名前:ここ
年齢:25歳
生年月日:1984/3/14
星座:魚座
血液型:AB型
趣味:ライブに行く
お仕事歴:6年
出勤:4~5日/週
月収:70万/月
所属店舗:「新宿HoneyGirl」
メールアドレス:job@honey-girl.jp
「当店の女のコのほどんどが未経験です。そして他店から戻ってきた女のコも多く在籍しています。働きやすさ、そして居心地の良さが当店の自慢です!」
最初はスタッフからのスタートだったんですよ。
●業界入りのきっかけは?
「スナックでバイトしたのがきっかけ。友達の1人が妊娠しちゃって。男は逃げるしその子まだ16歳だし。けど産みたいって。親を説得するにもお金がいる、じゃあみんなで稼ごう!って。月10万円くらいをその子に渡して。合計80万円くらいは渡したのかな」
●根性ある~。よく親御さんが許したね?
「親に話したのは7ヶ月を過ぎてから。『もう強行突破しかないよ!』って。でもおかげさまでその子もしっかりシングルマザーやってます。出産してから彼女も水商売に入ってきましたね」
●スナック勤めの後に風俗へ?
「スナックは2年くらい。その後はOLやってました。その時に知り合いが風俗経営をしてて、女性の電話番のバイトが欲しいって。バイト傍ら女のコの管理もやってたので、いざ風俗に入る時も抵抗みたいなものはすっかりなかったんですよ」
●どうして働こうと思ったの?
「女のコがもらっていくお給料を見て『こんなにもらえるんだったら割り切ってもいいな』って。昼間働いて夜バイトしてるのに、彼女たちの収入にはほど遠い。それに地元が風俗街に近くて、今思えば同級生のお母さんもそこで働いてたり、登下校時に店の前に立ってるおじさんが『おはよう』って挨拶してくれたり。それなりの歳になって やっと、あのおじさんはソープのおじさんだ!って(笑)。なので元々風俗に変なイメージがなかったんです」
●にしても事務と実際に働くのとでは違うでしょ。
「友達にも風俗やってる子がいて話を聞いていたので、怖いとは思わなかったな。親の教育方針で『なにしてても友達は友達でしょ』と日頃言われていたので、職業差別みたいなものもなかったし。実は私、一時期体重が100kg近くあったんですよ。こんな自分でもやれるならやってみたい、受け入れてもらいたいっていう気持ちもありました」
●100kg?そんな風には見えないね~!
「女のコと話すの苦手なのに女子高に入って、どうやったら回りのコと話せるようになるだろうって、購買部名物のラスクを買い占めて配って歩いたんです。それで話せるようになったんだけど、今度は食べてないと女のコの話を聞いてるのがイライラしてきちゃうんです。悪口なんて本人に言えばいいのにって思ってたし、聞いた方はそれを黙ってなきゃいけない暗黙のルールにもイライラ。そこから激太り。しばらくは増加の一方だったんですけど、彼氏がキックボクシングをやっていたので、エクササイズや食事を考えてくれて。彼氏が応援してくれるってやっぱり励みになりますよ」
スタッフから女のコ側へ…最初はいろいろ大変でした(笑)。
●彼氏の話は後ほど詳しく♪ ところで、初めてのプレイは覚えてる?
「めちゃくちゃ緊張しました! 事務経験の話をしたら『じゃぁわかるよね』ってプレイ内容を口頭で説明されて『お客さん待ってるから、行ってみようか』って。単語だけは知ってたけど『素股ってどうやんの!?』(笑)」
●確かに! …ん?事務のバイトしてた店舗と違う?
「さすがにそこでやるのは(苦笑)。そこで仕事しちゃうと女のコの管理が出来なくなるって思ったんです」
●現場を理解してくれる人、って感じがするけど?
