みんなの『まり』でいたいから、お客さんとの恋愛は考えてません
●ノリがあいすぎて男女の関係に至ってしまうこともあると思うんですよ。
「私は出会いがどうあれって感じです。本当の自分の時に会いたかったなっていう人もたくさんいます。でも、
お互いが割り切ってここにいるという関係は壊しちゃいけないとも思う。『まり』だからこの人いいなって思うのかも。
本当の自分だったらそう思うのかは、わからない」
●その一線を越えてしまおうと思った時はなかったんですか?
「今は我慢します。自分がお店で働いてなかったら出会ってないわけでしょう? ここでの出会いを大切にしたい。
このお店で会いたいって思います。メルアド交換した人とかは他愛もないメールを送ったりしてますけど」
●今は? じゃ以前はあったってこと?
「ありましたね(笑)。だけど皆さんに名前を覚えてもらって、顔を覚えてもらって、いろんな人が好きでいてくれるまりでいたいって
思うので。部屋の中では特別だけど、お店を出てからの特別はもうないです」
●お客さんから好きだって超アプローチされることもあるじゃないですか?
「そういう人と付き合っちゃうと変に緊張したり、話しづらくなっちゃうので友達でいたほうがいろんなことを話せるから、
って言っちゃいますね。今のまりじゃなくなっちゃうよって」
お客さんに喜んでもらえて、自分でも後悔しない仕事をしたいです
●まりさんは人と話すのがお好きなようですが、キャバクラという選択もあったのでは?
「裸の自分を見てほしいっていうのがあったので。見てもらうという部分ではAVも興味はありますが親バレが怖い。
両親にはもちろん内緒ですから。昔パチンコ屋の派遣の仕事やってたので、今もそれをやってるって言ってます」
●雑誌やネットに顔出ししていて、バレの心配はないですか?
「バレたとしてもスタッフがその後のフォローを絶対にしてくれると思っています。そこはスタッフを信用してます。
バレたら写真だけ頼まれて貸したとか言っとけばいいかって(笑)。」
●まりさんが考える風俗嬢のプロ意識とは。
「お客さん一人一人が笑顔で帰ってくれるように、ふと思い出してくれたりするような接客をすることですかね。
いけないことはいけない、って言える自分でいることもそうですね」
●風俗嬢の心得は全部わかってる感じですね!
「今の自分に納得してるとそれで終わってしまうような気がするんです。風俗嬢を上がったとき、やっててよかった、
楽しかったなって思えるのかなって。こういう仕事って胸張って言えることではないと思うんですよ。
否定する人はそれでもいいけど、上がって初めて、私頑張った! って言えるようになっていたいと思いますね」