第47回 藍花さん(23)
名前:藍花
生年月日:1985年5月28日
年齢:23歳
星座:双子座
血液型:O型
趣味:ポールダンス・着付け
お仕事歴:2年
出勤:10日~/月
月収:80万/月
所属事務所:バンビプロモーション
http://www.bambi.ne.jp
e-mail:info@bambi.ne.jp(24時間受付)
「プロのカメラマン、ヘアメイク、女性スタッフが常駐し、写真スタジオや寮完備で貴女が安心してお仕事出来る環境を整えています。
地方への出張面接も行っておりますので、お仕事内容、勤務時間などお気軽にご相談ください」
藍花さんブログ「藍花のAV女優になりたぁ~い☆」
http://blog.livedoor.jp/jasmine_tea_love/
AVを始めたキッカケは彼氏の一言。
●アパレルからアダルト業界。思い切った転職だね。
「当時の彼氏が、AVやってみなよって」
●彼氏が!?
「嫉妬で興奮する人だったんです。嫉妬なんてイヤですよね、普通。でも、私が嫌がることが彼には快感だったみたい。AV出る前にもいろいろやってたんです。彼氏込みの複数プレイとか、野外露出とか」
●そりゃすごい……藍花さんはAVに出ることはいやじゃなかったの?
「親や友達にバレるのは抵抗ありましたけど『毎月何百本というAVが出てる中でバレるわけないじゃん』って彼に言いくるめられちゃった(苦笑)。でも、私にもそういう素質があったみたい。実際裸になるとか人前でSEXすることに抵抗がなかったんですよ。嫉妬好きな彼に鍛えられたのもありますね」
●露出が好きになったの?
「露出をして恥ずかしい自分が好き。ナルシストなんです、私。実際は全然見られてないんですけど、誰かに見られちゃう、バレちゃうんじゃないかっていうドキドキ感が興奮材料なんです。AVに出るときは自分なりに勉強していきましたけど、初めての撮影がそんなに大変じゃなかったから抵抗なく入っていけたのかも」
●どんな勉強をしたのかしら。
「AVは見ません! 感情の勉強です。エッチが気持ちいいかよくないかって愛情だと思うんですよ。愛をどれだけ感じられるか? っていうことを、その彼から学んだと思ってます」
●AVって女優さんには一番解りやすい教科書なのかなと思っていたんだけど……
「やる前は観てました。観るの好きだったし、自分が女優さんになったような気持ちにもなって興奮したし。でも、今はまったく観なくなりましたね。研究しちゃうから」
●それはとってもよいことなのでは?
「イヤなんですよ。ほかの人の真似になっちゃう気がしてイヤなんです。エッチに対する自分のすべてを出したいから、そういうのは観たくないっていうか……ありのままの自分でいるために、ほかの人のAVは観ないです。勉強のためにポールダンスも習っているんですけど、男性が私のエロい動きでいやらしい顔になっていくのは気持ちよくなっている証拠。そのときの自分を客観的に見て勉強してます」
●AVに出るってことは抵抗なかったけど、彼氏以外の人とエッチすることは?
「……好きでした(笑)。正直楽しいです。複数プレイは彼氏がいるから何かあっても守ってくれるでしょう? 撮影ならもっと安心。イヤなことはしなくていいし」
●AV始める前は、アダルト業界ってどんなところだと思ってた?
「裏がありそうって。汚れてる世界で本当はやっちゃいけないモノなんじゃないかな~って。今は居心地が良すぎて(笑)」
●不道徳的だからこそ、観ていて楽しかったのかもね。
私オナニーしたことないの、って言ってる人。おかしいって思っちゃうんです。本当に一度もしたことないの? そんなわけないじゃないですか」
●そんなわけないですよ(笑)。
「ですよねー! 私の目標でもあるんですけど、ヘンタイを出せる世界にしたいんです」
●ヘンタイを出せる世界?
「みんな少なからず絶対ヘンタイなんです。ただそれを出せてるかどうかの問題。エッチって気持ちよくって幸せだなって思うでしょ? それって誰にでも共通することだと思うんです。それをやってるAVってヘンタイになれる場所で、それをもっとうまく使ってヘンタイやエッチが幸せになれることなんだよって伝えたいんです。女性がみんなヘンタイだったら、世界は平和になると思うんです!」
●ほほう。それは何故に?
「痴漢は女性がイヤだから痴漢になるわけでしょ? イヤって思わない世界だったら犯罪はなくなると思いませんか?」
将来の夢は、AV監督になることです
●女性がみんなヘンタイで逆に男性を襲っちゃったとしたら?
「AVはヘンタイの域、それを観ている人もヘンタイの域に入るんじゃないかな。AVがこれだけ売れてるんだから観ているヘンタイ男性多いってことだと。将来私が撮ったAVで、ヘンタイって楽しいんだって思ってもらえるようになりたい。私の夢はAV監督になることなんです」
●女流AV監督で目指している人がいるの?
「いません。目標は自分です」
●夢に向かって進んでるっていう感覚はある?
「入ったきっかけもナアナアで、実は今の事務所は2つ目なんですよ。前の事務所で30本近く撮ってることもあって、やるなら今、本気で頑張らないと手遅れになっちゃう。ブログも自分でやってるし、ネットラジオも始めようと思ってるんです。とにかく露出していかないと」
●ヘンタイ楽しいよ!って伝えるはAVじゃないとダメなのかな?