「現場を知っているが故に言えなくなっちゃうこともあると思うんです。お客さんからのクレームに、スタッフはお客さんにも女のコにも中立でなきゃいけない。でも今スタッフに戻ったらきっと女のコ側についちゃう。イヤなことをされて我慢して我慢して…どうしても無理!ってことをされたら怒りたくなる気持ちがわかっちゃうから」
●経験ありって感じだね(ニタリ)。
「滅多ないですけどね(笑)。実際にあったのは、酔ったお客様にいきなりベッドに押し倒されて。『うがいしよ? お風呂入ろ?』って言ってるのに全然聞いてくれなくて、120分のうち60分も押し問答して」
●時間もったいない(笑)!
「ようやくお風呂に入ってくれるって、プレイグッズを用意してたら私の背中にローションをかけたんです! 『なにシテンの…?』『そこにあったから…』まぁいい、お風呂に入るし、って思ったらまたベッドに押し戻されて、今度は顔中ローションぶっかけられて『本当はこうされたかったんだろう?』だって。もう完全アウト。そこからお説教ですよ。お客さん、ベッドに腰掛けてたのがオネエ座りになり、いつしか正座になり…」
●目に見えるようだわ。仁王立ちしてる姿が(笑)。
「触ろうとしても『触んないで、立たないで、着替えてるだけだから』。着替え終わって『なんで怒ってるか分かる!? 時間余ってるけど帰るから』って、またねも言わずにさっさと帰りました。元々部屋に入った時に『お客さん酔ってます。ヤバかったらすぐに戻りたい』ってお店に連絡入れてあったから、すぐに迎えにきてくれて。自分の意思表示をハッキリしないとダメ。女のコはイヤなことはイヤって言っていいんです。『女のコが嫌がる行為はしない』ってお約束してるわけだし。でも言うにはイヤな雰囲気にならない言い方をしないと」
●それってすごく難しいと思うんだけど?
「その言い方が出来るようになるまで私もずいぶんかかりました。マイナスをプラスに変えていくのは女のコの力量かも。でもそういうトラブルを乗り越えて繋がるものもあるから。自分をチェンジしたお客さんが写真指名で帰ってきたり」
●これがマニュアル、ってあるようでないね。
「いろいろなお客様とプレイしていくうちに覚えていくものなんですね。例えば玉舐めも強いの、弱いのが好きな人、このお客さんにはこんな接し方、会話」
●プレイスタイルもお客さんによって変わる?
「私は性格から変えてます。話してみて頭良さそうだったら聞き役に徹するし、静かな感じだったらそれに合わせるし」
●それって混乱しないの?
「その時だけ乗り切ればいいって思ってやると混乱すると思う。ファミレスじゃ通用しないけど、1対1の風俗だからこそ成り立つんだと思う。私の場合は扉を開けてお客様の顔を見たらどんなキャラだったか思い出すんですよ。私はキャラを使い分けてる方が楽だな」
●キャラがあるってことは、本当のここさんとは違うのね?
「洋服とか絶対畳まないもん(笑)。でもお客さんの前だと畳んじゃう。やっぱりよく見られたいし。私で言うとA型がお客さん向けでB型がプライベート」
ダイエットの成功は、彼氏のおかげなんです♪
●ところで、先ほどダイエットの話が出ましたよね。みんなが聞き耳を立ててると思うので…
「私は体重計には乗らないで、服のサイズのみでやりました。体重をより体脂肪を測る方がいいですね。低体脂肪なのに体重だけ落としたらしわが出来ちゃう。私が未だに後悔してるのは、食事を制限して体重だけを落とそうとしてしまったことでリバウンドも激しかったんです。彼が言ってたのは筋肉をつけてから落とした方がよかったねって。そうしないと脂肪がきれいに燃えないんだそうです。食べないダイエットは生理もなくなります。実際私もそうだっし。お客さんとお風呂入ってて立ちくらみしたり、プレイ中息が上がったりすることがよくあったので、それは気をつけて欲しいです」
●ずばり、成功の秘訣は?
「脱ぐ仕事だからキレイでいないと、とも思ったけど、一番は彼氏のおかげ♪ 太ってる時に付き合ってくれて『絶対に痩せさせる』って。『いい加減にしろ!』とも言われましたけどね(苦笑)。今までなら男に嫌われたっていいって思ってたんですけど、今の彼はそれがないんです。2膳食べたいご飯仕舞われちゃっても我慢してました」
●その話だと同棲されてるのね。ゆくゆくは結婚も考えて?
