名前：アスカ
年令：39歳
生年月日：ヒ・ミ・ツ
星座：みずがめ座
血液型：AB型
趣味：声楽・ヨガ・ピラティス
お仕事歴：ヒ・ミ・ツ
出勤：３日／週
月収：８０万円／月
所属店舗：新橋・花夫人
電話：０１２０‐８７１‐７４８
HP：http://www.florens-hanafujin.com/
「店舗は狭いですが、新橋という土地柄集客率の高さが自慢です。稼ぎたいあなたをバックアップ出来る秘訣を当店は持っています！」
きっかけは借金返済のため。今はお金を稼ぐ快感が原動力かな？
●この業界に入ったきっかけは？
「借金抱えちゃってとにかく返さなきゃ！と思って。子供はいるし旦那はいるし、でも返すものは返さなくちゃだし。なりふり構ってられなかったから」
●借金、どれくらいあったんですか？
「３００万くらいだったかな」
●その３００万、何に使っちゃったんですか？
「服とか化粧品とか…こだわっちゃうとトコトンやっちゃうんだよね。ま、借金作っちゃったことも旦那に内緒だったけど、一年でバレずに返せたからヨシとしよう、って感じ」
●マジですか！？ すごいですね！！
「私がこの世界に入った頃ってまだまだバブリーな時代だったから、働いたらそれだけ稼げたしお客さんも相当お金持ってたしね。お店入ってから出るまで休憩出来ないなんて当たり前だったもん」
●それからずっとこのお仕事を続けてるんですね。
「途中結婚したりして辞めてた時もあったんだけど結局戻ってきちゃった。この仕事が楽しかったのもあるんだけど、お金を稼ぐ快感を覚えちゃったのは正直あるなぁ。だってさ、普通のOLさんが１ヶ月かけて稼ぐお金を１週間とかで稼いじゃうんだから」
●理由は理由なので切羽詰まっていたと思いますが、このお仕事始めようって思った時、風俗の世界は怖くなかったですか？
「正直怖い人がいるんじゃないかと思ったんだけど、意外とそうでもなかったよ。みんな面白い人ばっかりだしね。風俗って人生の裏側を見てきた人が集まってくるから。あはは、私もその一人かぁ」
●この業界でそれなりにキャリアがあるわけですけど、変わったなぁと思うことって何ですか？
「自分の年齢が上がったせいもあるかもしれないんだけど、女のコの年齢層が低くなったし、かわいいコが本当に多い。正直羨ましいって思うくらいみんなかわいいよねぇ。なんでこの世界入ってくるんだろ（笑）？ 自分も負けないように頑張んなきゃなぁって。自分の子供くらいの年齢のコにライバル心抱くのもおかしいかもしれないけど…」
●そんなことないですよ！ ライバルは自分磨きの種ですよ。
「子供の養育費を稼ぐためにこの仕事を選んだのもあるかなぁ。始めた時は大変だったよ～。今ほど保育園もないし、夜まで預かってくれるところがなかなかなくってさ。違う幼稚園バスなのに通い先の保育園まで送ってもらったり。その分休みの日はいつも一緒にいるようにしたけどね」
●旦那さんは？
「いるよ？ けど仕事がなかなか上手くいかなくてね。それを補填するための仕事でもあるな。なんかさ、男ってさ見栄っ張りじゃない？」
●そうですね。そう思います。
「うちさ、くっつりたり別れたりしてるのね。離婚しても家を出て行かなくて、出てってもすぐに戻ってきて当たり前のようにご飯食べてるの。それって多分ね、旦那の見栄なんじゃないかって」
●見栄で家を出ない？ 見栄があったら担架切って出て行くんじゃないんですか？
「離婚したら男だって女だってバツ悪いでしょ？ 旦那長男なんだけど、次男の方が頭もいいししっかりしててさ。親も次男の方をかわいがるわけ。（旦那の）地元も田舎だから結婚だの離婚だのって、そういう噂はあっという間に広まるんだよね。自分の見解でしかないけど長男としてのプライドと見栄で復縁したのかもしれないなぁ」
●アスカさんはそれでよかったんですか？
