので、雑誌などの取材は受けていませんでした。でも店長から「スタイルがいいんだから顔を隠した企画で雑誌に出てみなよ」って誘われ「1回くらいなら・・・」と、手で顔を隠したヌードグラビアの企画に出ました。驚いたことに、雑誌を見たというお客さんから指名がドカドカ来て、あれよあれよというまにナンバー1。私、何も接客を変えてないんですよ。うれしいような、今までの努力は何だったのっていうか。要するに、私はおっぱいだけの女なの!?
(性感ヘルス・20歳)
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踏み台になるナンバー1open
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今のお店でそこそこ古株の私。真面目に出勤してるし、気心知れたお客さんも多いせいかナンバー1~ナンバー2を行ったり来たりしています。でもね、若くて伸びそうな子が入店してくると、なんか妙に私に対してライバル心を燃やしてくるんだよね。どうやら店長か誰かが、私のことを『登竜門』だってけしかけてるみたいなの。それだけならいいけど、私を成績で抜いてしばらくすると、必ず他の有名高級店に移籍していくのは、なぜ? 私はただのステップですか? 私を越えるとそこには一体何があるの!?
(個室高級サウナ・26歳)
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だましのテクもナンバー1open
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ウチのナンバー1だったMちゃんは、お店を辞める時、それはたくさんのお客さんを呼んだので、店は彼女指名のお客さんだけでいっぱいになったの。私はその日、彼女のヘルプ周りをしたんだけど、お客さんたちの様子がなんか変なの。最後の日なのにみんな浮かれてるわけ。で、口の軽そうなお客さん何人かにカマをかけたら、揃いも揃って同じことを言いました。「Mちゃんは今日で引退して、明日からボクと一緒に暮らすんだ~(はぁと)」だって。あっちゃー、そこまでやるか。もちろん翌日から、彼女の携帯電話は解約され音信不通になったことはいうまでもない。ご指名のお客様方、ご愁傷様でした。
(キャバクラ・24歳)