小室友里の聞かせてプリーズ

働く女のコの素顔に迫る突撃インタビュー!
仕事にオトコ、プライベートまで突っ込んで聞いちゃいます。

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新宿・ベルテック所属の鈴木ありささんにインタビュー。業界歴6年のベテラン女優さんです。
第72回 鈴木ありささん(26)

名前:鈴木ありさ
年齢:26歳
生年月日:1983・10・23
星座:さそり座
血液型:A型
趣味:スポーツ
お仕事歴:6年
出演:5~6本/月、その他雑誌多数
月収:50万/月
所属プロダクション:BELLTECH
HP:http://www.belltech-pro.com/index.html
「やる気がある人は率先的に売り込んでいきます。セールスにはあなたの努力と魅力が必要です。共に前進していけるプロダクションを目指しています。」

撮影中に「あ、いいね、かわいいよ」って言われると、すごくうれしい!


●6年は長いですね。きっかけはなんだったんですか?
「自分から応募したんです。貯金したかったんですね」

●何かお金が必要だったの?
「バイトしてたんですけど、母親が通帳持っちゃってるから自由にならなくて…」

●ん? どういうこと?
「何かとお金がかかる家で、家計を助けるためにバイトしてて、通帳の管理は全部母親がしてたんです。だから自由にお金が使えなくて。それでAVやろうと思って」

●大学は?
「行ってないです。高校卒業してからすぐに働き始めました。高校の時もバイトしながら学校だったし、卒業してからは(バイトを)掛け持って。稼いだお金を親が管理するのって当たり前のことだと思ってたんですよ」

●えええ~!?
「だいたい15万円くらい収入があって、自分で使えるのは2万円くらい。お金を使うことがあんまりなかったので金額的に困ってはいなかったんですけど、やっぱり貯まらないじゃないですか」

●それでAVをやろうと?
「求人誌見てたらベルテックが載ってたんです。AVだったら儲かりそうかなって」

●AVってどんなイメージでした?
「騙されて仕方なくやってる、という感じです。でもお金は入ってきそう」

●風俗は考えなかったの?
「考えたんですけど…やっぱり違うかなって。もともとタレント志望なところもあったので。飯島愛さんみたいになれたらいいなぁって」

●AVではなく一般の芸能界に進もうとは?
「そう思ってオーディション受けたんです。だけど得技披露みたいなテストでダンスしたりしなくちゃいけなくて、それが面倒だなって…それで諦めちゃいました」

●人前で裸になってエッチしなくちゃいけない仕事に抵抗はなかった?
「なかったですね~。自分からやることを決めて進んでいくタイプなので、AV始めた時もそういうものって思ってたから」

●誰かに相談した?
「いえ。やってるコいなかったし、全部自分で決めました」

●実際の撮影はどんな印象でした?
「思ってたものと全然違くてビックリしてました。怖いオジサンたちが陰湿に撮ってるのかと思ったら全然逆で。しかもカラミなしだったし」

●カラミなし?
「盗撮もので、普段通ってる学校の中で盗撮するっていう内容だったんです。女のコはいっぱいいるし、こっそり撮ってるだけだし、カラミないし。ホテルで見るAVって大抵エッチから始まるでしょ? だから今まで見たAVも普通にベッドの上で絡んでるものばっかりで。カラミあってのAVだと思ってたから衝撃的でした」

●AVは向いてると思う?
「そうですね。楽しいですよ。撮られるの好きだし」

●その後の初カラミの感想は?
「あ、こんなもんなんだ~って。カラミもカット割りするんですね。『それもう一回』とか言われるし、水分補給の休憩もあるし。ベッドからソファに移動する時なんかも一度(撮影が)止まりますよね」

●それって、集中力削がれない?
「ピタッと止まりますよ~(苦笑)。結構後が大変です」

●その時の男優さんとの雰囲気ってどんな感じ? ビミョーになったりしないの?
「それはあんまりないかな。男優さんが仲良くしてくれるし、中にはず~っと喋ってる人もいるし(笑)」

●初めて会う男性とHするって、緊張しない?
「人によりますね。あんまり話さない人とか、年上過ぎるとちょっと緊張するかな。加藤鷹さんに会った時はさすがに緊張しましたけど」

●加藤鷹さんってOKな人とNGな人、ハッキリ分かれるみたいですね。
「私はOKでしたよ~。すっごい喋ってくれるし優しいし、お仕事しやすかったです」

●AVやって一番楽しいって思う時は?
「スチールでもムービーでも撮られて『あ、いいね、かわいいよ』って言われると嬉しい。スチールの方が好きですね」

●どうして?
「しゃべるのが得意じゃなくて。アドリブやって、って言われるのが一番キビしいんです」

●最近は台本がない撮影が多いって聞くけど?
「あらすじが書いてあって、あとはよろしくっていうの、多いです~。で、考えて台詞にすると『ごめん! それNGワード』って」

●NGワードなんかあるんだ!?
「ほのめかして言って欲しいとか。結構多いんですよ。NGワード集とか作って欲しいもん」

●女優さんも日々勉強ですね。撮影は一日どれくらいしてるの?
「私の場合だと、1日で朝から夜まで、ってことが多いですよ。でもだいたい12時間くらいじゃないのかな」

●一日でパッケージも撮るんでしょ。忙しいね。
「それでも休める時間はありますよ。むしろ雑誌の撮影の方がお休み少ないかも」

●面白かった撮影や作品はありますか?
「パツパツのジーパンを履いてリンボーダンスするんです。テニスのスコート履いてエアキックしたりとか。これはなんのために撮影してるんだろう? とかやりながら考えちゃいますよね」