「ん～、嫌いじゃないしね。復縁した頃はもうこの仕事してたけど一切反対されなかったし、稼げる分自分がやりたいことやれるから。うちの旦那ヘンなとこドライなんだよね～」
●話をまとめちゃうと、生活費はアスカさんが稼ぎ出してるように思えちゃうんですけど…
「間違ってはないけど別に私はそれでいいと思ってる。旦那の前に付き合った人がバンドマンでこの人もお金ない人だったんだよね。いつもご飯代出してたし。会社立ち上げるから１００万貸してって言われて断ったら、そこからちょっとおかしくなって別れちゃったけどね。基本そういうのは苦じゃないの」
●お互いやりたいことやって、稼げる方が稼げばいいって感じに思っていいですか？
「そうだね。そういう繋がりの夫婦があってもいいと思うし。自分のために使ってることもかなり多いから借金なんて作っちゃうんだよね（苦笑）」
●一番大きかった使い道は何ですか？
「実家をリフォームしたことかな。予算オーバーしちゃって１２００万くらいかかっちゃった。貯めてた時は１０００万くらい貯金あったけどなぁ。今は全然（苦笑）。でもこの世界入ったら稼がなきゃ意味ないし」
この仕事してよかったことは、いろんな人を見られたこと。
●ご自身のためには何にお金をかけてます？
「エステが一番だな。フェイシャルだけだけど週１で通ってるし。こればっかりはもう、年齢に逆らえないからね。そこにはお金惜しみたくないの」
●やっぱり見られることを意識して？
「ううん。自分のためだよ。だけどエステに行けなかった週はなんとなく気分が落ちるかな。パリっとしないっていうか」
●お客様に対して一番気をつけていることは？
「私がこの仕事始めた時より今の方が全然不景気だし、お客様の財布の紐が硬くなっちゃってるのも仕方がないんだと思う。けど、お客様の求めることは当時より高度になってて。それだけ情報が先走ってる気もするんだけど。そのバランスが取れる中で最大限お客様の要望に答えてあげること、かなぁ…。新橋ってサラリーマンがほとんどで、みんな結構疲れてるんだよね」
●居酒屋街の中に店舗があるじゃないですか。酔っぱらったお客様も来ることあるんじゃないですか？
「泥酔して訳分かんないこというようなら、ビシっと言ってやります。じゃないとわかってもらえないし、それが自分で自分を守るってことだと思う」
●このお仕事してよかったと思えることは何ですか？
「いろんな人を見られたことかな。私が思うに男ってね、見た目と内面ってまったく逆。怖そうって思う人が案外優しかったり、モテてるんだろうなって人がとんでもなかったり」
●男の十人十色を知っていそうですね（笑）。
「そう思うよ（笑）。でもさ、男だったら見栄を張って欲しいよね。お金がないならないなりに見栄はって欲しいじゃん。正直お金ないって話はお客様でもちょっとガッカリしちゃう。写真指名の１０００円をケチるな！ って思っちゃう（笑）。風俗だろうが男の度量は見えるもんだよ」
●この先、恋愛することがあったとして。これまで数々の男性を見てきた経験は相手選びに影響しますか？
「もうこの歳だからね（苦笑）。次に恋愛することがあったら自分より稼いでくれる人がいいな（笑）。けど実は恋愛することもめんどくさくなっちゃってるのかも。だって一人でも十分稼いでいけるし子供だって育てていけるし、って思うとね。それにさ～。この先って間違いなく『老後』とか『介護』とかついて回るわけじゃん？ ちょっとなぁ～（苦笑）」
●この仕事を上がるご予定はあったりします？
「全然ないよ。まだ稼がなきゃいけないしね。それに自分のやりたいこと出来なくなっちゃうし。ヨガとか声楽やってるの。楽しいよ～？ 前はバレエとかバンドもやってたし。とにかく趣味をたくさん持って好きなことに熱中したい。だから仕事も子育ても頑張れるんだと思う。…だから男がめんどくさいのかな（笑）？」