「自分にできることできないことがあって、私にはこれしかないと思ってます。結構器用なのでほかのことでもやれちゃうと思うんですね。でも、今までやってきたことの中で一番楽しめたのがAVだったんです。自分が楽しいと思えるもので勝負していきたいんです」
●作品って観る人によって感じ方が変わるでしょ。藍花さんが目指してるヘンタイで世界平和ってそれで叶うのかな?
「みんなに気に入ってもらえなくてもいいんです。私が表現したい愛を感じ取ってもらえれば。怒ってたりイライラしてたらヤラしい気持ちにもなれないと思うんですね。気持ちに余裕が出来てヤラしい気持ちになれる、その余裕を作ってもらうために、AVを作りたいなって」
●愛の処方箋だね?
「人には目が変わる瞬間があって。どんなに無表情でも、目だけは雰囲気を持ってて。本当の愛や感情ってやっぱり目から出てくると思うから、私がAVを撮ったら目の表情を重視したい。カラミは少しでいいんです。本当はカラミもいらないくらい」
●それならやっぱりAV女優・藍花で有名にならないとね!
「AV監督の私で成功できれば、女優としての今も活きてくる。そのとき初めて『AVやってよかった』って思えるんだろうな」
●監督になるために今の藍花さんがやるべきことって?
「女優さんとの関係を大切にすること。それがあとに繋がっていくと思うんです。自分がいいなと思う女優さんに、自分の考えを伝えて理解してもらった上でないと納得のいく撮影ができないと思うんです。でも、彼女にも感情があってやりたいことがある。お互いの考えを共通の意識として認識するためには一度会ったくらいじゃダメ。仲良くなってからお仕事したいなって。素敵だな思った女優さんとは必ずメルアド交換してます」
●監督になったとしたらどんな女優さんを起用したい?
「せっかくなら楽しみたいじゃないですか。そうじゃないと私のAVには参加できないと思うし。楽しんで作品に関わってくれる女優さんがいいですね」
●藍花さんのヘンタイの定義を教えてくれる?
「ヘンタイに、エッチは必要ないんです。エッチは二人で愛を確かめあうもの。ヘンタイって自己満足。『私こんなになっちゃってヘンタイだわ』って自分で感じられることがヘンタイ。でもね、彼氏がいてヘンタイになれるなら彼氏は彼女にとって必要なヘンタイ要素なんです」
●誰の中にでも必ず一つあるヘンタイを引き出したい。
「そう! それを知ることができたらもっとみんな幸せで人生楽しくなると思うんです。もっと言えば戦争もなくなっちゃう!? 自分が経験してきたから余計にそう思うんですけど、あの人嫌い、苦手っていうのが少なくなったんですよね。それが、どんどん大きくなったら世界平和につながると……こんなこと考えてるのは私だけなんでしょうけど(笑)」
●さてさて。男性関係についてお話を伺いたいのですが、きっかけの彼とは今も?
「いえ、そのあと別れちゃって今は特定の人はいません」
彼氏の存在とは……
●藍花さんにとって、男性とはどんな存在でしょう。
「欲求の解消(笑)と、人生において、人を愛して愛されることを感じられる場所」
●友達や親兄弟の愛とは違う?
「エッチしないじゃないですか(笑)。友達もそう。彼氏には別格の愛が私のどこかにあるんだと思う。愛+欲求の解消=エッチかな」
●何か一つ、欠けてもダメなのね。
「更に私『肉フェチ』なんです。ぽっちゃりさんが好き(笑)。抱き心地がいいんですよね♪ 筋肉の上に若干脂肪がついたややメタボな感じだと最高」
●性格的に望むとしたら?
「我がままだし、我がままな自分も好きなので、それを丸ごと好きになってくれる人ですね。なかなかいないんですけど」
●男性にとってこの仕事っていろいろネックになることもありそうだよね。
「辞めてくれと言われても夢があるから断ります。それも含めて、愛してくれないと。人は話さなきゃダメだと思う。テレパシーがあるわけじゃないから、黙ってたら伝わらない。私は理解してもらうためにすごく話しました。隠してるからバレちゃうし、冷めちゃうし、結局別れちゃうことになると思うんですね。親でも友達でも、理解させようと思って話さないと理解してもらえない」
●理解してもらえたとして。そのあとはどんなフォローをしていったらいい?
逐一報告。仕事の内容を理解してもらう。それから『あなたが一番好き』ってことを常に表現してあげること。理解って愛情の度合い。例えば、ホストに通えば多少なり感情が生まれると思うんだけど、そういうのがまったくない自分でいられたら彼氏も安心して送り出してくれるんじゃないかな? AVもね、気持ちのあるエッチと身体だけのエッチって違うから、そこを理解してもらえたらいいんじゃないかな」
●藍花さんは親バレNGなんだよね。理解はしてもらわないの?
「自分を産んでくれた人を悲しませたくないし、知ることは親が可哀想。彼氏と親は違うと思う。親って見守ってくれる人で、彼氏は行動を共にする人だから言わなきゃいけない。大切に思うから逆に言わないこともあるんじゃないかな」
●では最後に。3年後の目標は?
「いい加減AV監督になってバリバリ仕事こなしてると思うな」
●せっかくですから宣言しちゃいましょう!
「なります! なってます!!」