「もっとキレイになりたい!」って思える仕事です。

●女優さんとして気をつけていることはありますか?
「日焼けをしないことかな。海行かないし」

●この6年で変わったと感じる部分は?
「体力的なところはやっぱり若い時の方が(笑)。あとね、恥ずかしいって思うことが少なくなったかも。恥じらいっていうのかな」

●具体的に言うと?
「面接で下着の写真を撮られるとか、恥ずかしくなくなっちゃったもん。前は『えっ!? ここでですか!?』って驚く自分がいたんだけど。『パンイチで待ってて』って言われても平気で待てちゃうもんな」

●そういうのって実生活に影響しない?
「してますよ~。エスカレーターでミニスカートを押さえなくなった(笑)。淫語っぽいのもわりと言えるようになっちゃったし。あ、でも性器を表す言葉は未だに恥ずかしいかな」

●恥じらい、あるじゃないですか(笑)。ところで、今お付き合いしている人はいるんですか?
「いますよ」

●聞いちゃって平気?
「前に婚活AVっていう作品に出てるくらいだから」

●婚活AV?
「女優さんと結婚したい一般男性を募集して、ガチで婚活するって内容なんです。そこで一応カップリングしてるし」

●じゃぁ彼氏さんってその時の相手の人なの!?
「とは違うんです(笑)。その方とはちょっとの間やりとりしてたんですけど、やっぱりちょっと合わなくて」

●女優さんが一般男性と付き合うのって難しいんじゃない?
「やっぱりAV女優だから、他の男の人に裸を見られるのがイヤなんじゃないかな」

●見られるだけじゃないですよね。
「そうですね。それもヤキモチになってますね。Hの話とか内容で、お前に聞いて『それは出来ない』って言われたことないって(笑)。経験の差がはっきり出ちゃうのも理由になるかも。今までの人ってイヤでも口に出さない人が多かったんですよね。だから途中で爆発しちゃう。彼もたまに小爆発は起こすけど…」

●それだけで済みます?
「今のところは。お付き合いする時に仕事のことは話してあるし、仕事だからしょうがないところですよね」

●ヤメてくれとか言われない?
「今すぐじゃないけどいずれは…って感じで言われます。彼も結婚のことはなんとなく考えてるみたいなので。ヤメてくれって言ってきたの、彼だけなんです。仕事のことも理解してくれるし、忍耐力あるなぁって感心します。仕事のことも自分から聞いてくるし」

●そうなの!?
「知らないのがイヤみたい。軽く凹むんだけどそれがまたいいみたい(笑)」

●前カレたちに(ヤメてくれと)言われてたら?
「ヤメてないと思います(笑)。ヤメない理由? なんだろう~? ベルテックが居心地いいってのはあるかな」

●仕事ヤメたらどうする?
「普通に働きますよ。ラブホテルの清掃員とかやってみたい」

●な、なんで…
「だって面白そうじゃないですか。一度経験してみたいし」

●ヤメて後悔しない? もう業界には戻ってこないかな?
「後悔…? どうだろう? でも彼と別れたら戻ってくるかも(笑)。仕事好きだし、もちろん稼げるし」

●何歳くらいまでにあがろうって考えてますか?
「30歳くらいまでかな? そんなにカッチリ決めてはいないけど。でも20歳の時は30歳なんてまだまだって思ってたのに、後半になるとそんなに変わらないような気がして」

●変わらないですよ。ぶっちゃけ(笑)。
「そう思うとはっきりいつまで! って考えられないんですよね。でも40、50歳になってまで続ける仕事でもないし」

●いろいろなタイプの男性や、様々な性癖を見てきたと思うのですが、それでも男性という生き物を愛したり受け止めたりできますか?
「素直に、は難しいかも。『どうせクチだけでしょ』って思っちゃうことがある。オトコの好きだよっていう素直な言葉が信じられなくなる時があるかな。カラダの関係があってからこそ、その言葉が活きてくるというか、男の人には同じ『好き』でも優先順位がある気がする」

●肉体関係があってから? それともココロがあってから?
「肉体関係が先の人が多い気がする。Hしてるのとしてないのとでは言葉の重みが違う気がする」

●ありささんはどっちから?
「正直カラダが先。ココロが先に行っちゃうと、カラダが合わなかった時にどうしようもなくなっちゃうんだよね。カラダの相性って修正出来るようで出来ない。合わないと気持ちも引いちゃうんですよ」

●AV女優な鈴木ありさでいることは楽しいですか?
「楽しいですよ。もう自分の一部ですから。誇りを持って仕事してます」

●プライド、ですね。
「そうなのかな? でも『そんな仕事』って言われるとカチンとくる」

●では最後に。AV女優のお仕事はありささんにとってなんですか?
「アクセサリーみたいなもの。ありさでいると女性としてみられたいっていう意識が常に働いてて。キレイになりたい!って思える場所です」

プロフィール
小室友里 小室友里
1975年7月28日生まれ。獅子座O型。
18歳でグラビアデビュー。AV女優として4年間活動した後、女優兼ライターに転身。現在は映画、舞台、執筆、講演会を中心に活動中。趣味は自転車に乗ること。

☆ブログ・twitter☆
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☆所属事務所☆
BELLTECH PRODUCTION
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