「それはないです。私1回失敗してるので」
●そうなの!?
「子供が先で、その後結婚して半年で離婚させられて」
●離婚させられた? 子供??
「子供産んだの15歳の時なんです」
●え、えええ~っ???
「向こうの親に言われて籍は入れたんですけど、どうやら興信所で私のことをいろいろ調べたらしく。元旦那の家は会社経営をしてたんですね。それで私は嫁にふさわしくないと。中学生の頃にやっちゃたいけないことが協議離婚の時に響いて、親権が元旦那にいっちゃったんです。でも子供がやりたいことはなんでもやらせてあげたいから、機械的で嫌なんだけどお金だけは振り込んで。お礼の電話もかかってきますよ。そろそろ再婚するみたいなので連絡は取りづらくなるけど、子供も11歳になるので自分で考えられる年齢だし、その辺はあまり心配してないかな」
●彼氏さん、そのことやお仕事のことは知ってるの?
「結婚してたことは知ってるけど子供のことは知りません。聞かれずに今まで過ごしてきたので。もちろん聞かれたら答えるけど…仕事はスナックで働いてるって言い張ってます」
●彼は結婚したいって言わないの?
「結婚してるみたいなもんじゃん?って。書類に囚われる必要もないかなと。元々男の人に養ってもらおうって気持ちがないので。彼もその辺はわかってると思うんです。ただ結婚するなら私みたいな人じゃないとって言ってくれてるし、私もこの人は私にしか面倒見切れないだろうって(笑)」
●お母さんとして、子供と離れて寂しくはない?
「寂しいですよ、すごく。自分の子供だし分身だし。私が結婚にこだわらないのは子供がいるからだと思う。子供が家族で、それ以外の家族はいらない。それにもし私が再婚して別な家族を作ったら、子供が遠くなっちゃう気がするんです」
●彼氏に仕事のこと、疑われない?
「疑ってるかもしれないけど、お互い詮索はしないです。その代わりホウレンソウする、ちゃんと家に帰ってくる、彼が決めた我が家のルールはちゃんと守ってます。浮気がバレたことがあって、その時すんごい大変だったから、風俗のことがバレたら別れるって言われるかも」
●それでも風俗を続ける理由って?
「他のどんな仕事より自分に合ってる気がします。人の偽善っぽいとこが嫌いで、どんな仕事でもそれはあるじゃないですか。でも風俗にはそれがないってところが自分にはやりやすいんだろうなって」
●男性は風俗になにを求めてると思います?
「疑似恋愛とかよく言うけど、ちょっと違うかな。一言で言えば癒し、友達…なのかな? 寂しい時に隣にいてくれる友達。それにエッチなことがついてきて、お金でやりとりしてる。もしその人にセックスフレンドがいたら、私達いらなくなっちゃうでしょ? 私達はそういう時間を埋める存在だと思ってます」
●風俗をやるにあたり、心がけていることはある?
「相手の気持ちになって受け入れること。自分では今日はうまくいかなかったなって思う時でも一生懸命やってくれたことをお客さんは評価してくれるんです。例えばネイルサロンであまり気に入らなかったとして、その人が一生懸命やってくれたら怒る気にならないでしょ? それと同じかな」
●さて、そろそろいい時間ですが…お仕事をあがる時期は考えてますか?
「30歳までには。子供が高校にあがるんです。その歳になったら仕事のことも理解するだろうし。それに選択権を与えてあげたいんです。私が監視しなくてもいい年齢で、自分で考えて動ける。そういう年齢になるのがあと5年」
●あがったら、次のお仕事は考えてるの?
「実家が喫茶店なんですね。弟もいるので継ぐかどうかわからないけど、親の手伝いはしたいなって。散々親不孝したので、安心させたいですね」
●最後に。ここさんにとって風俗とは?
「勉強する場所ですね。人間の裏側も、お金が儲かる仕組みも、風俗で知り合った人から教えてもらいました。風俗ってエッチなことを知るだけじゃないんですね」